仁川学院中学・
高等学校

学校行事 記事一覧

2022.07.15 学校行事
【中学】第6回ダンスフェスティバルを実施しました

7月15日(金)、先月に実施した野外活動の班で活動してきた、「ダンスフェスティバル」を開催しました。

4月末の野外活動の事前学習から、約2か月半の時間をかけて練習を重ねてきました。

コロナウイルスの流行により、3年ぶりに保護者の方を招いてコルベ講堂で行いました。

 

このダンスフェスティバルに向けてのダンス練習は、まずは3年生が中心となって振り付けを覚え、それを後輩たちに伝えていきます。そして各班の人数や、身長などを考慮して並び方やフォーメーションを自分たちで考えていきました。

練習開始当初は、なかなかダンスが覚えられなかったり、意見が衝突したりすることもありましたが、班全体で苦難を乗り越えてきました。この壁を乗り越えていくことや野外活動での経験が、班が強い絆で結ばれてきました。今日のダンスフェスティバルでは、最優秀賞のF班はもちろん他の班からも、その強い結束力が伝わってきました。

  

本日開催された「ダンスフェスティバル」では、各班ともに練習の成果を存分に発揮し、見応えのあるものとなりました。

会場内は、生徒達の活気でみなぎり、ステージに立っている生徒だけでなく、客席の生徒・教員・保護者の皆様とも一体となって楽しむことができました。

この経験を今後の行事でも活かしていってほしいと思います。

2022.07.14 学校行事
【中学】鑑賞教室を実施しました

7月14日(木)、コルベ講堂で鑑賞行事を行いました。

本校では毎年様々な劇団やグループなどを招待して、本物の舞台芸術を鑑賞しています。

新型コロナウイルスの影響で3年ぶりの実施となりましたが、今年度は落語の鑑賞会を実施しました。

落語とは江戸時代に成立したと言われる「落ち」がある「はなし」の事です。江戸を中心として成立してきた江戸落語と、本日鑑賞した関西で京都・大阪を中心とする上方落語があります。

ほとんどの生徒が初めて落語を体験するということもあり、はじめに出囃子や舞台上の道具の使い方などについての解説をしていただきました。

少し身構えて座っていた生徒達でしたが、「マクラ」と呼ばれる小咄を体験して盛り上がった後、露の瑞さんによる「時うどん」、桂三四郎さんによる創作落語「かずとも」という演目を鑑賞して会場は笑いに包まれました。

 

休憩を挟んで、林家二楽さんによる「色物」という落語の合間の講談以外の芸を披露していただきました。紙とハサミだけを使って形を作る「紙切り」という芸で、生徒からのリクエストにも即興で応えていただきました。

最後に笑福亭岐代松さんの「田楽喰い(ん廻し)」という演目では、多くの生徒が食い入るような視線のなかで、落語の世界を堪能していました。最後には盛大な拍手と共に、生徒会役員が花束を贈りました。

 

 

鑑賞後には「今まで落語を聞いたことがなく、難しそうと思っていたけど、とても楽しくて落語に興味を持ちました」というような言葉が生徒から聞こえてきました。これを機に、様々な舞台芸術に興味を持って積極的に触れてほしいと思います。

2022.07.13 学校行事
【高校】鑑賞教室を実施いたしました。

7月11日(月)、西宮アミティベイコムホールにて、鑑賞教室を実施いたしました。

今回、鑑賞させていただいたのは、「山口晃司・三味線band✖️ヒューマンビートボックス・YOUBOX✖️ドラムス・須崎貴裕✖️キーボード・IKKI」の方々。三味線奏者である山口晃司さんを中心に据えたバンドで、三味線を用いた古典的な民謡はもちろんのこと、ポップスやバラードを織り混ぜた多彩な曲の数々を演奏してくださいました。このメインである三味線の演奏に彩りを添えてくださったのが、ヒューマンビートボックスのYOUBOXさん、ドラムスの須崎貴裕さん、キーボード奏者のIKKIさんたちです。三味線という伝統的な楽器にこれらの現代的な楽器が混ざると、全く新しい音楽の世界が出来上がるのだと、本当に感心した次第です。生徒たちも新しく、そして圧倒的なパフォーマンスに、あっという間に魅了されていきました。

 

 

 

 

公演の途中で、三味線とヒューマンビートボックスの体験講座も実施していただきました。どちらも生徒たちにとっては初めて触れるものだったと思いますが、大勢の前で演奏するという経験は、とても貴重なものになったのではないかと思います。

 

 

 

盛りだくさんの、あっという間に過ぎ去った90分の公演でした。

 

 

 

 

今回、このイベントを通じて、改めて音楽の楽しさ、そしてこうした鑑賞体験の大切さを身に染みて感じました。

 

 

コロナの影響により、この行事も2年間実施することができませんでした。3年ぶりに実施した今回は、高校生全員にとって初めての鑑賞教室となりました。発声は禁止、手拍子と拍手だけで参加するといった制約がありながらも、生徒たちは非日常の中で貴重な時間を存分に楽しんでいたように思います。

今回の鑑賞教室が、生徒たちにとっての大切な1ページとして心に残ってくれたらと願っています。

2022.06.07 学校行事
【中学】3年ぶりに野外活動が復活!(2日目)

 野外活動の朝は6:00起床です。例年、なかなか起きなくて先生方が手を焼くのですが……、今年は30分も前に起きる生徒もいて、多くが自主的に起きて身辺整理を始めました。

 宿泊した朝もやはりお祈りから始めるのが仁川学院スタイル。ラジオ体操で体をほぐします。

 朝食時は、朝日がきらめいて美しい海を眺めながらいただきます。食べ終わったら除菌を入念に。

 1泊した宿泊棟は自分たちできれいにします。淡路青少年交流の家では、「退所点検」と呼ばれるものがあり、施設の方が清掃状況を1部屋ずつチェックします。不十分であればやり直し。これも研修です。

 昨日の研修では、軽く山を登りました。今日は海です。宿舎の目の前にある吹上浜で砂の造形に挑戦。

 これらの作品、何をイメージして造ったかわかりますか?

 また、スケッチにも取り組みました。今回は、水彩色鉛筆を使います。水で濡らすと絵の具のように色が伸びていく色鉛筆が、良い味わいを出します。スケッチには一人ひとりが創作した俳句も添えました。

 「どこでスケッチに取り組んでも自由」としましたが、全部の班が吹上浜へ向かいました。宿泊の部屋に、夜中中波の音が聞こえていましたから、やはりここに来たら潮風を浴びたくなるでしょう。

 2日間の研修を振り返った後、昼食を挟んで退所式。生徒代表が施設の方にお礼の言葉を述べました。施設の方からは、「清掃が今年度で最も美しかった」とお褒めの言葉をいただきました。

 今年は1泊でしたが、来年は2泊3日の野外活動を実施する予定です。途絶えていた野外活動の歴史が、また再び続こうとしています。

 

 

2022.06.06 学校行事
【中学】3年ぶりに野外活動が復活!(1日目)

 コロナ禍で過去2年、中止となった野外活動。復活を期した今年でしたが、宿舎の設備不具合により土壇場で中止の不運……。代替として、1日短縮され1泊2日にはなりますが、淡路青少年交流の家で活動することとなりました。

 雨模様だったため、出発式はオンラインで行いました。

 いかなるときもお祈りで始まるのが仁川学院。2日間の成功を願います。

 グラウンドで聞くバスのエンジン音は久しぶり。運転手さんへ「お願いします!」の感謝の声も久しぶり。

 約2時間で南あわじ市に到着。入所式は生徒の司会で進みます。

 校長先生から2日間の野外活動の意義を聞きました。生徒代表が、2日間お世話になる施設の方に挨拶をしました。

 

 最初の研修はハイキングです。ありがたいことに雨が上がりました。みんなで地図を見ながら、また途中のクイズに答えながら歩きます。1年生から3年生までのチームワーク勝負。淡路の名産、たまねぎ畑の風を感じつつ……。

 

 熱中症対策として、途中でスポーツドリンクと栄養補給のゼリーが配布されます。体と頭を使ってつかれた体に染み渡り、おのずと笑顔がこぼれます。

 

 鳴門大橋が見える絶景ポイントで記念撮影。ハイキングの最後は海岸です。まだ水は冷たいかな……?

 ハイキングの後は、夕食。手洗いを入念に。そして、バイキング用に1人枚、使い捨ての手袋が配布されます。感染症対策はバッチリです。

 こちらの施設では、つい先日、6月1日からバイキングによる食事が再開されました。本当は歓談しながら食べたいところですが、学校と同じように黙食です。辛抱が大事。

 夜は、野外活動で恒例のキャンドルサービスです。「共に生きる」をテーマに、各学年の生徒代表が、家族、友人、自分について決意文を作成。朗読の後、奉納しました。ろうそくの光を見つめ、静かな時間を150人で過ごします。

 最後は、1日の振り返りです。前進したこと、反省点、気づいたことを記憶のあるうちに書き留めます。自分の思いや考えを文字化することは、己を高める上で欠かせません。

 班の中で1日の振り返りを共有します。他の人の発表を聞くことで、自分には気づけなかった学びもあるでしょう。そして、最後は班長たちから全体に、この日1日のまとめをして終了です。 

 不運が重なった野外活動ですが、仁川学院の伝統行事として、令和4年に復活の1ページを刻めました。明日も活動は続きます。

2022.06.03 学校行事
【中学】野外活動事前学習「淡路学」

 野外活動の行き先が急遽、淡路島に変更となりました。そこで、国語科の授業の中で「淡路学」と称して淡路島についての知識を身につけることにしました。

 3年生は授業でコラムの書き方を学んだところです。それを生かし、淡路島について調べてわかったことをグループで新聞にまとめ、後輩にプレゼンテーションで伝えます。

 カルティベーションコースは、3年生がプレゼンテーションの動画を撮影し、1・2年生に上映する形式です。

 説明する人、撮影する人、指示を出す人……、それぞれ役割分担をしています。

 撮影後、自分たちでチェック。撮り直しをしたり、字幕を入れたり、こだわりました。

 後輩にわかりやすく伝えよう! その思いにあふれています。

 1・2年生は3年生の力作に釘付け。思わず笑いが起こる、楽しい構成の動画もありました。

 動画が終われば発表についてアンケートに回答しました。タブレットのアプリ「ロイロノート」で答えると、すぐに集計され、発表者に結果がフィードバックされるので、今後の改善に役立ちます。

 アカデミアコースは、3学年が一堂に会してプレゼンテーションを行いました。

 3年生が身ぶり手ぶりを加えながら説明します。

 真剣なまなざしでプレゼンテーションに見入る1・2年生。重要なところは、資料にメモをします。

 発表後は、1・2年生から鋭い質問が出て、3年生がそれに答えるというやり取りが見られました。

 せっかく訪れる淡路島がどんな場所か、この授業を通して学べました。先輩が後輩にプレゼンテーションの手本を見せられたのも大きな成果です。来週月曜日からの野外活動に向けて、準備万端です。