仁川学院中学・
高等学校

2017 年 5月 記事一覧

2017.05.30 学校行事
【中学】野外活動3日目

5月30日(火)、野外活動3日目(最終日)です。

今日も引き続き晴天で、日中の気温もかなり上がりました。身辺整理を済ませ、昨日から同宿している大阪市内の小学校ともに朝のつどいを行いました。また、朝食までの時間に、3年生の班長たちが企画した「以心伝心、伝言ゲーム」を行い、大いに盛り上がりました。

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朝食のあとは、清掃・退所点検です。自分たちの使った宿泊棟の部屋、廊下、トイレなどを感謝の気持ちを込めながら清掃して、最後に交流の家の方に確認をしていただきました。

午前中は、「玉ねぎ収穫体験」と「海浜散策俳句会」に分かれて、この野外活動最後の研修を行いました。

「玉ねぎ収穫体験」では、交流の家の近くにある農家の方の畑をお借りして、淡路島名産の玉ねぎを収穫をしました。体験の前には、収穫の方法の説明のほか、玉ねぎに関するクイズも出題され、とても勉強になりました。この近辺の畑からは、玉ねぎの独特のにおいが漂い、周辺ではトラックに乗せた玉ねぎを出荷するトラックも多く見受けられました。

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収穫体験が始まると、生徒たちは楽しそうに玉ねぎを引き抜いていました。

一人当たり20個ほどのの大玉の玉ねぎを収穫させていただき、生徒たちからは「オムライスに入れて使います」、「近所の人に配ろうと思います」といった声が聞こえてきました。

「海浜散策俳句会」では、交流の家の目の前にある吹上浜で、広大な海と空が広がる景色を見ながらその風景をスケッチし、また3日間を振り返りってその思い出を五・七・五の17文字にまとめました。

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交流の家に戻ると退所式です。交流の家の職員の方からは、「先輩が後輩を引っ張っていくというのはとてもいい行事ですので、良き伝統を後輩たちへ引き継いで欲しいです」と話されました。続いて生徒会副会長長より感謝の言葉が述べられ、最後に全員でお礼の挨拶をしました。

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退所式の後はバスに乗り込んで帰路につき、16時過ぎに学校に到着しました。

この3日間を通じて、ほとんど5分前行動ができており、また常に周りの行動を見て、集団の中で迷惑を掛けないように一人ひとりが意識して行動できていたと思います。1・2年生は来年に向けて、しっかりと先輩の背中を見て、今年以上によい野外活動ができるように準備をしていってほしいと思います。

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2017.05.29 学校行事
【中学】野外活動2日目

5月29日(月)、野外活動2日目です。

6時に起床して身辺整理を済ませ、7時からの朝のつどいに臨みました。

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今日は野外活動のメインとなるカッター研修、ダンス発表会が行われます。生徒代表の挨拶では今日一日の意気込みが伝わってきました。

朝食と宿泊棟の清掃を行った後、「カッター研修」と「ダンスリハーサル」に分かれて活動を行い、午後からはその逆の研修を行いました。

カッターとは、20名以上で櫂(かい)を使って漕ぐボートのことです。研修とはいえ危険な海の上に出るので、まずは陸上にある説明用のカッターを使って、乗り方、櫂の使い方など1時間ほど職員の方のお話を聞きました。その後ライフジャケットを着て、いよいよ乗船です。

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この5年間、淡路島に来て野外活動を行っていますが、毎年天候の心配をしていました。しかし、今日はその心配も全くいらないほどの快晴で、さらに風もほとんどなく海上は凪の状態。絶好のカッター日和でした。

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しかし、いざ漕ぎ始めてみると息が合わず、なかなかカッターが前に進みません。それでも2・3年生は徐々に要領を思い出し、1年生もそれにつられるように少しずつ慣れていきました。30分ほど海上で練習をしていくと、班長を中心に自分たちで掛け声をかけるようになり、その声をもとに気持ちを揃えることで、驚くほど速くカッターを漕ぐことができるようになっていきました。協力することの大切さを身をもって体験できました。

ダンスリハーサルは、今晩行われる本番に向けて最終確認を行いました。これまでの事前学習で、各班毎に1つの教室が割り当てられてダンスの練習をしてきましたが、1班20人以上いるため、教室で全員で動くには狭く、フォーメーションを組んで練習することはできていませんでした。しかしこの時間は、本番の舞台である広い体育館使い考え 、体を大きく動かしてのびのびと楽しそうにダンスをしていました。

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夕べの集い、夕食、入浴の後は、いよいよダンス発表会です。各班、この日の為に練習に練習を重ねてきました。5曲ある課題曲のうち1曲を選び、オリジナルのダンスを完全にコピーした班もあれば、オリジナルの創作ダンスを考えた班もあり、またフォーメーションを工夫するなど、どの班も精一杯のダンスで、会場は大いに盛り上がりました。

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審査の結果、優秀賞は8班でした。これで終わりかと思いましたが、本年度も続きがありました。この野外活動の事後学習として、今回のダンスを振り返りバージョンアップして、6月20日に学校で「ダンスフェスティバル」を行うということでした。さらに今年は発表会までにプロモーションビデオを作成し、上映することになりました。

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今日の班の反省会では、「今日ミスもあって優勝できなかったけど、次は絶対に成功させましょう」と言う声が多く聞か聞かれました。

最後に、無事に2日目を終えたことに感謝しながらお祈りをしました。

明日は最終日です。淡路島特産の玉ねぎ収穫体験と3日間の思い出を俳句の形で表します。その後は退所式を行い、16時頃帰校の予定です。

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2017.05.28 学校行事
【中学】野外活動1日目

「大自然に学び愛せよ、而して創造主に近づけ」(仁川学院訓より)

5月28日(日)より2泊3日の日程で、南あわじ市にある国立淡路青少年交流の家で野外活動を実施しています。

約30年続いているこの恒例行事は、中学1~3年の全校生徒で縦割りの班を作り、3年生の班長を中心に生徒が主体となって協力しながら活動をします。そして自然の雄大さを学び、自分の位置を見つめ直しながら学年を越えた集団生活の中で協調性と責任感を身につけ、自主的に学び・判断して課題を解決する「生きる力」を育むことをねらいとしています。

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朝礼後、高校グラウンドで班ごとに整列し、出発式を行いました。ここから3日間は、普段のクラス単位での活動は一切無く、全て班ごとの行動になります。バスの乗車前に健康チェックと最終確認を行い、生徒会長の挨拶の後、淡路島に向かって出発しました。

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国立淡路青少年交流の家に到着し、入所式に臨みました。3日間お世話になる施設の方へ向けて代表の生徒会副会長からの挨拶と、これから3日間への意気込みが述べられました。その後、近くの広場で班ごとに昼食をとりました。

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昼食の後は、最初の研修「地域探求ウォークラリーⅡ」です。昨年度に引き続き約5kmの道のりを歩いてコース内にあるチェックポイントを回り、クイズに答えていきました。

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5月とは思えない強い日差しの中、長い道のりでペースが落ちる生徒もいましたが、班員で励まし協力しあってすべてのチェックポイントを回って交流の家に戻って来ました。

青少年交流の家では、朝と晩にその日に利用している団体が広場に集まり、「朝のつどい」と「夕べのつどい」を行います。ここでは、どのような団体がどのような目的で利用しているのかを報告し、交流を図る場となっています。

本日は徳島県の中学校とともに夕べのつどいを行いました。

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入浴・夕食後は、「キャンドルサービス」です。野外活動では、文字通り「動」の活動が多くありますが、「静」の空間の中で自己を見つめなおしました。

今日のテーマは「愛し合う心」です。愛とは「自分のことより相手のことを考えること」「大切にすることに」です。互いに受け入れ合い、愛し合う心を考え、学びながら代表者が朗読劇と作文を発表しました。忙しい毎日の中では気付けないことを考える、有意義な時間を過ごすことができました。

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一日の最後に反省会で班ごとに振り返りを行い、各部屋へと戻っていきました。

明日は、この野外活動のメインとなる研修「カッター研修」と「ダンス発表会」が行われます。

 

2017.05.18 学校行事
【中学】ネットモラル研修会を実施しました

5月18日(木)、KDDIより星野又一さんを講師としてお招きし、「スマホ・ケータイ安全教室」の講演をコルベ講堂にて実施しました。

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最近ではインターネットを通じての様々なニュースをよく目にします。そのようなをトラブルを未然に防ぎ、自分や周りの大切な人を守るために、今回の講演会を開くことになりました。

1時間の講演の中では、小中学生に起こりやすいトラブルの具体的に挙げられ、何が原因だったのか、どう対処するべきだったのかを話し合う時間も取って頂きました。ケータイ・スマホは便利な道具ではありますが、使い方によっては大変な危険が潜んでいるということを改めて考える良い機会となりました。

星野さんは「うまい話には飛びつかない」「個人情報は教えない」「困ったときは相談する」ことが、トラブルを予防する上で大事なことだとおっしゃっていました。また、どんなに気をつけてもトラブルになることはあるので、そんなときは「メールの保存やスクリーンショットなどで証拠を残す」「保護者や先生、警察など大人に相談する」ようにと伝えられました。

これから先の時代を生きる生徒達は、スマホ・ケータイとうまく付き合っていかなければなりません。そのためにも、この問題についてさらに考えを深めるような学習を重ね、家庭と学校が協力して、携帯・スマホを使う場合ルールを設けるなど、より一層取り組んでいきたいと思います。