仁川学院中学・
高等学校

学校行事 記事一覧

2017.01.17 学校行事
【中学】特別講演「東日本大震災を体験して」を開催しました

1月17日(火)、6434人の犠牲者を出した阪神淡路大震災から今日で22年が経ちます。仁川学院があるこの西宮市も甚大な被害が出ました。時間と共に希薄になりがちな防災意識をきちんと持つために、6年前に起きた東日本大震災で被災され、本校でも震災後から支援を通じて交流がある、宮城県女川町立女川小学校の阿部清司校長先生を講師に迎え、防災講演会を行いました。

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女川町は太平洋に面し、漁業で栄えている街でした。しかし6年前の3月11日、太平洋を震源とする巨大地震が起こり街が一変しました。女川町でも震度6弱を観測しましたが、地震自体での被害はほとんど無かったそうですが、地震から約30分後に街を約15mの津波が襲いました。女川町は三陸地方特有のリアス式海岸で、この地形が津波を巨大化させたと言われています。また平地の少ない女川町は、浸水した平野部分に約9割もの町民が住んでおり、甚大な被害を受けました。

今回の講師で来校頂いた阿部先生は、当時女川第二小学校で教頭をされており、その当時の様子を鮮明に伝えて頂きました。震災後は、小学校が避難所となり、学校の職員や地域の方々と協力されて乗り越えてきた経験をお話しになりました。また、この経験の中で失敗したこと、日頃から備えておいた方が良いことなど、これから私たち気をつけていかなければならないことを、改めて考える良い機会となりました。

最後に、阿部先生が東日本大震災を経験して得られた最大の教訓は「命より大切なものはない」ということだとおっしゃいました。この教訓を聞き、生徒達がこれから身の回りに起こる災害でも、まずは自分の命、次に周りの人の命を守ることを優先して考え行動できるようになっていって欲しいと思います。

2017.01.10 学校行事
【高校】第3学期始業式を実施しました

1月10日(火)、体育館にて第3学期の始業式を実施しました。生徒たちは、充実した年末年始を過ごしたのか、どことなくスッキリとした表情で久しぶりの友達との再会を喜んでいました。

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式は、まず始めに校長から「この3学期は、自分の成長のためには、何か困難にぶつかったときに、真面に向かい合い、自分で解決する力を今のうちに養っておくこと。自ら努力する姿勢が大事なのです。」と、話がありました。続いて、冬休み中のクラブ活動での優秀な成績を残した生徒の表彰へと続きました。

 

また、本日よりオーストラリアのPadua Collegeから迎えた2名の短期留学生の紹介が行われました。オーストラリアの高校を卒業して、大学へ入学するまでの間に、日本で様々なことを学びたいということで、仁川学院で5週間生活を共にします。現地の高校で日本語を学んでいたということもあり、壇上での挨拶は日本語と英語を使って留学への意気込みを話してくれました。本校の生徒にもこの機会を使って、積極的に国際交流にチャレンジしてみて欲しいと思います。

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さらに、日本からもこの1月下旬にオーストラリアへ1年間留学する生徒が3名います。壇上に上がり、迫ってきている留学への決意表明を述べてくれました。それぞれに目標を持って、成長して帰ってきてくれることが、今からとても楽しみです。

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最後に、生徒部長の中尾先生から、「クラスの中で勝手な事をする人が一人でもいたら、クラスは成り立たない。一人ひとりが自分のやるべき事をしっかりと行い、互いに温かい気持ちで協力し合うことで良いクラスが出来る。特に1、2年生は、3学期が終わった後に、良いクラスだったな、と思えるように、このことを心に留めて行動して欲しい。3年生は勝負の時。3年間の集大成が素晴らしいものになるように目の前のことに誠実に向き合っていきましょう。」と、3学期のクラス作りへのアドバイスとメッセージがありました。

 

1年生は、2月に合唱コンクールが控えています。クラスの絆が一段と深まる良い行事になるように、日ごろから様々なことに真摯に取り組んでいきましょう。2年生は最高学年への準備に入りました。自分の夢に一歩ずつ、着実に歩んで行って欲しいと思います。3年生は、自分の進路実現に向けて大勝負の時期。後悔のないように一日一日を大切に過ごして下さい。

2016.12.22 学校行事
【中学】合唱コンクールを実施しました

12月20日(火)、第10回合唱コンクールをコルベ講堂にて実施しました。各クラス毎に課題曲「翼をください」と、自由曲の2曲を披露し、その中で「表現」「技能」「ハーモニー」「印象」「姿勢・態度」の5つの観点で審査されて順位を決め、上位3クラスは表彰されます。そのほかに、最も優秀だった伴奏者、指揮者もそれぞれ選ばれ、表彰されます。

約半年前の合唱コンクールの説明会から、音楽の授業やHRの時間、朝礼の前や昼休み・終礼後などにも練習をして、今日を迎えました。

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各クラスとも練習の成果を発揮し、例年にないレベルの高い合唱コンクールでした。審査の結果を待つ間、サプライズで職員による「少年時代」の合唱も行い、大きな拍手を頂きました。

審査の結果、次のようになりました。

金賞      3年3組

銀賞      2年3組

銅賞      3年2組

審査員特別賞  1年1組

表彰式の後は、金賞となった3年3組にアンコールとして、とてもまとまりのある素晴らしい合唱をもう一度披露してもらいました。そして最優秀指揮者賞と最優秀伴奏者賞を受賞した2人がステージに上がり、全校生徒で課題曲「翼をください」を合唱して、この合唱コンクールを締めくくりました。

この合唱でクラスが一丸となる素晴らしさを感じたことと思います。この経験を糧に、さらにまとまりのあるクラスにしていって欲しいと思います。

 

 

 

2016.12.21 学校行事
【高1】奈良東大寺研修を実施しました

12月20日(火)、高校1年生を対象に奈良県にある東大寺へ行き、校外学習を実施しました。当日の天気は曇り時々雨。気温は予想していたよりも温かく、比較的過ごしやすい一日となりました。全員、9時45分に東大寺総合文化センター内にある金鐘ホールに現地集合し研修はスタートしました。

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まず初めに、学年主任より東大寺でのマナー、簡単な動きについて説明がありました。続いて生徒代表による決意表明が行われ、焼失を経て現在に至るまでの東大寺の歴史について生徒発表がありました。

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その後は、東大寺庶務執事森本公穣先生より「東大寺はもともと、信仰を持つことによってあらゆる世の中の困難、災難、飢饉や災害などを静めようとする考えからつくられました。実は、辿っていけば私たちの祖先は皆、繋がっています。そう考えると、自分のことだけでなく周りの人々の幸せや平和を願うことが出来るのではないでしょうか。さらには、動物や植物、生きている全ての存在が幸せで豊かな人生を送ることが出来る、そのような世界平和を私たちは望んでいます。」とお話いただきました。私たちが生きていく上でとても大切なことを改めて考えさせていただける内容でした。森本先生、ありがとうございました。

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全体での研修が終わった後は、各クラス毎の行程に移りました。東大寺ミュージアム、大仏殿、二月堂の見学と、生徒たちは、これまで自分たちで調べてきたものを目の前にして感じるスケール感や本物の迫力、身近ではあるけれど深く知らなかった日本の歴史を肌で学び、またひとつ成長したのではないでしょうか。

最後はまた金鐘ホールに集合し、生徒代表の感想発表、校長からのメッセージがあり、最後に森本先生からお言葉をいただいて、解散となりました。

3学期には、各クラスの代表グループが、これまで調べた内容をコルベ講堂で発表することになっています。奈良研修の素晴らしい締めくくりとなることでしょう。

2016.12.19 学校行事
【中学】クリスマスウィーク4日目

クリスマスウィーク4日目の今日は、先週のクリスマスウィークの中で行ったそれぞれの活動について、中学生と高校1年生の各グループの代表者が報告しました。介護施設でのボランティアやマフラーを届けた生徒からは「こちらも嬉しい気持ちになった」という感想が聞かれました。

本年度のクリスマスウィークのテーマは「主よ、わたしをお使いください」です。今日の発表で生徒達がこのテーマをよく理解し、自分の為ではなく自分の身の回りにいる人の事を思いながら、それぞれのグループで活動してきたことが伝わってきました。

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活動報告の後はクリスマスミサでした。

クリスマス(Christmas)という言葉の語源は、Christ(キリスト)のmass(ミサ・礼拝)です。

救い主であるキリストの降誕を皆でお祝いしました。ミサの中で、各クラスで集めた献金をクラス代表者が納めていきました。(献金されたお金は、公的機関を通して募金します)

また、本日より中学生と高校1年生が制作したガラス絵の展示を行いました。ガラス絵は毎年クリスマスに行っている仁川学院の伝統行事で、今年も各クラスの力作が並びました。

透明のプラスチック板にアクリル絵の具で描いたガラス絵は、仁川学院の近隣の方々にもクリスマスの喜びを感じていただくために校舎沿いのフェンスに飾っています。

2学期の後半から制作を開始し、作品によって様々な表情を見せてくれるガラス絵。是非一度見に来ていただけたらと思います。

明日は、合唱コンクールです。この半年間の練習の成果を存分に発揮して欲しいと思います。