仁川学院中学・
高等学校

2017 年 2月 記事一覧

2017.02.28 学校行事
【高校】第53回 卒業式を行いました

2月28日(火)、コルベ講堂にて第53回高等学校卒業式を行いました。天候にも恵まれ、卒業式に相応しい気持ちの良い一日となりました。

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9時半からの卒業生入場では、少し緊張した表情だった3年生たち。入場後は、感謝のミサに与りました。仁川学院で与るミサもこれで最後。一言一言に思いを込めながら典礼文を読み上げる様子からは、少しずつ緊張がほぐれてきていることがわかりました。

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ミサの後は、学院歌を斉唱し、卒業証書の授与へと移りました。クラスの代表が大きな声で返事をし、壇上に上がり満面の笑みで卒業証書を受け取りました。皆勤・精勤賞の授与の後には、学校長の式辞がありました。

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「3年間の学んだ事、思い出を胸に刻んで大切にしてこれからの人生を歩んでいって欲しい。これからの人生、困難は必ずあるでしょう。”どうしてこんなことが起こるのか”、”何でなんだろう”、”自分はひとりぼっちだ”…、そう思うこともあるかもしれません。しかし、そういう時ほど、高校時代の仲間を思い出して欲しい。光へ向かって歩いて行ってください。」

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との話で、最後には「君は一人じゃない」というタイトル通りのメッセージが込められた歌を披露しました。学校長からの「絶対にくじけないで。」というメッセージに胸が熱くなりました。

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続いて、在校生からの送辞で、「これからの長い旅の中で、困難にぶつかったら仁川学院で培った大きな力で乗り越えていって下さい。」と言葉が送られました。

卒業生からは、「仲間に出会って価値観が変わりました。虚勢を張るのではなく、信頼して協力し合うことの大切さ、”心を許せる人と時間を共有する”ということの大切さを知り、一人ひとりがかけがえのない存在だからこそ互いに違った意見も言い合える。それが今は理解できます。私たちはみんな周りの人から愛されているのだということを忘れないで、これからも力強く歩んで行きます。」と、答辞が送られました。

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式も終盤にさしかかり、最後は卒業式歌斉唱で幕を閉じました。吹奏楽部の演奏による卒業生退場の場面では、思わず感動して涙を流している生徒も多く見られました。アゴラ階段での集合写真撮影の後は、部活動などの後輩達によるお祝いの花束贈呈や記念撮影など、各々、しばらくの時間、最後の交流を楽しみました。

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IMG_5868 道崎

その後は、各クラスの最後のホームルームへと戻っていきました。

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最後となりましたが、ご卒業された3年生の皆さん、保護者の皆様、本日は誠におめでとうございます。卒業生たちのこれからの未来が明るいものになりますように、心よりお祈り申し上げます。

2017.02.20 学校行事
【中学】3年生 黙想会

仁川学院中学校では、毎年2月に、3年生を対象として「黙想会」を行っています。卒業を前に静かな環境の中で中学校生活を振り返りながら、「自分とはどういう人間なのか」を、講話やミサを通して見つめ直します。そして、今後の自分の進路や将来について思索を深めます。

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2月13日は3年1組、14日は3年2組・3組が、阪急売布神社駅すぐの宝塚黙想の家に集合。いつもとは違う場所で、違う時間を過ごします。

午前中は、4回に分けて校長先生から講話がありました。

・人間は、弱く、はかなく、もろい生き物。

・「自分には無理」という先入観にとらわれ自分の可能性にふたをしてしまいがち。「できない」ではなく「やっていない」だけ。自分の意志で変えていく。

・人間は、互いに魂が響き合う存在。本当に困っている人に対して、”魂を響かせ合う存在”に自分がなれる。「自分にとってこの人が必要だと思える人を探す」よりも、「この人にとって必要な存在に自分がなる」。打算で生きるような人になってほしくない。『この世の最大の不幸は、貧しさや病ではありません。だれからも自分は必要とされていない、と感じることです』(マザーテレサ)

このように、校長先生から自身の経験に基づいたお話、偉人や聖書の言葉を引用したお話などを、たくさんいただきました。

伝えたい思いをのせて、校長先生が歌います……。

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お昼休みは、それぞれ思い思いに過ごします。部屋の中で話に花を咲かしたり、施設の裏山を探検したり……。

午後のスタートは、ミサに向けて、共同祈願文を各自が作成から。午前中の講話をふまえ、過去の自分を振り返り、今後の自分を考えます。ある生徒の祈願文をご紹介します。

私は、人に対して第一印象でその人の性格などを決めつけることがよくあります。マイナスのことばを言っている瞬間を切り取って、「性格が悪い」と決めつける、そしてその人が悪いことをしていると、「やっぱり悪い人だ……」と思ってしまいます。その人がいいことをしていても、「珍しいなあ」とその人への印象を変えずにその行動を見てしまいます。

今日、校長先生がおっしゃった「強い意志を持てば、“思い込み”は変えられる」ということばを胸に刻んで、”思い込み”をなくすことができますように。

ミサでは、これらの共同祈願が読みあげられました。そして、校長先生から一人ずつ頭に手をかざして祝福をいただきました。

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最後は、今日の黙想会で気づいたこと・考えたことを作文にまとめました。

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中高一貫の仁川学院では、ほとんどの生徒が4月からも同じ敷地内の高校で学びます。しかし、中学生までとはまたひと味変わった姿を、高校生として見せてくれるでしょう。今日の黙想会が、そのステップアップにつながる大きなきっかけとなりますように。

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2017.02.04 学校行事
【中学】中学3年生 職場体験・見学会 事後学習発表会を行いました。

2月3日(金)6,7校時、中学3年生は去年の11月に行った職場体験・見学会の事後学習発表をコルベ講堂にて行いました。

1ヶ月間の事前学習を経て、8つの企業・団体に分かれて職場体験を行い、その仕事の現場で経験したこと、気付いたこと、初めて知ったことなどを各班で話し合ってまとめました。そしてそれを寸劇やクイズ、パワーポイント(プレゼンテーション用ソフト)を使って発表しました。

今年の中学3年生は、1年次よりコースを越えてグループ活動を行う機会が多く、様々な学校行事を通して発表スキルを培ってきましたが、今回が中学校生活最後の発表の場でもありました。

発表内容に関してはお互いに採点し、後日順位が発表されます。各班7分という短い時間の中で、いかに自分たちが経験したことを分かりやすく、そして面白く伝えるかが勝負の決め手となります。衣装や小道具だけでなく、パワーポイントなどは文字の配色や画像の配置、アニメーションの設定、隅々にまで工夫が施されており、大人顔負けの内容でした。

どの班も、インフルエンザなどで欠席する班員がいましたが、生徒達は役割分担などの変更を臨機応変に対応して発表準備を整えていきました。自分たちで考え、協力し、問題を解決してゆく姿からは、もうじき高校生になろうとする頼もしさが感じられました。

 

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