仁川学院中学・
高等学校

長崎研修旅行 記事一覧

2023.11.14 長崎研修旅行
【中学】研修旅行 3日目 ヨーロッパの雰囲気を味わい、仲間と楽しむ 

研修旅行も3日目になりました。

急に冷え込んだせいか、少し体調を崩している生徒もいましたが、朝食を食べ、出発するころにはみんな元気になっていました。

今日は、2日間お世話になったあぐりの丘高原ホテルにお別れを告げ、佐世保、ハウステンボスへ向かいました。

 

日本最大級の広さを誇るテーマパークとあって、ひそかに一番楽しみにしていた生徒たちも多いようでした。ハウステンボスへ向かう車窓からは大村湾の穏やかで雄大な景色が広がりました。

クラス写真を撮影したら、ハウステンボスの世界へ!

  

一歩園内に足を踏み入れると、美しいヨーロッパのような風景が広がりました。

 

さらに、園内はクリスマス一色に装飾されていて、少し早いクリスマスに生徒たちは大喜びでした。

 

  

日本初の三階建てのカルーセルも人気でした。

 

修学旅行生も多く、待ち時間が出ているアトラクションもありましたが、一緒に待つのも楽しいものです。

 

ハウステンボスで有名なチーズケーキも購入しました。

かなり冷え込み厳しいハウステンボスでしたが、みんな楽しく過ごせました。

再びバスに乗り込んで、長崎空港へ向かいました。

長崎空港では解団式を行い、生徒代表からこの3日間を支えていただいた添乗員さん、看護師さん、カメラマンさんに御礼の気持ちを伝えました。また、校長先生からは今回の経験を生かして、来年3年生として各行事を引っ張っていってほしいというお話がありました。

 

飛行機から美しい夕焼けと夜景を満喫して、定刻より5分早く神戸空港に到着しました。

急に冷え込んで、寒さ厳しい中での研修旅行でしたが、大きく体調を崩す人もなく、ケガなく、事故なく3日間の行程をすべて終えることができました。

仁川学院中学校の研修旅行は、来年度3年生として臨む野外活動の予行練習でもあります。今回、班員一人ひとりが自分の頭で考えて行動にうつすことができていたため、すべての行程を時間通りスムーズに進めることができました。一人ひとりが考えるからこそ良いチームとなっていく姿を見せてもらった研修旅行でした。

 

2023.11.14 長崎研修旅行
【中学】令和5年研修旅行2日目 長崎の魅力を五感で味わう

11月13日(月)、研修旅行2日目。12月並みの冷え込みに加えて、あいにくの雨模様で始まりました。

午前中は遠藤周作さんの小説「沈黙」の舞台にもなった外海(そとめ)地区を訪れました。

ホテルからバスに乗って1時間弱。雨もいつの間にやら小康状態に…。

美しい海の景色に生徒たちからは歓声が上がりました。

外海に到着してからは2つに分かれて、外海民俗資料館の見学と、外海地区散策を行いました。民俗資料館では、外海の人たちの昔の生活で使われてきた道具(3学期、歴史の授業で出てくるものがいっぱいありました)を知り、260年の長きにわたり信仰を守り続けた潜伏キリシタンの貴重な遺物を見ることができました。

 

散策では、外海地区の人々の生活の救済に尽力したド・ロ神父の記念館、ド・ロ神父が地区の中心として建てた出津(しつ)教会堂をまわりました。100年以上昔に建てられた素朴で堅牢な出津教会堂では、永尾校長先生より教会の建て方やミサの昔と今の違いなど普段では聞けないようなお話をしていただきました。

再び、バスに乗り長崎市内へ。午後は班別自主研修となりました。

雨も上がり、陽射しも出て少し暖かくなった長崎市街地を班ごとに考えたルートに沿って、地図を片手に回りました。

 

眼鏡橋、出島、中華街、日本二十六聖人記念館に孔子廟などなど…

「和・華・蘭」と称される長崎、満喫しているようでした。

 

お土産もいっぱい買い込み、すべての班が大きなトラブルも無く時間通りに集合し、バスに乗り込んでホテルへ戻ってきました。

夕食後は、班別研修のふりかえりを兼ねての班対抗クイズ大会。なかなかの難問を前に、頭をひねりながら豪華賞品を目指して熱戦を繰り広げました。

 

1日中よく歩いたこともあり、生徒たちもお疲れです。

就寝時間には、みんなすやすやと眠りにつきました。

研修旅行も明日は最終日、長崎市内を出て佐世保、ハウステンボスを訪れます。

2023.11.12 長崎研修旅行
【中学】研修旅行1日目 仁川学院のルーツに触れ、平和を学ぶ

11月12日(日)、61回生の中学研修旅行の出発です。今回は、新型コロナウイルス感染症が5類になったこともあり、昨年度までより少し取り組みを変えています。

早朝、7:30に新神戸駅に集合しました61 回生、遅刻もなく順調に研修旅行をスタートしました。出発式では、お祈りと生徒代表の挨拶。校長先生から研修旅行で長崎を訪れる意味についてお話をうかがいました。

新幹線さくらでイスが回転できることに感動し(コロナ禍のため、小学校の修学旅行などではやったことがなかったのですね。)、カードゲームで仲良く交流を深め、

 

特急リレーかもめで美味しそうにお弁当を頬張り、

西九州新幹線かもめに乗り換えたら、すぐに長崎に到着です。

最初の目的地は、聖母の騎士修道院。仁川学院のルーツであるコルベ神父様が日本で活動した地を訪れました。教会では、山口雅稔神父様から、コルベ神父様の身代わりの死は、家族への愛を伝えています。自分の家族を大切にすること、家族の命を守るためにどうしたらいいかを考えることが平和の始まりです。家族のために、一番良い手段は何かを考えに考え、声を上げていくことが大事なのだと伝えていただきました。昨年度まではできなかった聖歌の奉納を今年は再開しました。61回生全員で聖歌「ガリラヤの風かおる丘で」を奉納しました。

 

修道院敷地内のルルドでは、校長先生からルルドの奇跡についてのお話を伺い、コルベ記念館では長崎で生きたコルベ神父様の足跡に触れました。

  

続いて、原爆資料館を訪れ、事前学習で学んだ原爆と戦争について肌で感じ、さらに考えを深める時間を過ごしました。

 

資料館で感じたことを胸に、平和祈念館では「追悼セレモニー」を行い、事前学習で作成した平和宣言を各班長が奉納しました。

事前学習で、平和とは何かを2年生なりに考え、平和を守るためにできることを考えました。各班の平和宣言には、ウクライナ問題、イスラエルとパレスチナの問題など、戦争を身近に感じている生徒たちの思いが、つたないながらも真摯な言葉でつづられています。

その後、バスガイドさんの案内を聞きながら、爆心地を通り平和公園へ。平和祈念像を前に全体写真を撮影しました。

これで1日目の研修は終了。「あぐりの丘 高原ホテル」へ。

入館式を行い、夕食です。

美味しい食事と大きなお風呂でゆっくりと疲れを取ったら、明日の研修に備えて22時には就寝しました。

明日は冷え込みが予想される長崎ですが、1日かけて長崎の魅力を満喫します。

2022.11.04 長崎研修旅行
【中学】研修旅行3日目 ハウステンボスで思い出作り

 昨日よりも30分早めの6:00起床。さすがに家を離れて3日目、疲労からかなかなか起きられなかった様子です。

 それでも朝食を食べると、エネルギーがわいてきました。

 退館式で生徒代表が宿舎の方にお世話になったお礼を伝えました。宿舎の方からは「また将来、この宿に泊まってください」というお言葉をいただきました。

 バスに乗って1時間あまり。長崎市から佐世保市に移動し、ハウステンボスに着きました。

 ハウステンボスは、日本最大の広さを誇るテーマパークです。とにかく広い!

 端から端まで歩き通すのはなかなか困難です。前日に配布された園内マップを見て、班ごとに行きたいところを計画的に回ります。

 風車や花畑などオランダの街を再現したのがハウステンボス。それだけではなく、近年ではバーチャルリアリティーを使って楽しむアトラクションなど、新しい技術もどんどん導入されています。

 研修旅行をしめくくる最終日。4時間半ほどの短い時間ではありましたが、記憶に残る1日となったのではないでしょうか。

 長崎空港の解団式で、校長先生から「平和のために何ができるか、これからも学んで考えていきましょう」とお話がありました。そして、3日間お世話になった添乗員さん、看護師さん、写真室の方に生徒代表が感謝の言葉を述べました。

  

 仁川学院中学校の研修旅行は、クラスを超えた班で活動をします。同じ学校にいながらもあまり話したことのない同級生と交流する良い機会でした。新しい仲間のつながりができる貴重な時間になりました。

 新型コロナウイルスの第8波が懸念される中、大きく体調を崩す生徒がなく活動できたことが一番です。来週からの事後学習では、今回の学びをまとめます。

2022.11.03 長崎研修旅行
【中学】長崎研修旅行2日目 長崎を観る・学ぶ・味わう

 昨夜は22時に就寝、今朝は6時30分起床。規則正しい生活を送ることで、研修旅行中の健康が保たれます。先生方が起こさなくてもほとんど全員が6時30分までに目を覚ましていました。

 仁川学院の朝は、いつでもお祈りからスタートです。

 2日目は長崎市内フィールドワークで、約8時間、街歩きをします。朝食でエネルギーを蓄えます。

 事前学習で考えた行程表を手に、長崎市内へ出発!

 大浦天主堂は、潜伏キリシタン発見の地。

 二十六聖人は、長崎市の西坂で殉教しました。

 江戸時代の鎖国政策の中、唯一西欧とのつながりがあった出島。

 妻を亡くし、自らも被爆して原爆症で苦しめられながらも、放射線科の医師として被爆者の診察を続けた永井隆博士。その永井博士が、死を迎える日まで過ごした如己堂。その隣には記念館があります。

 長崎は「観る」「学ぶ」のほかに「味わう」こともたくさんできます。

 新地中華街でちゃんぽんや角煮まんじゅう、皿うどんなどに舌鼓。

 西九州新幹線の開業で、新しいお店がたくさんオープンした長崎駅。

 道中ではお土産選びにも余念がありません。

 「味わう」のは食べ物だけではありません。市民の生活の足となっている路面電車、坂と階段だらけの道、異国情緒あふれる町並み。

 ふだんの生活圏とは異なるものを、五感を使って「味わう」のが旅の醍醐味です。

 宿舎に帰って、夕食。歩き回ってお腹が空きました。

 入浴を挟んで、クイズ大会。これは、長崎市内フィールドワークで学んだことの復習問題です。

 班行動中、しおりに記録していたメモや各施設でもらったパンフレットを参考に班で答えを考えます。司会と出題も生徒です。

 成績上位3チームには賞品が授与されました。

 かつて日本に、信仰の自由が奪われた時代があったこと、そして原爆で罪のない多くの人が犠牲になったこと。自由と平和が保障される世の中がいかに大切であるか、この研修旅行を契機に考えてほしいと願っています。

2022.11.02 長崎研修旅行
【中学】長崎研修旅行1日目 キリスト教布教と原爆の歴史

 週間天気予報では季節外れの台風の影響が心配されましたが、状況が好転して旅行期間中の全日程を太陽の恵みの下で過ごせそうです。

 新幹線の新神戸駅に朝7:30という早い集合時刻でしたが、全員が遅れることなく集いました。順調なスタートです。

 出発式はお祈りと生徒代表の挨拶から始まりました。また、研修旅行で学ぶ目的を校長先生から伺いました。

 長崎までは、新幹線のぞみ、特急リレーかもめ、そして開業したばかりの西九州新幹線かもめと3本の電車を乗り継ぎます。

 特急の車内で昼食。お腹が満たされて活力がわいてきました。

 いよいよ長崎駅に到着。

 ここからは貸切バスに乗って聖母の騎士修道院へ。仁川学院の礎となった地で、神父様からお話を伺いました。

「長崎は原爆が落とされた最後の地にしないといけない」――つまり、これ以上、原爆を使わせないように、世界の平和を祈り、対話で解決していくというお話でした。

 その後、原爆資料館、そして爆心地、平和記念公園を見学しました。

 原爆で命を落とした人へ思いをめぐらし、追悼しました。

 今回の宿舎は長崎駅からすぐのところにある、長崎ホテル異邦館です。

 バスガイドさんによると、長崎の食事は「わからん」。わ(和食)・か(中華)・らん(オランダ)というシャレです。こちらの宿舎の食事も「わからん」、そしてボリューム満点! みんな満腹です。

 最後は全員でお祈りを唱え。終わりました。

 1日目の活動はここまで。明日は、長崎市内のフィールドワーク。5~6人の班で、長崎をたっぷり味わいます。

2021.11.05 長崎研修旅行
【中学】長崎研修旅行(最終日)

11月5日(金)長崎研修旅行の最終日です。

最終日は、ハウステンボスの自由散策です。班の中で行きたいアトラクションやお土産屋さん、飲食店を相談して決めて、約5時間の思い出づくりです。

クラスごとに記念写真を撮り、班ごとに園内へ入っていきました。

  

ハウステンボスはオランダ語で「森の家」という意味があるように、日本最大のテーマパークの園内には緑の木々やきれいに手入れされた様々なお花が植えられています。また、ヨーロッパの街並みを再現した建物のほか、風車や運河なども雰囲気を盛り上げてくれます。

 

 

 

これまで、合同のホームルームやダンス研修、運動会、園芸プロジェクトなどで、他クラス・異学年と班を作って活動してきました。この研修旅行も同様にクラスの枠を超えて作った、男女混合5〜6名の班。このメンバーで、夏休み明けから事前学習を開始。                                                             

自分の気の合う仲間だけでなく、いろんな価値観を持っている人と過ごし、コミュニケーション力と協働力を磨くこと。これからの人生の様々な場面で必要な力となります。

ここまで、意見が合わなかったり、思いどうりに進まずもどかしい思いをしたりと、すべてが順風満帆だったわけではありません。しかし、時間が経つにつれ、お互いに理解し合えるようになり、少しずつ協働することがうまくなっていきました。

 

 

園内で見かけた仁川学院中学生は、笑顔いっぱい。この経験と思い出は、みんなの成長の1ページとして、これからの人生の財産となるでしょう。

 

ハウステンボスから長崎空港までバスで移動。長崎空港で解団式を行い、3日間お世話になった添乗員さん、看護師さん、カメラマンさんにご挨拶をしました。

 

 

その後、空路で神戸空港へ向かい、18:40ごろ解散しました。大きなけが人や病人が出ることなく、3日間を無事元気に過ごせました。

2021.11.04 長崎研修旅行
【中学】長崎研修旅行2日目

11月4日(木)、研修旅行2日目は班別自主研修を行いました。

班別自主研修では、あらかじめ指定したチェックポイントを経由しつつ、思い思いに長崎市内をめぐりました。

長崎の移動といえば路面電車。地図と1日乗車券を片手に、ホテルを出発していきました。

観光名所として有名でも、ここは長崎という不慣れな土地。事前に調べたメモや地図をたよりに、班員で相談して向かいます。

 

長崎には見るべき名所がたくさんありますが、今回チェックポイントとなったのは、世界遺産にも登録された「大浦天主堂」「グラバー園」のほか、「出島」「浦上天主堂」「永井隆記念館」「日本二十六聖人記念館」の6か所です。

 

 

 

このほか、自分たちの班で意見を出し合い、「眼鏡橋」や「稲佐山」など希望する観光名所も訪れました。

 

お昼ご飯も事前に下調べしたお店に入り、長崎名物のちゃんぽんや皿うどん、トルコライスなどに舌鼓をうちました。また、露店で「角煮まん」や「ちりんちりんアイス」などを購入して、感染対策に気を付けながら食べている班もありました。

 

事前に班で行程を決めていても、いざ現地では迷ってしまったり、計画通りにすすまないこともありましたが、無事に自主研修を終えることができました。

 

ホテルに戻り、夕食の後、この日一日の振り返りを行いました。クイズ形式での振り返りもあり、楽しみながら本日の研修を振り返りました。

学校に帰ってからの事後学習では、本日実際に長崎の街を回ってみて感じたことのほかに、ガイドブックやネットの画面からは伝わってこないことを動画にまとめます。まとめた「長崎紹介動画」は、来年の2年生が長崎研修旅行に出発する前に上映される予定です。

         

 明日は最終日。ハウステンボスを訪ねます。

 

 

 

 

2021.11.03 長崎研修旅行
【中学】長崎研修旅行1日目

11月3日(祝)、2年ぶりとなる仁川学院中学校の研修旅行の出発です。

昨年度は新型コロナウイルスの影響により、中止となってしまいました。

今年度も感染状況によっては中止も検討されましたが、緊急事態宣言も解除されてなんとか無事に出発の日を迎えることができました。

本来の研修旅行は2年生での実施ですが、今回は昨年度行けなかった3年生と合同での実施です。

この日のために9月から事前学習を積み重ねてきました。

大きな目的である「コルベ神父の生き方と日本におけるキリスト教の歴史を学ぶ」、「平和への思いを被爆地で再考する」、「長崎の街並みに残る異国情緒あふれる風景に触れる」そして「仲間との絆を深める」を忘れず、何より3日間健康に注意して過ごしていきたいと思います。

 

午前7時40分、1人も遅れることなく新神戸駅に集合し、出発式からスタート。

生徒の司会・進行で、お祈り、校長先生のお話、そして班長を務める生徒代表の挨拶と続き、いよいよ新幹線さくら号に乗車。

ここまでは例年の流れと同じですが、例年と違うのは感染対策を行っている点です。常時マスクをして、新幹線の車内では座席を回転させずに全員が同一方向を向き、できるだけしゃべらず静かな空間を保って過ごしました。

博多駅からは在来線特急かもめ号に乗り換えです。

車窓に目を向けると、吉野ヶ里公園や佐賀平野、有明海の干潟など九州ならではの景色が次々と流れ、旅の気分を味わいながらお弁当を食べました。

長崎駅に到着後はバスに乗車し、最初の訪問地「聖母の騎士修道院」を訪ねました。

ここは仁川学院の建学に携わったマキシミリアノ・マリア・コルベ神父様が設立した修道院です。聖堂に入り、心を静め、山口雅稔神父様からコルベ神父の足跡をお話していただき、「自分たちでもできること」を考える時間を持ちました。

また、毎年8月9日に行われる平和祈念式典で読まれる「長崎平和宣言」で、今年は聖母の騎士にいらっしゃった小崎登明修道士様が取り上げられました。

原爆で家族を亡くし、自身も被爆し、家を失った体験を語っていらっしゃいました。

残念ながら小崎修道士様は今年お亡くなりになりましたが、仁川学院中学校の先輩たちも数年前に修学旅行で訪問させていただいたときにはお話を伺わせていただいていました。

続いて訪ねたのは「原爆資料館」です。

第2次大戦から76年がたった今、平和が当たり前になり、不自由なく生きていけるのも、歴史を教訓にしてきたからです。

戦争を生き抜いた方々も高齢となっています。語り継ぐ責任は戦争を知らない世代に託されていきます。ここには誰にも消すことのできない歴史の真実が残されています。

そのことをしっかりと学び取ろうとする生徒たちの真剣な表情が印象的でした。

「長崎が最後の被爆地」として歴史に刻まれるよう、私たちが未来をつくっていかなければなりません。

 

資料館を出ると、爆心地を通り平和公園へ。

平和の象徴でもある大きな像を前に、「追悼セレモニー」を実施しました。司会の生徒の厳かな雰囲気での進行のもと、各学年の代表が事前学習で作り上げた平和へ思いを綴った「誓い」を朗読しました。

 

これで1日目の研修は終了。

3日間お世話になる「長崎I·Kホテル」に移動し入館式を行いました。ここでも、生徒の司会・進行で生徒代表の挨拶を行いました。

そして、夕食のあとは明日の研修に備えて、午後10時には就寝しました。

 

研修旅行に向けて、クラス・男女混合の班で活動しています。クラスの垣根を超えた仲間と過ごすことで、いつも一緒にいる友だちだけでなく、いろんな人と関わり協働する経験を積み、視野や価値観、そして世界を広げてほしいと願っています。

明日は長崎市内班別研修です。班のなかで事前に計画を立てていて、グラバー園や大浦天主堂、出島などを訪問します。

 

 

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