仁川学院中学・
高等学校

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2022.07.25 学校行事
【中学】アカデミアコース学習合宿(1日目)「学びは自分を変える」

 3年ぶりに復活した中学アカデミアコース学習合宿。宿舎は、京都御所の近くにある石長松菊園です。

 3年生の学級委員長が全員を代表して宿舎の方にご挨拶。合宿への意気込みを伝えました。長町教頭補佐先生からは、3日間の合宿を始めるにあたり学ぶことの意義についてお話しがありました。

 まずは、これまでの学習がどのように定着したかを確認するためのテストからスタート。

 3教科それぞれのテスト結果から、自分の学習の到達度を理解し、この夏にどんな学習をすればいいかを考えます。

 特別講演会は、「未来を見つけよう」と題された進路講演会。学校で学ぶことが、将来にどうつながっていくのでしょうか。何かをつかもうとメモを取る生徒もいました。

 アカデミアコースの卒業生が3人やってきました。事前に在校生から集めた質問を元に、自分の体験を語りました。

 学習に必要なのは計画、そして量。同じ仁川学院のアカデミアコースで学び、大学に進学した先輩の意見は説得力があります。

 腹が減ってはなんとやら。ハードな研修プログラムを乗り切るには栄養が必要。

 

 新型コロナウイルス対策として黙食なのは寂しい限りですが、石長松菊園さんの食事のボリュームに圧倒されました。

 食事、入浴の後も研修があります。「よのなか科」の授業です。この授業の問題に正解はありません。意見を出し合いながらグループの中でコミュニケーションをとって“納得解”を導き出します。

 考えるだけで終わりではなく、根拠を挙げながら説明できるプレゼンテーション力も大切です。

 気がつけば22時を回りました。育ち盛りの中学生には夜食が配られました。

 今回の合宿は、教科の知識だけではありません。学校での学びが社会や自分の将来とどうつながっているのかを考えるのが大きなテーマです。合宿の最初に長町教頭補佐先生ががみんなに伝えたのは「学びは自分を変える」。さまざまな研修プログラムを経て、学びの意義を実感してほしいと思います。

2022.07.24 高校入試情報
【高校】第1回オープンハイスクールを行いました

7月24日に第一回オープンハイスクールを行いました。。今年度も新型コロナウイルス感染防止のため、人数を制限して生徒のみの参加となりました。

仁川学院のオープンハイスクールは、毎年生徒会や有志の生徒スタッフを中心に行っています。今年度も多くの生徒スタッフが参加し、受付や各場所での案内など、生徒が自分自身で考えて行動する様子がたくさん見られました。

 

最初はコルベ講堂にて、生徒会長からのあいさつと、吹奏楽部による歓迎演奏を行いました。

 

その後、生徒による学校紹介を行いました。

 

コルベ講堂内での説明終了後は、事前に申し込んでいた体験授業を受けたり、部活動を自由に見学するなど、仁川学院の高校生活を体験していただきました。

体験授業では5教科の授業を中心に行い、理科では実験を行うなど、楽しみながら学べる授業を行いました。

体験授業の様子

 

 

 

また、本校の高校入試の解説講座も行いました。本校の入試問題を通して、これからの受験勉強のアドバイスをお伝えしました。

 

また、本校生徒との座談会も開催しました。高校生活や部活動、受験勉強についてなど、質問や相談をする参加者がたくさんいて、熱のこもった座談会が行われました。

 

今回のオープンハイスクールで、少しでも仁川学院の雰囲気を感じていただければ幸いです。

参加された皆様、本日は暑い中ご来校いただき、ありがとうございました。

2022.07.20 ニュース
【中学】アカデミアコース 探究発表会

 中学のアカデミアコースには、高校同様に「探究」の授業があります。1学期の締めくくりとして、発表会が行われました。

  探究の活動は、思考することも大切ですが、それを他者にうまく伝える表現力も求められます。

 発表の直前に最終確認。作成したスライドを見ながら、伝わる話し方ができているかを練習しました。

 1年生と2年生は、チームを作って「水」をテーマに探究しました。2年生は昨年もほぼ同じテーマで活動しています。だからこそ、1年生に探究の方法を教えながら、昨年よりも深まった学びとなりました。

 3年生は、「アドバンスト探究」として、昨年までの経験を生かし、自由テーマで進めています。音楽、学習、幸福度、友だち、AI、コロナ後の観光など、各自の興味に基づいて幅広いジャンルに渡ります。

 2~3名のチームを作ってもよし、個人で活動してもよし。しかも、探究の期間は1年間。何度も練り直して、高次元の探究活動を目指します。

 ここまでの試行錯誤と今後の展望を中間報告の形で披露。1年生や2年生が先輩に臆することなく質問をする場面もたくさん見られました。この縦のつながりが探究の魅力です。

 1年生・2年生の探究発表は、お互いに評価をしました。その結果、上位のチームには、表彰状と副賞が授与されました。

 最優秀チームの発表は、「日本の各地方の山の天然水は、味が違うのか。また、味が違うのならなぜ違うのか」。

 探究には、教科書がありません。教員もアドバイスはすれど教えることはしません。自ら問いを見つけ、仮説を立て、実験などを重ねて検証していく……。最後に検証から結論を導き出します。学びへの興味・関心と、日ごろいろんな教科で培った知識を駆使します。

 2学期はさらにグレードアップした探究が始まります。

2022.07.20 ニュース
【中学】カルティベーションウィークを実施しました

今週は、中学校のカルティベーションコースの生徒を対象に「カルティベーションウィーク」を実施しました。

この企画は、今後変化してゆくグローバルな社会、予測不可能な社会に対応出来るように、「協働力」「思考力」を様々な体験型の授業を通して培うことを目的とした学習期間です。

今年は「自分の学びを広げよう!!」をテーマに活動しました。

まずは、各教科の特別授業です。普段のカリキュラムに沿った授業内では行えないような、体験を中心とした授業を行いました。ここでは、模型を用いたAEDの講習や、国語科と英語科がコラボレーションして百人一首を英語で発表するなど興味深い内容となりました。

続いて、普段放課後学習に来ている大学生のメンターさんより「夏休みを上手く過ごすための計画術」について講演していただきました。そこでは暗記方法やノート術などのアドバイスももらい、その後実際に自分の夏休みの学習計画を立てていきました。

最後は、1~3年の縦割りの班での活動となります。普段の生活の中での困りごとや不満を各班ごとに出し合い、それを解決するための商品を考え創り出しました。そして班ごとにプレゼンを行って、各自が魅力的だと感じた商品に投票を行い、優秀な商品を決めていきました。

 

普段とは異なる様々な発見と学びを得て、充実したカルティベーションウィークになったかと思います。期間は短かったですが、このちょっとしたことをきっかけに、新たな学びへと繋げていってほしいと思います。

 

 

2022.07.15 学校行事
【中学】第6回ダンスフェスティバルを実施しました

7月15日(金)、先月に実施した野外活動の班で活動してきた、「ダンスフェスティバル」を開催しました。

4月末の野外活動の事前学習から、約2か月半の時間をかけて練習を重ねてきました。

コロナウイルスの流行により、3年ぶりに保護者の方を招いてコルベ講堂で行いました。

 

このダンスフェスティバルに向けてのダンス練習は、まずは3年生が中心となって振り付けを覚え、それを後輩たちに伝えていきます。そして各班の人数や、身長などを考慮して並び方やフォーメーションを自分たちで考えていきました。

練習開始当初は、なかなかダンスが覚えられなかったり、意見が衝突したりすることもありましたが、班全体で苦難を乗り越えてきました。この壁を乗り越えていくことや野外活動での経験が、班が強い絆で結ばれてきました。今日のダンスフェスティバルでは、最優秀賞のF班はもちろん他の班からも、その強い結束力が伝わってきました。

  

本日開催された「ダンスフェスティバル」では、各班ともに練習の成果を存分に発揮し、見応えのあるものとなりました。

会場内は、生徒達の活気でみなぎり、ステージに立っている生徒だけでなく、客席の生徒・教員・保護者の皆様とも一体となって楽しむことができました。

この経験を今後の行事でも活かしていってほしいと思います。

2022.07.14 学校行事
【中学】鑑賞教室を実施しました

7月14日(木)、コルベ講堂で鑑賞行事を行いました。

本校では毎年様々な劇団やグループなどを招待して、本物の舞台芸術を鑑賞しています。

新型コロナウイルスの影響で3年ぶりの実施となりましたが、今年度は落語の鑑賞会を実施しました。

落語とは江戸時代に成立したと言われる「落ち」がある「はなし」の事です。江戸を中心として成立してきた江戸落語と、本日鑑賞した関西で京都・大阪を中心とする上方落語があります。

ほとんどの生徒が初めて落語を体験するということもあり、はじめに出囃子や舞台上の道具の使い方などについての解説をしていただきました。

少し身構えて座っていた生徒達でしたが、「マクラ」と呼ばれる小咄を体験して盛り上がった後、露の瑞さんによる「時うどん」、桂三四郎さんによる創作落語「かずとも」という演目を鑑賞して会場は笑いに包まれました。

 

休憩を挟んで、林家二楽さんによる「色物」という落語の合間の講談以外の芸を披露していただきました。紙とハサミだけを使って形を作る「紙切り」という芸で、生徒からのリクエストにも即興で応えていただきました。

最後に笑福亭岐代松さんの「田楽喰い(ん廻し)」という演目では、多くの生徒が食い入るような視線のなかで、落語の世界を堪能していました。最後には盛大な拍手と共に、生徒会役員が花束を贈りました。

 

 

鑑賞後には「今まで落語を聞いたことがなく、難しそうと思っていたけど、とても楽しくて落語に興味を持ちました」というような言葉が生徒から聞こえてきました。これを機に、様々な舞台芸術に興味を持って積極的に触れてほしいと思います。

2022.07.13 学校行事
【高校】鑑賞教室を実施いたしました。

7月11日(月)、西宮アミティベイコムホールにて、鑑賞教室を実施いたしました。

今回、鑑賞させていただいたのは、「山口晃司・三味線band✖️ヒューマンビートボックス・YOUBOX✖️ドラムス・須崎貴裕✖️キーボード・IKKI」の方々。三味線奏者である山口晃司さんを中心に据えたバンドで、三味線を用いた古典的な民謡はもちろんのこと、ポップスやバラードを織り混ぜた多彩な曲の数々を演奏してくださいました。このメインである三味線の演奏に彩りを添えてくださったのが、ヒューマンビートボックスのYOUBOXさん、ドラムスの須崎貴裕さん、キーボード奏者のIKKIさんたちです。三味線という伝統的な楽器にこれらの現代的な楽器が混ざると、全く新しい音楽の世界が出来上がるのだと、本当に感心した次第です。生徒たちも新しく、そして圧倒的なパフォーマンスに、あっという間に魅了されていきました。

 

 

 

 

公演の途中で、三味線とヒューマンビートボックスの体験講座も実施していただきました。どちらも生徒たちにとっては初めて触れるものだったと思いますが、大勢の前で演奏するという経験は、とても貴重なものになったのではないかと思います。

 

 

 

盛りだくさんの、あっという間に過ぎ去った90分の公演でした。

 

 

 

 

今回、このイベントを通じて、改めて音楽の楽しさ、そしてこうした鑑賞体験の大切さを身に染みて感じました。

 

 

コロナの影響により、この行事も2年間実施することができませんでした。3年ぶりに実施した今回は、高校生全員にとって初めての鑑賞教室となりました。発声は禁止、手拍子と拍手だけで参加するといった制約がありながらも、生徒たちは非日常の中で貴重な時間を存分に楽しんでいたように思います。

今回の鑑賞教室が、生徒たちにとっての大切な1ページとして心に残ってくれたらと願っています。

2022.07.12 ニュース
【中学】「人権」を学び考える

 H.R.では定期的に人権学習に取り組んでいます。

 まずは、「人権ってなに?」というそもそも論から……。

 

 全国中学生人権作文コンテスト入賞作を読んで、考えます。今回のテーマは「リスペクト アザース(他者を尊重する)」。両親が日本人ながらもアメリカのサンディエゴで生まれて、10歳半まで過ごした中学3年生の作文です。

 作文を元にした動画も参考に。

 「リスペクト アザース」は、サンディエゴの保育園や幼稚園、小学校に通っている間、先生たちから何度も聞かされた言葉。サンディエゴには、いろんな人種の人がいます。トラブルが起こったときに、必ず先生は「リスペクト アザース」と言って反省を促しました。

 しかし、作者が日本の小学校に通い始めたとき、そこには「リスペクト アザース」の世界はないと感じました。どういうところからそう感じたのでしょうか。

 そして、今後「リスペクト アザース」の世界を作りあげるために、自分ができることは何があるでしょうか。具体的に考えました。

 今回はテーマをひとつにしぼりましたが、もちろん人権学習はこれだけではありません。夏休みの課題で、人権作文を書きます。その作文には、いろんな観点からの人権について考えたことを表現していきます。

 「人権学習」と銘打って時間を割かなくても、学校生活、そして社会生活において、毎日が人権について考えていく機会の連続です。普段はあまり意識していませんが、この夏休みには、作文を通してしっかりと「人権」に向き合ってほしいと願っています。