平成27年４月11日（日）、3日間に及ぶ高校１年生の新入生オリエンテーション合宿が始まりました。

オリエンテーション合宿は1日目～2日目午前を琵琶湖グランドホテルで過ごし、2日目午後～3日目を比叡山の延暦寺会館で過ごします。このオリエンテーションで生徒達は、高校生活を送るうえで軸となる様々な話を聞き、貴重な体験をすることになります。

さて、生徒達はＨＲでの朝礼後、不安と期待の入り混じった表情でバスに乗り込み、琵琶湖グランドホテルへ向かいました。

ホテル到着後、琵琶湖を背景に各クラスで写真撮影をしました。入所式では、ホテルの総支配人の方から歓迎の挨拶を、団長の田中教頭から激励のお話をいただきました。生徒代表の決意表明で、一気に全体の緊張感が高まったように感じました。

その後、全員で学院歌を斉唱し、いよいよプログラムがスタートしました。

まず最初に、生徒部長中尾先生から、学校生活を送るうえでのルールや、大切にしなければならないことについて話をしていただきました。「ストロークで人は変わる。」と題して、隣同士の友達とペアになり、互いの良いところを言葉に出して褒め合うというワークショップを行いました。生徒達は、出会って間もないクラスメイトと照れながらも笑顔で会話し、少し緊張が和らいだ様子がうかがえました。

その後は、昼食をとり、各部屋に分かれてホームルーム、教科オリエンテーションへと進みました。英数国社理の5教科、体育、美術、音楽の副教科それぞれの担当者から学習の仕方や、目標設定の方法など、中学校とは違う、高校生としての学びのポイントを聞きました。探求心や好奇心を刺激するような内容に、生徒達も自然と真剣な表情で聞き入っていました。

入浴・夕食後は、各ＨＲに分かれて自己紹介やレクリエーションをして親睦を深めました。

仁川学院にまつわる内容や、イタリア研修旅行にちなんだ伝言ゲームで、大盛り上がり。輪になって座り、互いに顔を合わせながら自己紹介し、仲を深めているクラスもありました。

中学校とは違い、これまでよりも責任が大きくなる高校生。難しい内容や厳しいこともありますが、クラスメイトとの仲を深めて、たくさんの友人を作り、理解し合うこともこのオリエンテーションの目的の一つです。このＨＲで担任と生徒達の距離が一気に縮まったように感じました。

夜の心の時間では、校長先生から歌のプレゼントがあり、その後、お祈りの所作や命の大切さについて話をしていただきました。今ここにいる自分の存在がいかに尊いかという内容で、自分の身の回りにいてくれる人たちがいかに大切な存在なのかということを考えさせられました。改めて感謝の気持が湧きあがった生徒もたくさんいたことでしょう。

慣れない環境の中で、高校生としての意識を高められた1日となりました。多くのプログラムをこなし、大変疲れたことでしょう。明日からは比叡山です。しっかりと休みをとって、備えてほしいと思います。

明日からも様々な活動を通して、心身ともに成長してくれることを期待しています。

新入生オリエンテーション3日目の朝は雨模様。さすがに疲れて、起きづらい生徒の姿が見られました。しかし、前日以上にすばやく準備ができ、朝の集いの5分前には全員そろいました。そんな頑張っている生徒たちに校長先生から歌のプレゼントがありました。その後の講話では、「挑戦することの大切さ」を伝えていただきました。

最終日はＨＲ活動が中心です。前半は、各クラスに分かれて、初めてのクラス討議。和気あいあいとした雰囲気の中で、各クラス年間目標を決めました。その後は体育館に全員集合し、それぞれ担任と生徒たちの個性を生かした方法で発表しました。

学年ＨＲでは、トラストアップと言われるゲームをグループで行いました。円陣に座り、手をつないで一緒のタイミングで立ち上がる、とても簡単そうですが、一人出遅れたり、重心がふらついて倒れたり…なかなかうまくいきません。でも、練習中に成功したグループからは歓声があがり、息を合わせて協力することの難しさと達成感を感じました。その後、『無人島で過ごすために持っていけるとしたら10個、何を持って行きたいか？』ということをグループで話し合うワークショップを行いました。自分では考えられない意見を思いつく友だちがいる、一人では考えられなくてもグループでなら思いつく…集団で過ごすことの意義を少しでも感じてくれればと思います。そして、クラスを超えたグループ活動で、また少し学年の仲が深まりました。

最後の食事は、みんなが大好きな鶏のから揚げでした。最後まで、美味しく楽しく食事をしていました。

住んでいるところも、出身小学校もバラバラの75人が、たった3日で見違える程に仲良くなっていました。時間を共に過ごして、楽しいことだけでなく、大変なことも、辛い事も一緒に乗り越えるからこそ『絆』は育っていきます。来週からは本格的に学校生活が始まります。このオリエンテーションで始まった54期生、3年間かけてもっと多くの出来事を乗り越えて、真の仲間へと成長していきましょう。

新入生オリエンテーション２日目、快晴でスタートしました。朝の集いでは、校長先生から姿勢と気持ちについて講話をいただきました。朝食の後は、教科オリエンテーション、宗教オリエンテーション、ＨＲ活動と続きます。

午後は、学年ＨＲでクラスを超えて親睦を図った後、ハイキングへと出かけました。最初は、まだまだ桜の残る道をお花見しながら楽しく歩いていましたが、途中からはちょっと…いや、かなり急な山道をクラスごとに連なり登っていきます。

どんどん山道を登っていく体力に自信のある人もいましたが、辛くなって途中で愚痴をこぼす人も。 一人なら諦めてしまいそうですが、クラスの友だちの励ましがあれば頑張れます。全員一生懸命登りきりました。頂上でのさわやかな笑顔です。

少し早く宿舎に戻ってしまったので、急遽スポーツ大会開催。あれだけ歩いても元気に走り回る中学1年生の体力は無尽蔵です。

夜は、キャンドルサービスが行われました。ろうそくの静かな明かりを見つめ、このオリエンテーションで学んだことを振り返りながら、今この場所にいることへの感謝、 これからの中学生活へ向けての決意を新たにしました。

オリエンテーションも２日目に入り、生徒たち一人ひとりの個性が出始めてきました。自分の夢をまっすぐ見つめて努力しようとしている人、自分の非を素直に認めて謝れる優しい人、明るく元気に集団の雰囲気を盛り上げる人、与えられた仕事を一生懸命取り組んでいる人、 そんな一人ひとりが協力し合えば、さらに75人の54期生が輝いていくと実感しました。

明日はいよいよ最終日。この3日間でぐっと親密になったクラスメートと年間目標を決めていきます。
大きな怪我も無く、元気に今日も過ごせたことに感謝。

平成27年４月８日（水）、体育館にて第１学期始業式を行いました。春休みを終え、久しぶりに友達と再会した生徒達。互いに楽しそうに休み中の出来事について話している様子が見られました。

旧クラスで２，３年生が整列している中、昨日入学したばかりの１年生が入場し、はじめて全校生徒がそろいました。お祈りの後、はじめに校長先生から話がありました。「お互いが思い合う先輩、後輩になってほしいと思います。二度と戻らない高校生活、学校行事にも委員会・生徒会活動にも積極的に関わっていきましょう。それぞれの可能性を伸ばす年にして下さい。」とのエールが送られました。

続いて新任の先生の紹介、学年団の発表がありました。表彰の後は、生徒部長から、支える人と支えられている人の関係について話がありました。「いつも支えられている人は、支えてくれている人の存在に気付きにくい。そこの部分に気がつくと自分中心にはならないはず。クラスの中で誰かが嫌な思いをしていたらそれを放っておかないこと。皆で支え合って良いクラスを作って欲しい。」という内容で、改めて自分自身を客観視させてくれるものでした。

最後に、２，３年生と１年生の対面式がありました。生徒会長からのようこそ仁川学院へ！のメッセージの後に新入生代表が「ご迷惑をおかけすることもあると思いますがよろしくお願いします。」との返事を返し、いよいよ新年度のスタートといった雰囲気に包まれました。

これから新しい学年、クラスの仲間と共に協力し合い、輝かしい学校生活を送れるよう願います。

４月８日、小雨降る中、毎年恒例の新入生オリエンテーションへ新入生75人全員、元気に出発しました。場所は、例年と同じく篠山市にあるアルパインローズビレッジで2泊3日、お世話になります。

出発したバスは、まず、篠山市立杭地区に立ち寄り、丹波立杭焼体験を行いました。ろくろ実演では、陶工の方の見事な指さばきに、生徒たちから歓声があがっていました。その後、友だちと談笑しながら和やかな雰囲気の中で、各自の作品に取りかかっていました。その傍らで、生徒たちより作品制作に熱中している新担任の姿も…。

花冷えの寒さの為、昼食はバスの中でとることになりましたが、昼食後、クラスごとに川沿いを散策し、まだ残っていた桜を背にクラス写真を撮りました。

宿舎に到着すると、入所式です。入所式では、3組委員長が立派に3日間を過ごす決意を発表してくれました。午後は、学校長講話、集団行動、教務部オリエンテーション、学院歌練習、生徒部オリエンテーションとスケジュール盛りだくさんで過ごしました。

忙しい時間の合間の休み時間、入浴、夕食の時間では楽しそうな笑い声もあがるなど、少しずつ仲良くなってきている様子が見られ、夕食の準備・後片付けは、進んで手伝ってくれる生徒の姿も見られました。

夕食後は、教科オリエンテーションです。1組は数学、2組は英語、3組は日本語、初めての中学での授業に意欲的に取り組んでいました。

長かった1日の終わり、全体終礼では仁川ライフに今日一日の振り返りをまとめました。『行くまでは不安もあったけれど、友だちができてとても楽しくなった。』と嬉しそうに書いている生徒もいました。

75人、全員元気に初日のプログラムを終えました。明日もスケジュール盛りだくさんの一日です。

みんなで元気に過ごせるよう、神様のお恵みがありますように。

４月６日（月）、新年度の始業式を行いました。

生徒達は職員室前に貼られた、新学年のクラス分けの用紙を確認し、教室へ向かいました。そこでは久しぶりに顔を合わせる友達と、「新しい学年でもよろしく」と挨拶したり、「新しい担任の先生、授業担当の先生は誰だろう」というような話題で盛り上がっていました。

コルベ講堂で行われた始業式では、校長先生からのお話の後、副校長、教頭、部長の先生、そして担任の先生の発表が行われました。また、今年度より新しく仁川学院で教壇に立つこととなった、８名の先生の紹介と挨拶があり、生徒達は新しい先生の話に夢中になって耳を傾けていました。

始業式に続いて、入学式が同じくコルベ講堂で行われました。

新３年生は最高学年となり、先頭に立って学校全体を引っ張って行かなくてはなりません。また、新２年生は今まで先輩達しかいませんでしたが、今日からは自分たちが先輩となります。先輩達の背中を見て、後輩達は成長していきます。新入生に誇れる姿を、見せられるように生活を送って欲しいと思います。

平成27年４月７日（火）、第54回高等学校入学式が行われました。各自クラスを確認し、ホームルーム教室に集合。緊張した様子の生徒達が初々しく感じられました。

354名の新入生達が吹奏楽部の演奏とともに堂々と入場し式が始まりました。まずはじめに、新入生はベネディクションで神の祝福に授かりました。

その後は、新入生氏名発表、学校長式辞、在校生歓迎の言葉、新入生挨拶へと続きました。田端校長からは、「高校の３年間は、あっという間に過ぎます。今、色々不安な人もいると思うけれど、あと１年、２年すると間違いなく成長しているはず。あっという間だからこそ今日、最高の高校生活を送る！と決めよう。卒業するときにやりきった、と思えるようにしよう。それは、皆次第です。クラスの仲間、先生達、周りの人を信じて最高のクラス作りをしていきましょう。保護者の皆さんも皆の未来を信じています。何回つまずいても良い、何度でもチャレンジして一つひとつ積みあげていこう。」と熱いメッセージが送られました。

在校生からは、「心のキャンバスに思いをぶつけていきましょう。仁川学院は挨拶やボランティアが盛んです。あたたかい校風の中、そばにいて支えてくれる人たちと共に、輝いていきましょう」との応援の言葉がありました。新入生挨拶では、「高校とは自ら選んで立つ場所です。従って、全ては自分の責任になるということ。学業、部活に励み、自分に磨きをかけたいと思います。」と期待に膨らんだ決意が述べられました。最後に担任と学年付きの教員の紹介があり、各教室でのホームルームに移りました。

多くの保護者の方々に見守られながら、高校生としての心構えや生活について話を聞き、身が引き締まる思いをした生徒も多くいたのではないでしょうか。式が終わる頃には写真撮影では雨も上がり、神様がお祝いをしてくださっているようでした。新入生達は、今週11日から13日まで、比叡山延暦寺にてオリエンテーションを行う予定です。仁川学院での学校生活の土台をしっかりと築いてくれることに期待しています。

４月６日（月）、中学校の入学式を行いました。

通学路にある桜の木は先週満開を迎えていましたが、週末の降雨に耐え、今日の日を待ちわびているよう、花が咲いていました。その通学路を、今日から始まる新しい学校生活に期待に胸を膨らませながら、仁川学院の新しい仲間達は登校してきました。

自分のクラスを確認した後、担任の先生を先導に吹奏楽部員の演奏の中、コルベ講堂へ入堂しました。

ベネディクションの後の氏名発表では、元気の良い大きな返事が返ってきていました。

校長先生からは、「ただ何となく３年間を過ごすのではなく、卒業式の日にこれまで過ごしてきた日々が、うれしくてうれしくてたまらないと思えるような中学校生活にしてください」という言葉が述べられました。

入学式の後はクラス毎に写真を撮ったあと、教室に移り初めてのホームルームです。中学生としての心構えや諸連絡の他に、担任の自己紹介と仁川学院で過ごす６年間での、大いなる飛躍に期待を込めて熱いメッセージが送られました。

新入生は明後日より、篠山方面へ２泊３日のオリエンテーションに出発します。学院歌やお祈りの仕方、学校生活を送るうえでの心得などを学びながら、クラス・学年の親睦を活動を通じて深めていきます。