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【中学】仁川の森 今学期最後の活動より

2025.07.12
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7月9日(水)、「仁川の森」活動は、今学期最後の節目を迎えました。生徒たちはこの一学期間、畑と教室を行き来しながら、多くのことを学び、素晴らしい成長を見せてくれました。

最終日の活動は、まず畑からスタート。(教室からスタートの班もありました。)観察、追肥、そして待ちに待った収穫を行いました。最初は戸惑っていた作業も、今ではみんな手際よく、協力しながら進められるようになりました。土に触れ、苗の成長を見守り、手間暇かけて育てた野菜を収穫する。その一つ一つの作業が、生徒たちにとってかけがえのない経験となったことでしょう。

畑仕事の後は、教室に戻って今学期の「振り返り」です。生徒たちはそれぞれの言葉で、今学期の活動で感じたこと、学んだことを共有してくれました。彼らの声からは、仁川の森での時間がどれほど彼らの心に響いたかが伝わってきます。

3年生の生徒からは…
「今年が最後と思ってやってきた。やっぱり育てた野菜を収穫すると達成感があって楽しかった。」
「自分たちで野菜を育てることによって、どれだけ大変で難しいことかが分かり、それによって食品廃棄が少しでも少なくなればいいなと思いました。」
「班長になって、後輩を引っ張れるか不安だったけど、後輩たちのおかげで楽しくポジティブに仁川の森の活動に取り組めた。」

2年生の生徒からは…
「去年より野菜を育てたり肥料をあげたりを積極的にやったので自分たちで野菜を育てられたという実感がとても持てた。」「2学期ももっと自分から積極的に行動していきたい。」「アンネのバラの教会の坂本牧師様の講演を聞いて、今僕たちが当たり前のように食べ物を食べたり友だちと遊んだりしているのが当たり前じゃないことだと分かりました。なので、この今の当たり前を大切にしたいと心の底から思いました。」

1年生の生徒からは…
「学校で野菜をみんなで協力して育てることは初めてでした。先輩たちと水やりをしたり肥料をあげたりしていつも口にしている野菜に興味をもつことができました。」
「最初はあまり植物や野菜の育て方などあまり興味がなかったけど、今は農家さんなど野菜を育てている人やお花を育てている人はすごく大変なんだなと気が付きました。」
「とても大変ではあったけどできた野菜は自分で大切に頑張って育てたものだから、いつもの野菜よりもおいしく感じられました。」

これらの言葉は、彼らが単に野菜を育てるだけでなく、協力することの大切さ、食への感謝、そして主体的に行動することの喜びを感じ取った証です。

これで今学期の仁川の森の活動は一区切りとなります。しかし、夏休みだからといって畑仕事がお休みになるわけではありません!
暑い夏の間も、畑の野菜たちは水やりや手入れを必要としています。生徒たちが交代で担当したり、ボランティアを募ったりしながら、水やり、追肥、収穫といった作業を続けていきます。この夏も、仁川の森の畑は生徒たちの成長を見守り、豊かな恵みをもたらしてくれることでしょう。

追伸です。仁川の森の活動とほぼ同じ日に、並行して行われていたダンス練習も、この日で最後を迎えました。仁川の森や野外活動で共に汗を流してきた仲間たちが、力を合わせて作り上げてきたダンス。来週はいよいよダンスフェスティバル本番です!

畑で育んだ協調性や達成感を胸に、ステージで最高のパフォーマンスを披露してくれることを期待しています。応援よろしくお願いします!