仁川学院中学・
高等学校

ニュース 記事一覧

2021.03.10 ニュース
【中1】ビブリオバトル~知的書評合戦~

中学1年生の国語科の授業時間で、「ビブリオバトル~知的書評合戦~」を実施しました。小学生からおとなまで、誰でも参加できる、本の紹介コミュニケーションゲームです。

 

ビブリオバトルの公式ルールは4つ。

1.発表参加者が読んで面白いと思った本を持って集まる。

2.順番に一人5分間で本を紹介する。

3.それぞれの発表の後に参加者全員でその発表に関するディスカッションを2~3分行う。

4.全ての発表が終了した後に「どの本が一番読みたくなったか?」を基準とした投票を参加者全員一票で行い、最多票を集めたものを「チャンプ本」とする。

 

仁川学院中学校では、毎日10分間「朝の読書の時間」で好きな本を読んでいます。また、国語・日本語の授業で「コミュニケーションスキル」の実践に取り組んでいるます。ビブリオバトルでは、その両方を融合させて実践できます。

5分という時間を気にしながら、オススメ本を手に取り、身ぶり手ぶりで紹介。本の内容を一部読んで紹介することも……。

 

ディスカッションの時間では、質問や感想、プレゼンテーションの補足など、さまざまな言葉が飛び交います。みんな自然と笑顔に。

「せーの!」のかけ声に合わせて、一番読みたくなった本を指さします。チャンプ本が決定!

しかし、これは5人グループでの予選です。

決勝は、学年全員に向けてのプレゼンテーション。心の準備をする間もなく、決勝の舞台に立つことになり、緊張している様子が伝わりました。しかし徐々に慣れてきたようで、聞き手に質問を投げかける発表者もいました。

決勝はiPadを使って投票。結果が即座に集計され、優勝者が決まりました。最後は、今日の活動について、参加する姿勢や気づいたことなどの振り返りをClassiに入力しました。

「他の人の発表を聞いて、読みたくなった」という振り返りがたくさんあり、ビブリオバトルの大きな目標が達成されたようです。

1年間の毎日の取り組みを、一つの成果として体現することができました。

2021.02.26 ニュース
仁川の森 3学期最終日

今日はあいにくの雨模様でした。でも、このところの寒さは、少し緩まった気がします。

本日の仁川の森は、「肥料レシピ~発芽状態を確認しよう~」と「キャラクターデザインの選抜投票」を行いました。

先週、ペットボトルプランターに種まきをした小松菜。そして自分たちで作った、卵の殻を作った肥料がうまく発芽に作用したのか興味は深まりましたが、また種まきから1週間しかっていない上、低温も続いたことで、発芽が見られたのは、ごく限られた班だけでした。肥料の配合具合の影響など、また後日検証してみたいところです。

一方、栽培とは別に、各班で取り組んだ仁川の森のキャラクター作成も今日が最終日。班ごとで作り上げたキャラクターはどれも個性的で、上手に仁川の森の要素が取り入れられていました。動物をモチーフにしたキャラクターが多かったですが、仁川の森で過去に育てたことのある野菜をモチーフにしている班も複数ありました。

24班すべてのキャラクター紹介動画を見て、各自3つのキャラクターを選び、タブレットを使って投票を行いました。最終的にどこの班のものが選ばれるか今から楽しみです。

また、個人部門の枠でエントリーしている人が教員を含めて5名いました。こちらのキャラクターも今後仁川の森を盛り上げてくれることでしょう。

本日の投票結果は後日発表になります。もうしばらくお待ちください。

 

  

 

 

 

 

 

2020.09.28 ニュース
【中学】コミュニケーション学の様子(授業体験会のお誘い)

仁川学院中学校では、国語科の授業の中で「コミュニケーション学」を導入しています。

ふだんはアカデミアコース・カルティベーションコースにわかれて授業をしていますが、コミュニケーション学ではコースを混合しグループ活動を行います。

今回は、中学1年生での授業風景をご紹介します。

まずは、与えられた課題に対し、個人で考えます。

次に、グループで話し合い、結論を出します。

ただし、話し合いにはルールがあります。

 1.じゃんけんはダメ!

 2.多数決もダメ!

 3.詳しい人がひとりで仕切るのもダメ!

 4.黙っている人をひとりでも放置するのもダメ!

 5.必ず全員納得して決める!

グループ内でしっかり話し合いながら決めること。それがコミュニケーションです。

制限時間を頭に入れながら話し合い中……。

「なんとなく」ではなく「~だから」という根拠がないと、5人が納得することはできません。

しかし、時間が進につれ、少しずつ発言の数が増え、ゴールが見えてくると、表情や動作が変わっていきます。

正解を見ながら、採点。最後は、振り返りをタブレットに記録して提出します。

 

【生徒の振り返りより】

・もちろん同じ意見もありましたが、自分では思いつかない、まったく違う意見も多く、グループで話し合ったら自分の考え方も変わりました。自分の考えも大事ですが、それを他の人に伝えることが大切だと思いました。

・ひとりで答えを導き出すよりも、グループで「なぜその答えなのか」を考えながら話し合えば、より正解に近づくことができるということを学びました。

 

なお、10月17日実施の授業体験会でも同様の授業を実施します(小学校5・6年生対象)。グループワークは不安かもしれませんが、ふだん授業を受けている中学生がサポートしますので、心配ありません。ぜひご参加ください。

 

2020.08.25 ニュース
【中学】2学期始業式を行いました

8月25日(火)、新型コロナウイルスの影響で例年より2週間ほど短い夏休みを終えて、2学期がスタートしました。

短かった夏休みとはいえ、久々に学校で友達と会って話すということで、朝礼前の教室内は会話が絶えませんでした。クラブ活動などで真っ黒に日焼けした生徒の姿もあり、それぞれが充実した夏休みを過ごしていたということが伝わってきました。

1学期の終業式と同様に、本日の始業式もWeb会議アプリ「Zoom」を用いてリモートでの実施です。スタジオとなる宗教科室で、校長先生に続いて、教務部荻原先生、生徒部南先生がカメラの前に立ってお話する姿を、プロジェクターで各教室に映し出して行いました。

その後のHRでは、夏休みの宿題の回収や、2学期の行事の連絡、そして新しく教室の黒板の代わりに設置されたホワイトボードについての説明などが、担任の先生より話されました。

 

 

これまでの1学期は新しい日常を模索しながらの学校生活でしたので、残念ながら行事はすべて中止となってしまいました。しかしこの2学期には、運動会や学院祭、仁川の森などを、例年通りとはいきませんが新たな形で実施する予定です。

新型コロナウイルスは依然として猛威を振るっており、不便ではありますが引き続き感染症対策を徹底しながら学校生活を送らなければなりません。もう一度気を引き締めて、検温、手洗い、マスクの着用、ソーシャルディスタンスの確保など、感染予防の基本をしっかりやっていくことが大切です。

また、今年の残暑は例年よりも一段と厳しくなっています。熱中症対策にも気を遣って、しっかりと体調管理をしながら、充実した2学期にしていってほしいと思います。