学校行事

【中学】新入生オリエンテーション3日目(最終日)

2019.04.13

あっという間にオリエンテーション3日目の朝を迎えました。

起床時間は昨日と同じ6:00です。が、今日は最終日。「朝の集い」に行く前に、寝具の片付けなどすることはいっぱいです。残念なことに不安は的中。ほぼ全員が時間に余裕を持って集まれていたものの、ある1部屋の数人だけが、僅かに遅刻してしまいました。少々疲れも出てきますが、学校生活に遅刻はご法度です。遅刻しないために、そして遅刻をして皆を待たせてしまったときにどうすべきかを考えてもらう機会になりました。

「朝の集い」では、大水校長先生が「大きな木」という絵本を題材にお話されました。原題は「The Giving Tree」。一人の少年と一本の大きな木のお話です。少年が小さい時、少年と木はいつも一緒に遊んでいました。ですが、そんな少年も成長するにつれて木と会う機会が段々と減っていきます。少年はたまに木に会いにくるとお願い事ばかり。少年が、お金や家、船を望むたびに大きな木は自分の身体を削って少年の願いを叶えてゆきます。「与えること」「与えられること」「相手を想うこと」「相手に想われること」とは、一体どういうことなのかを考えさせてくれる絵本です。聖書の一節も合わせて読み、神様や親から与えられている”愛”と、それに応えていく姿勢を考えました。

 

朝食が済んだら、いよいよ最後の研修です。HRの時間をとって、学級年間目標を話し合います。それだけでなく、「学級年間目標発表会」まで開催しました。目標が決まってから発表までの準備時間はわずか1時間。発表会は生徒たち自身がとても積極的で、その場で決めた司会もそつなくこなし、笑顔で溢れていたのが印象的でした。

昼食を食べたら退所式を行い、帰校します。僅かな期間ではありましたが、心なしか顔つきも少し中学生らしくなったように見えます。

「行きのバスは俺たちぐらいしか話してなかったのに、皆話すようになったなぁ」という感想も聞こえてきました。来週から本格スタートする中学校生活に期待が膨らみます。