仁川学院中学・
高等学校

学校行事 記事一覧

2017.03.15 学校行事
【中学】第53回卒業式を行いました

3月15日(水)、中学校の第53回卒業式がコルベ講堂にて行われました。

吹奏楽部による演奏に伴い、在校生と保護者の盛大な拍手の中、73名の卒業生が担任の先生の先導で入場してきました。

DSC_0168 blog001

ベネディクション、国歌斉唱、学院歌斉唱に続いて、卒業証書授与が行われました。

担任の先生が一人ひとりの名前を気持ちを込めながら読み上げると、生徒からはその気持ちに応えるような返事が返ってきました。

DSC_0227 blog006

校長先生からは、「自分の思いをしっかりと伝えられ、相手の気持ちも理解できるような人になっていってください」というお言葉を頂きました。

また、卒業生代表による答辞では、3年間共に過ごしてきた友人、先生、そして両親への感謝の言葉が述べられました。

DSC_0343 DSC_0375

式の終盤には毎年恒例となっている、卒業式歌を合唱しました。この曲は卒業生が言葉・思いを集めて、作詞作曲したものです。今年は「いつか空の下で」という曲で、中学校3年間の思い出を忘れず、これからも中学校で培ったものを大切にしながら、それぞれの道でも頑張ってほしい、そしてまたここで巡り会いたいという願いが込められています。

式終了後は中庭にて、卒業生、教職員、保護者の皆様で記念撮影をしました。また、クラブの先輩や友達と色紙を渡したり写真を撮ったり胴上げをしたりと、思い思いの時間を過ごしました。

DSC_0503 DSC_0599

教室に戻り最後のホームルームでは、担任の先生よりお祝いの言葉と共に卒業証書が手渡されました。また、各担任が用意したサプライズの演出もあり、生徒達は感激していました。

義務教育を終え、高校生活という新たな道へ向かう皆さんへ…一人一人の長所をさらに伸ばし、それぞれの個性を存分に生かし、自分にしか歩めない、素晴らしい道を切り開いて行って欲しいと願っています。

卒業生の皆さん、保護者の皆様、本日はご卒業おめでとうございます。

DSC_0454

2017.03.09 学校行事
「卒業生による受験体験講話」を実施しました

3月6日(木)午後、高校2年生の進学・特進Ⅰコース全員と1年生の希望者を対象に「卒業生による受験体験講話」を実施しました。

受験まであと一年を切っているとはいえ、まだまだ十分に実感を持てていない生徒たち。そのような後輩たちのため、先日卒業したばかりの先輩が来校し、受験校・受験方式の決め方から具体的な各科目の勉強法、模試の活用の仕方、つらいときをどのように乗り越えたか等、様々な受験方式で大学合格を勝ち取った先輩が自身の体験談を話してくれました。

「志望校は大学名でなく、本当に自分が学びたいと思える大学・学部で選ぶべき。そのためにもオープンキャンパスは積極的に行って、各大学の先生からどのようなことを学べるのか直接話を聞いてほしい」「単語テスト等の小テストで満点を取り続けることが自信に繋がっていく。小さな取り組みを疎かにしないように」「通学の時間は一人で黙々と単語帳を確認するが、下校時は友達と問題を出し合う等、楽しみながら勉強していた」「積極的に学内予備校に参加しておけば良かった」…等、つい先日まで懸命に勉強していた先輩たちの生の声ということもあり、話を聞く生徒たちの目は真剣そのもの。

そのような後輩たちを前に、先輩たちも今の思いを熱く語ってくれました。中には勉強計画・記録を書き込んでいた手帳や使用していた教材を持参してくれた卒業生も。使い込まれたそれらを目にし、生徒たちも大いに刺激を受けたようです。

講話終了後には、まだまだ先輩から話を聞きたい、と個別に相談に来る生徒の姿も。「同じ分野を目指している先輩から具体的な話を聞けて良かった」「学年末考査が終わったからと気を緩めることはせず、まずはこの春休みに復習をしっかりしたい」といった声が聞かれました。
今回の講話が、各々の夢や目標に向かう活力となってくれることを願っています。

 

IMG_5920         IMG_5899

2017.02.28 学校行事
【高校】第53回 卒業式を行いました

2月28日(火)、コルベ講堂にて第53回高等学校卒業式を行いました。天候にも恵まれ、卒業式に相応しい気持ちの良い一日となりました。

IMG_5878 IMG_5892

9時半からの卒業生入場では、少し緊張した表情だった3年生たち。入場後は、感謝のミサに与りました。仁川学院で与るミサもこれで最後。一言一言に思いを込めながら典礼文を読み上げる様子からは、少しずつ緊張がほぐれてきていることがわかりました。

IMG_5893 IMG_5898

ミサの後は、学院歌を斉唱し、卒業証書の授与へと移りました。クラスの代表が大きな声で返事をし、壇上に上がり満面の笑みで卒業証書を受け取りました。皆勤・精勤賞の授与の後には、学校長の式辞がありました。

IMG_5757 IMG_5915

IMG_5765 IMG_5923

「3年間の学んだ事、思い出を胸に刻んで大切にしてこれからの人生を歩んでいって欲しい。これからの人生、困難は必ずあるでしょう。”どうしてこんなことが起こるのか”、”何でなんだろう”、”自分はひとりぼっちだ”…、そう思うこともあるかもしれません。しかし、そういう時ほど、高校時代の仲間を思い出して欲しい。光へ向かって歩いて行ってください。」

IMG_5936 IMG_5959

IMG_5954 IMG_5950

との話で、最後には「君は一人じゃない」というタイトル通りのメッセージが込められた歌を披露しました。学校長からの「絶対にくじけないで。」というメッセージに胸が熱くなりました。

IMG_5953 IMG_5955

IMG_5806 IMG_5960

続いて、在校生からの送辞で、「これからの長い旅の中で、困難にぶつかったら仁川学院で培った大きな力で乗り越えていって下さい。」と言葉が送られました。

卒業生からは、「仲間に出会って価値観が変わりました。虚勢を張るのではなく、信頼して協力し合うことの大切さ、”心を許せる人と時間を共有する”ということの大切さを知り、一人ひとりがかけがえのない存在だからこそ互いに違った意見も言い合える。それが今は理解できます。私たちはみんな周りの人から愛されているのだということを忘れないで、これからも力強く歩んで行きます。」と、答辞が送られました。

IMG_5980 IMG_5984

式も終盤にさしかかり、最後は卒業式歌斉唱で幕を閉じました。吹奏楽部の演奏による卒業生退場の場面では、思わず感動して涙を流している生徒も多く見られました。アゴラ階段での集合写真撮影の後は、部活動などの後輩達によるお祝いの花束贈呈や記念撮影など、各々、しばらくの時間、最後の交流を楽しみました。

IMG_5857 IMG_5876

IMG_5868 道崎

その後は、各クラスの最後のホームルームへと戻っていきました。

IMG_5890 IMG_5881

最後となりましたが、ご卒業された3年生の皆さん、保護者の皆様、本日は誠におめでとうございます。卒業生たちのこれからの未来が明るいものになりますように、心よりお祈り申し上げます。

2017.02.20 学校行事
【中学】3年生 黙想会

仁川学院中学校では、毎年2月に、3年生を対象として「黙想会」を行っています。卒業を前に静かな環境の中で中学校生活を振り返りながら、「自分とはどういう人間なのか」を、講話やミサを通して見つめ直します。そして、今後の自分の進路や将来について思索を深めます。

IMG_2953 IMG_2986

2月13日は3年1組、14日は3年2組・3組が、阪急売布神社駅すぐの宝塚黙想の家に集合。いつもとは違う場所で、違う時間を過ごします。

午前中は、4回に分けて校長先生から講話がありました。

・人間は、弱く、はかなく、もろい生き物。

・「自分には無理」という先入観にとらわれ自分の可能性にふたをしてしまいがち。「できない」ではなく「やっていない」だけ。自分の意志で変えていく。

・人間は、互いに魂が響き合う存在。本当に困っている人に対して、”魂を響かせ合う存在”に自分がなれる。「自分にとってこの人が必要だと思える人を探す」よりも、「この人にとって必要な存在に自分がなる」。打算で生きるような人になってほしくない。『この世の最大の不幸は、貧しさや病ではありません。だれからも自分は必要とされていない、と感じることです』(マザーテレサ)

このように、校長先生から自身の経験に基づいたお話、偉人や聖書の言葉を引用したお話などを、たくさんいただきました。

伝えたい思いをのせて、校長先生が歌います……。

IMG_2983

お昼休みは、それぞれ思い思いに過ごします。部屋の中で話に花を咲かしたり、施設の裏山を探検したり……。

午後のスタートは、ミサに向けて、共同祈願文を各自が作成から。午前中の講話をふまえ、過去の自分を振り返り、今後の自分を考えます。ある生徒の祈願文をご紹介します。

私は、人に対して第一印象でその人の性格などを決めつけることがよくあります。マイナスのことばを言っている瞬間を切り取って、「性格が悪い」と決めつける、そしてその人が悪いことをしていると、「やっぱり悪い人だ……」と思ってしまいます。その人がいいことをしていても、「珍しいなあ」とその人への印象を変えずにその行動を見てしまいます。

今日、校長先生がおっしゃった「強い意志を持てば、“思い込み”は変えられる」ということばを胸に刻んで、”思い込み”をなくすことができますように。

ミサでは、これらの共同祈願が読みあげられました。そして、校長先生から一人ずつ頭に手をかざして祝福をいただきました。

IMG_2977 IMG_2980

最後は、今日の黙想会で気づいたこと・考えたことを作文にまとめました。

IMG_2975

中高一貫の仁川学院では、ほとんどの生徒が4月からも同じ敷地内の高校で学びます。しかし、中学生までとはまたひと味変わった姿を、高校生として見せてくれるでしょう。今日の黙想会が、そのステップアップにつながる大きなきっかけとなりますように。

IMG_2988

2017.02.04 学校行事
【中学】中学3年生 職場体験・見学会 事後学習発表会を行いました。

2月3日(金)6,7校時、中学3年生は去年の11月に行った職場体験・見学会の事後学習発表をコルベ講堂にて行いました。

1ヶ月間の事前学習を経て、8つの企業・団体に分かれて職場体験を行い、その仕事の現場で経験したこと、気付いたこと、初めて知ったことなどを各班で話し合ってまとめました。そしてそれを寸劇やクイズ、パワーポイント(プレゼンテーション用ソフト)を使って発表しました。

今年の中学3年生は、1年次よりコースを越えてグループ活動を行う機会が多く、様々な学校行事を通して発表スキルを培ってきましたが、今回が中学校生活最後の発表の場でもありました。

発表内容に関してはお互いに採点し、後日順位が発表されます。各班7分という短い時間の中で、いかに自分たちが経験したことを分かりやすく、そして面白く伝えるかが勝負の決め手となります。衣装や小道具だけでなく、パワーポイントなどは文字の配色や画像の配置、アニメーションの設定、隅々にまで工夫が施されており、大人顔負けの内容でした。

どの班も、インフルエンザなどで欠席する班員がいましたが、生徒達は役割分担などの変更を臨機応変に対応して発表準備を整えていきました。自分たちで考え、協力し、問題を解決してゆく姿からは、もうじき高校生になろうとする頼もしさが感じられました。

 

トヨタカローラ・トヨタ自動車学校・・・現場紹介、接客マナーについて

IMG_2801

 

マリアの園幼稚園・・・実習当日の流れ、幼稚園現場の再現

IMG_2814

 

瓦木消防署・・・実習当日の流れ、人命救助の実演

IMG_2838

 

宝塚ホテル・・・接客対応の再現、建物についてのクイズ

IMG_2867

 

関西アーバン銀行・・・実習当日の流れ、礼儀、作法の解説

IMG_2887

 

仁川学院小学校・・・学校現場の工夫点などを紹介

IMG_2904

 

株式会社シンプロ・・・テレビ番組風寸劇、会社紹介

IMG_2918

 

住友病院・・・仕事現場の再現、理念について

IMG_2921

 

2017.01.24 学校行事
【中学】カルタ会を実施しました

1月24日(火)7校時、カルタ会を実施しました。

もともと宮中の遊びであったカルタ遊びは、江戸時代の頃から庶民の間で家族が集まるお正月にやるようになったといわれています。本校でも、毎年1月に国語の授業の一環としてカルタ会を行っています。また、普段の授業でも百人一首について学んでいますが、このカルタ会に向けて、生徒達は冬休みに宿題として百人一首を覚えてきました。

昨年は、この百人一首の競技かるたがテーマとなった映画も流行し、例年以上に意欲的に覚えてくる生徒が目立ちました。

ルールは競技かるたで行われる源平戦ではなく、散らし取りと呼ばれるやり方で、各学年毎に7~8人のグループを作り、そのグループの中で札を取り合いました。和歌の「五・七・五・七・七」のうち、下の句「七・七」の部分のみが書かれた100枚の札を各グループの輪の中に置き、放送委員が詠む和歌が上の句から詠み始めると札を取り合います。そして、個人戦として全学年の中で一番多く取った生徒と、団体戦として個人の取った枚数の平均が一番多いクラスを競いました。

blog001 blog006

blog002 DSC_1413

百人一首の中には、上の句の1文字目が「は」で始まる和歌が4首ありますが、1文字目が「む・す・め・ふ・さ・ほ・せ」で始まる和歌は、以下のようにそれぞれ1首ずつしかないので、1文字目が詠まれると札を取りにいくことができます。

らさめの…」「みのえの…」「ぐりあひて…」

くからに…」「びしさに…」「ととぎす…」「をはやみ…」

これを「決まり字」といい、1文字目で判断できる歌を「1字決まり」といいます。他にも2文字目で判断できる札を「2字決まり」といい、「6字決まり」まであります。

ほとんどの生徒は、下の句が読まれてから札を探していましたが、中には「決まり字」を知っており、上の句が詠まれるとすぐに手が動く生徒もいました。カルタを取り合う中で、楽しみながら交流を深めていました。このカルタ会の結果は、後日の全校朝礼で表彰されます。

2017.01.19 学校行事
【中学】わくわくオーケストラ教室に行きました

1月19日(木)、兵庫県青少年芸術体験事業の一環で実施されている「わくわくオーケストラ教室」に参加しました。

場所は西宮北口の駅前にある兵庫県芸術文化センター大ホール。生の音楽にふれ、全身で「音」の響きを受けとめることで情操の育成をはかることを目的に、県内の中学生1年生が鑑賞しています。

参加にあたり、出発前にローゼンバイゲルホールで鑑賞のポイントや興味関心を高める内容の話がありました。その後、会場である兵庫県芸術文化センター大ホールへ向かいました。

IMG_2702 IMG_0062

IMG_0074 IMG_2703
ホールに着いた生徒たちは、ホール空間の巨大さに圧倒されていました。音楽専用のコンサートホールだけに、さまざまな演奏がを一番良い状態で楽しめるよう、劇場には様々な工夫がされていました。また、演奏される曲やオーケストラが使用する楽器について教わる場面もあり、オーケストラの配置など細かい所にまで注目をしながら聴くことで生徒たちが音楽に興味を持ち、音楽の知識も身に付けられるようなプログラムでした。生徒たちは身を乗り出して音楽に聴き入っていました。

生徒たちには今後も音楽に限らず様々な芸術に触れ、豊かな感性を育んでほしいと思います。