仁川学院中学・
高等学校

学校行事 記事一覧

2020.02.14 学校行事
【中学3年】黙想会を実施しました

2月14日(金)、宝塚市にあるショファイユ幼きイエズス修道会で、中学3年生を対象にした黙想会を実施しました。この黙想会は、静かな環境の中に身を置いて中学校生活やこれまでの人生を振り返りながら、「自分とはどういう人間なのか」ということを講話やグループワークを通して見つめ直します。そして今後の進路や将来などについて思索を深めることを目的として、高校入試(内部到達度テスト)を終えて卒業を目前に控えたこの時期に、毎年実施しています。

 

「何のために生まれて、何をして生きるのか?」

これが今回の黙想会のテーマです。

午前中は大水神父様による講話と、屋外の散策でした。講話では、生命誕生の尊さや人はどのようにして支えられて生きてきたのかなどを、絵本や聖書の一場面を題材に考えていきました。続いて明日のわたしの作り方と題して、「出会い」「喜び」といった人生における特別な瞬間に目を向け、竹内まりやさんの「毎日がスペシャル」を聴いてその歌詞に注目しながら、前向きに歩みを進めることの大切さを考えました。

 

散策では、修道院の広い敷地内にある自然の中で、沈黙のままにそれぞれの時間を過ごしました。自然の中に入って目を閉じれば、普段の生活の中ではあまり意識をしない鳥のさえずりや風で木々が揺れる音も聞こえてきます。この一人の静寂の時間の中で、改めて自分自身を振り返り見つめることができました。

  

昼食後は、聖堂でミサを行いました。厳かな雰囲気の中、午前中から学び考えてきたことを振り返りました。そして、最後には大水神父様から一人ずつ頭に手をかざして祝福をいただきました。

 

最後の時間は「振り返り」です。この黙想会での学びや、考えたことを紙に書き出しました。書いた紙は普段の宗教の授業で使用しているノートに貼り付けてしっかり保存しました。

 

中高一貫の仁川学院では、ほとんどの生徒が4月からも中庭を挟んだ同じ敷地内にある高校で学びます。しかし、今日の黙想会を一つのきっかけとして、残り少ない中学校生活を有意義に過ごすなかで、一味も二味も違った高校生としての姿を見せて欲しいと思います。

2020.02.14 学校行事
高1 C&CSコース ENAGEED発表会

高校1年生のカルティベーションコースとカルティベーションSコース生は、探究基礎の時間に、変化の激しい未来に〝生き抜く力〟を養う教材「ENAGEED」のVOL1&VOL2を学んできました。

高1の仕上げとして、3つのパフォーマンス課題を与え、それに対してグループごとに課題を見つけ、自分たちのアイデアを発案したものを先週クラス内で発表しました。

そして、昨日、各クラスの代表2グループによる発表会が行われました。

分析力,表現力,パフォーマンス力,発想力,着眼点の面白さ,・・・各グループそれぞれの良さがあり、どのグループもレベルが高く、評価するのが難しいぐらい拮抗していたように思います。

採点者の生徒たちはどのように感じたのでしょうか。生徒たちは、発表者に対して質問をしながら、今までと同様にルーブリックで評価しました。

本日の宗教朝礼にて、結果発表が行われました。

 『最優秀賞』1年6組(岩本班)

『優秀賞』 1年4組(宮城班)

 これに加えて、教員から、『教員特別賞』が1年1組(立垣班)に授与されました。

高校2年生では、〝未来〟〝世界〟をテーマにして取り組んでいきます。今回、実際に発案したアイデアをアイデアに終わらせず、実行に移してみる経験を是非今後も実施し、未来を切り拓いて行ってほしいと願っています。

2020.02.13 学校行事
【中学】仁川の森「国際探究」「保健体育探究」その④

自然とふれあいながら社会とのつながりを学ぶ総合学習「仁川の森」。三学期は「国際探究」「保健体育探究」の二つの探究活動を同時並行で行っています。今日は、その第4回目となる活動の様子をご紹介します。記事の一番最後には、この活動の概要と、これまでの取り組みを簡単に記載していますので、こちらもご覧ください。

 

今回の「国際探究」では、各班二つのグループに分かれて、ピクルス作りと外国料理の調べ学習を行いました。

各班それぞれがデザインした絵をもとに、形を工夫して野菜を切り、瓶詰めの順番を工夫して、ピクルス作りをしました。おいしいピクルスができたかどうかはまだ分かりませが、完成が楽しみです。

外国料理の調べ学習では、前回から引き続きキャベツやブロッコリーを使った料理を調べました。この調べ学習で作ったワークシートが発表の原稿になります。iPadを駆使して、英語の台本を作る姿が印象的でした。

 

 

 

 

 

 

 

 

「保健体育探究」では、小松菜の種植えと本日の振り返りを行いました。

小松菜の種植えでは、前回作ったペットボトルプランターに種を植えました。そのペットボトルプランターには前回入れた堆肥が入っています。臭いがどうなっているかドキドキしながらの種植えでしたが、それほど叫び声は聞こえず、臭いが徐々に無くなってきているようです。ここから小松菜がどのように育っていくかとても楽しみです。

 

   *****取り組み概要&3学期これまでの活動*****

仁川タイムは毎週金曜日の6、7時間目に総合学習の一環として行っています。現在は、「仁川の森」と題した教科横断型の園芸プロジェクトに中学の全校生徒と教員が一丸となって取り組んでいます。1年生~3年生の縦割り班が試行錯誤を繰り返しながら探究活動に臨みます。

英語科「国際探究」

テーマ「食を通して世界を感じる」

第1回目 ピクルスにしたい野菜選び

第2回目 ピクルス完成予想図

第3回目 外国料理調べ学習

 

保健体育科「保健体育探究」

テーマ「環境にやさしい仁川の森」

第1回目 堆肥の種類調べ

第2回目 肥料の種類別メリット・デメリット調べ

第3回目 ペットボトルプランター作り

 

 

 

 

2020.01.31 学校行事
【中学】仁川の森「国際探究」「保健体育探究」その③

自然と触れ合いながら社会との繋がりを学ぶ総合学習「仁川の森」。三学期は「国際探究」「保健体育探究」の二つの探究活動を同時並行で行っています。今日は、その第3回目となる活動の様子をご紹介します。記事の一番最後には、この活動の概要と、これまでの取り組みを簡単に記載していますので、こちらもご覧ください。

 

さて、今日の「国際探究」では、キャベツとブロッコリーを使った外国料理を班ごとに調べてみました。調べてわかったことをまとめ、英語で書かれたワークシートに当てはめてレポートを作ります。このレポートは、この先、活動発表をする際に台本の元にもなります。

   

生徒たちは英語の作業に苦戦しながらも、様々な料理の写真に「美味しそう」「なんだこれ」「食べてみたい」など口々に感想を漏らして、興味津々の様子でした。次回は、いよいよピクルスを漬け込む作業を行います。

 

一方、「保健体育探究」は久々に屋外での活動でした。ペットボトルを半分に切り、そこに土と堆肥を混ぜ込んでペットボトルプランターを各班3種類ずつ制作しました。堆肥は、コーヒーやお茶、みかんの皮、卵の殻などを事前に発酵させた仁川オリジナルの堆肥で、なんと全部で14種類!ここに種をまいて成長具合を比較し、野菜を育てるのに効果的な肥料づくりを模索していきます。初めて嗅ぐ強烈な発酵臭に生徒たちはどのような反応をするのか・・・。

匂いを嗅いだ生徒たちからは「ぎゃー」「くさい!」など率直な声が飛び交い、笑顔がはじけました。中には「匂いがそれぞれ違う気がする」「みかんの皮は臭いけど、良い香りもする」など、冷静に分析する声も聞こえました。五感に働く良い刺激になったようです。年末に植えたキャベツとブロッコリーもすくすくと育っていました。収穫が楽しみです。

 

 

***** 取組概要&3学期これまでの活動 *****

仁川タイムは毎週金曜日の6、7時間目に、総合学習の一環として行っています。現在は、「仁川の森」と題した教科横断型の園芸プロジェクトに中学の全校生徒と教員が一丸となって取り組んでいます。1年生〜3年生の縦割り班が試行錯誤を繰り返しながら探究活動に臨みます。

英語科「国際探究」

テーマ「食を通して世界を感じる」

第1回目 ピクルスにしたい野菜選び

第2回目 ピクルス完成予想図作成

 

保健体育科「保健体育探究」

テーマ「環境にやさしい仁川の森」

第1回目 堆肥の種類調べ

第2回目 肥料の種類別メリット、デメリット調べ

2020.01.24 学校行事
【中学】仁川の森「国際探究」「保健体育探究」その②

自然とつながりながら、コミュニケーション力と協働力を学び、社会の中にある課題に触れることを目標に始まった今年度の「仁川の森」。三学期は「国際探究」「保健体育探究」の二つの探究活動を同時並行で行います。

英語科による「国際探究」は「食を通して世界を感じる」ことがテーマです。前回のガイダンスでピクルスにしたい野菜を選びましたが、今回はそれをもっとイメージしやすくするため、英語科の井上先生、ジェームズ先生による、「Nigawa no mori cooking」の動画を見ました。その後に、実際に使う野菜を「どのように切るか」、「どのように瓶に詰めるか」など、色合いや形を絵にしました。

 

保健体育科による「保健体育探究」は「環境にやさしい仁川の森」がテーマです。日常生活で出る生ゴミを堆肥化して、野菜の栽培に効果的な肥料を選びます。今回は「みかんの皮」「コーヒーかす」「お茶の出がらし」「卵の殻」「野菜の切れ端」を肥料にしたときのメリット・デメリットを調べました。どのようにすれば、野菜の栽培がうまくいくか、各班で話し合い二つの生ゴミ肥料を選びました。

        

いよいよ動きが見え始めてきた三学期の「仁川の森」。この後どのような学びになっていくのか楽しみです。

2020.01.15 学校行事
【中学】人権学習講演会を実施しました

1月15日(水)6・7校時にコルベ講堂にて人権学習講演会を実施しました。明後日の1,17で、阪神淡路大震災から25年を迎えます。「震災」をテーマに人権を考える機会として、神戸市教育委員会より中溝茂雄様をお招きして講演をしていただきました。

 

 

中溝様は阪神淡路大震災の発生時、神戸市立鷹取中学校で教員をされていました。当時、鷹取中学校は震災直後から避難所となり、多くの被災された方が避難されていました。ご自身も被災されながら避難所となっている学校を他の教職員と共に運営されていました。その避難所でのご経験をもとにお話をしていただきました。

お話の合間に映されるスライドでは、中溝様や周囲の方々が撮られた震災直後の街の様子などが映し出されました。生徒たちも「日常生活の場面とは大きくかけ離れた悲惨な町の姿が、今後起こりえる災害について深く考えさせられた。」といった感想が聞かれました。

講演の最後に阪神大震災の教訓として、特に「命の大切さ」「助け合いの大切さ」「家族の大切さ」を今一度考えて、将来どこでどんな災害に遭遇しても、それに対応できる「生きる力」を身に着けていって欲しいと伝えていただきました。

 

2020.01.11 学校行事
【中学】仁川の森「国際探究」「保健体育探究」が始動しました!

平成29年度の3学期、土作りから始まった園芸プロジェクト「仁川の森」。毎週金曜日の仁川タイム(総合学習)の時間を使って、1〜3年生の縦割り班が多種類の野菜を育て、収穫するなどして様々な経験を積み重ねてきました。

 

今年度はこれまで以上に、自然に触れて学び、社会との結びつきが学べるよう、教科横断型にグレードアップ! 1学期は社会科・国語科による”人文探究”、2学期は美術科・音楽科・宗教科による”芸術探究”、理科・数学科による”数理探究”。などなど、教科の特性を活かした探究活動を進めてきました。

さて、3学期も2つの探究活動を同時並行で取り組みます。一つは英語科による”国際探究”。もう一つは保健体育科による”保健体育探究”です。

 

国際探究の活動テーマは「食を通して世界を感じる」。保存食について調べたり、収穫した野菜を調理してピクルスを作ります。それらの過程を日本と海外とで比較し、最終的には、学んだことをiPadをツールにして発表する予定です。さらに見た目にもこだわって、どのような野菜を使えば瓶の中が彩られ、見た目が綺麗なものになるかも、班で話し合いながら作っていきます。

保健体育探究の活動テーマは「環境にやさしい仁川の森」。環境保護の一環として推奨されている3R(Reduce、Reuse、Recycle)のうちの”Reduce”に着目しました。日常生活の中で発生する生ゴミを堆肥化することにより廃棄物の発生量を抑え、さらに、堆肥化した生ゴミを比較・検討して、野菜の栽培に効果的な肥料を模索していきます。環境と健康の関係性は普段使用する保健の教科書にも詳しく記載されています。

 

 

今日は、それぞれの活動でガイダンスが行われました。昨今、注目を浴びている「SDGs(持続可能な開発目標)」を皮切りに様々な環境問題が紹介され、時折出されるクイズや課題に、生徒たちは積極的に答えたり、班で話し合ったりしていました。学年の違いを感じさせない楽しそうな表情と活発な話し合いの様子からは、生徒たち自身の成長も伺えます。3学期も賑やかで楽しく、そして深い学びが期待できる探究活動になりそうです。どうぞ、3学期の活動にご期待ください!