仁川学院中学・
高等学校

2018 年 2月 記事一覧

2018.02.28 学校行事
【高校】第54回 卒業式が行われました

2月28日(水)、コルベ講堂にて、第54回卒業式が行われました。予報では雨も心配されましたが、朝から青空が広がり、温かな気持ちの良い一日となりました。

IMG_7314 IMG_7335

IMG_7339 IMG_7342

吹奏楽部の演奏とともに入場してきた卒業生たちは、少し緊張した様子でしたが、続いての感謝の祭儀(ミサ)へ移るころには凛々しい表情へと変わっていました。仁川学院での最後となるミサ。卒業生たちは典礼文の一言一言を噛みしめていました。

IMG_7362 IMG_7331

IMG_7507 IMG_7541

仁川学院歌斉唱の後は、卒業証書授与へと続きました。担任の先生から氏名が読み上げられると「ハイ」という返事の声がコルベ講堂に響き、卒業するという実感がわいてきた様子でした。

IMG_7353 IMG_7352

IMG_7539 IMG_7549

賞状授与の後は、学校長より式辞がありました。「これからの人生、つらいことや悲しいことも必ずあることでしょう。その時に希望を持って乗り越えられる人でいて下さい。仁川学院で培った仲間との絆を忘れずに、一歩ずつ夢へと進んでいこう。」とのメッセージが送られました。そして校長自らが作った歌「希望2017」が披露されました。

在校生送辞では、「いつも温かく見守り、励ましてくださった先輩方、ありがとうございました。行事で活躍する先輩方の姿を見て、私たちもそのようになりたいと強く思いました。卒業されても学校に遊びに来て、また私たちを励まして下さい。ご卒業されてもご活躍できることを祈っています。」という言葉が送られました。

IMG_7600 IMG_7357

続いて卒業生から、「行事や授業を通して和と善の精神を学びました。真の友人に出会えたこともこの3年間で得た宝物です。また、家族の支えがあったからこそ、今があると実感しています。いつも私たちを尊重し愛してくれて本当にありがとう。思えば、仁川学院という大きな家族に温かく見守られてきました。これから出会う方々にも、和と善を広げて行けるようにしたいです。これからは自分自身の手で作る新しいステージの始まりです。力強く歩んでいきます。」と答辞があり、講堂内が静かな感動で包まれました。

最後に、卒業記念品目録贈呈、卒業式歌斉唱と続き、閉式となりました。

コルベ講堂を退場する卒業生たちの姿は、頼もしく、また、輝いて見えました。アゴラ階段での集合写真撮影の後は、クラブの後輩や教職員、保護者の方々と記念写真の撮影や最後の話に花が咲いていました。

IMG_7370 IMG_7616

IMG_7635 IMG_7375

仁川学院を卒業し、これから新しいステージで活躍する生徒たち。心より応援しています。本日は、誠におめでとうございました。

2018.02.16 学校行事
【中学】園芸 畑の土作りから

前回は、園芸の基礎知識や農具の使い方を学びました。第2回は、畑の土作りです。

仁川学院の畑の土は、まだ栄養のない状態。このままでは野菜は育ちません。そこで、苦土石灰(くどせっかい)と牛糞堆肥(ぎゅうふんたいひ)を投入して、野菜の育つ土を作ります。

「牛糞」――最初はその言葉にとまどいのあった生徒達。でも、実際に触ってみると匂いはまったくありません。「自分たちが食べている野菜は、この牛糞堆肥で育っている」という事実にも気づきました。やがて抵抗がなくなり、どんどん手づかみで土の上にまいていきました。

牛糞手づかみ鍬を振りかざす古賀

畑でピース牛糞をまく

苦土石灰と牛糞堆肥をまいたら、今度はシャベルと鍬を使って土を掘り起こしながら混ぜます。農具の数と畑の敷地には限りがあります。3年生のリーダーが中心となって、みんなが参加できるように、交替しながらの作業。他の人への気遣い・コミュニケーションが重要となります。

掘り起こしたことで、少し黒みを帯びた土になりました。これから微生物が働いて栄養のある土へと変化します。

同時進行で、この園芸プロジェクトの名称を決める話し合いが行われました。ひとりずつアイデアを持ち寄り、班で相談しました。各班が考えた名称をプレゼンテーション。それをうけて、どの名称がいいか投票し、即座に開票。その結果、9つの名称が候補として決定しました。

相談01相談02

プレゼン01プレゼン02

来週、全校生徒の前でこの9つの候補をプレゼンテーションし、最終投票を行います。生徒達で決めた名称が、今後の園芸プロジェクトで使われることになります。

これからも、いろんな教科で培った力を生かして園芸プロジェクトは進んでいきます。

2018.02.02 学校行事
【中学】「園芸プロジェクト」始まりました

仁川学院中学校では「園芸」に取り組むことになりました。

学院訓の一節に「大自然に学び愛せよ」とあります。園芸を通して、五感で自然に触れます。自分たちが食べる野菜がどのように育ち、そしてどういうふうに流通するかを知ることで、社会とのつながりを体感します。理科だけでなく、社会、国語など複数教科で学んだ知識を使っての活動です。

このような目的意識を共有するために、まずは全校生がコルベ講堂に集まり、ガイダンスを受けました。植物の生長は、気候や気温などの自然条件に大きく左右されます。害虫との戦いもあります。育てるためには、さまざまな視点から思いをめぐらせることが大切だとわかりました。

全体説明 20180202全体説明(2) 20180202

ガイダンスの後は、実際に畑に出て、鍬やシャベルを使って、土を耕す体験です。3学年男女混合で編成された5~6人の班での活動。お互いに声を掛け合い協力する、コミュニケーション力も必要。不慣れな農機具に苦闘しながらも、少しずつ上達していき、充実した笑顔と歓声が増えていきました。

鍬を入れる(山下) 20180202鍬を入れる(後藤) 20180202

また、身近な野菜に関するクイズ大会も行いました。畑に植わっている葉や茎の写真から、どんな野菜なのかを考えるクイズです。スーパーで売られている野菜がどんなふうに育ってきたのかを確認できました。

野菜クイズ 20180202土 20180202

今日は、まだ序章に過ぎません。2週間後は、肥料を混ぜて野菜を育てるための土作りをします。また、この「園芸プロジェクト」の名称を、生徒たちみんなで考えます。生徒たち自身で考えた名称が、仁川学院中学校のこれからの教育の1ページを飾ります。どんな名前に決まるのか、とても楽しみです。