学校行事

6/14(金)第24回未来予想図を行いました

2019.06.24

6月14日(金)5・6校時に5・6年生を対象に同窓生特別授業「未来予想図」が行われました。
今回で24回目を迎えるこの行事は、仁川学院小学校同窓会設立以来、同窓会と小学校が協力して取り組む最も重要な活動のひとつです。今回も社会の一線で活躍する先輩方が、ご自身の仕事や働くことの価値など様々なことを子どもたちに伝えてくださいました。
 
5年1組 「洋菓子店というお仕事」エルベラン パティシエ 柿田 衛二先生(24回生)

「ケーキ」と聞いて、パブロフの条件反射状態だった子どもたち。柿田先生の流れるような手さばきで、目の前でイチゴのホールケーキが見る見る内に出来上がるのを見て大感動。拍手喝采で授業がスタートしました。5校時のテーマは「生クリームとは?」生乳100%だからこその本物の味とその魅力をお話いただきました。『ああ、食べたい~。』と唸る子どもたちに、御自身のお子様のお話も交えて、乳、小麦、卵にアレルギーのある人にとってのホイップクリームの存在の大切さをお話いただきました。6校時は「理想のケーキとは?」をテーマに、班ごとに話し合い、自分たちで新しいケーキをデザインして発表しました。力作?を上手にお褒めいただきながら「食べた人に笑顔になってもらうこと、幸せになってもらうことを思ってケーキを作ることが何よりの楽しみでやりがいです。」とお話を締めくくられました。『誰かの幸せを創り出すことのできる人になってほしい!』柿田先生からの熱いメッセージをしっかり受けとった子どもたちでした。


5年2組 「ボイストレーナー~声のお仕事~」劇団ドラマティックカンパニー ボイストレーナー 珠希 美碧先生(19回生)
 19回生であり、声優・ボイストレーナーとして活躍されている珠希美碧先生に授業をしていただきました。まず、珠希先生がなぜ声優を志そうと思ったのかということや、声優という仕事の中で大変なこと・大切なことを教えていただきました。また、ボイストレーナーとしての観点から他人に聞き取りやすい声の出し方についてもレクチャーしていただき、「母音をしっかり発音する」というポイントも教わりました。早速そのポイントを意識するために、実際の声優さんたちが活用している「アエイウエオア王物語」という台本を使って音読劇を行いました。舌がからまりそうな難しい言葉の連続に、「こんなの読めないよ~!」とはじめは悲鳴をあげていた子どもたちも、珠希先生に教えていただいたポイントを意識する中で少しずつ上手に読めるようになりました。子どもたちは、これからたくさん人前で発表する機会があると思いますので、今回学んだことを意識して取り組んでもらいたいと思います。

6年1組 「循環器内科~心臓カテーテル治療~」近畿大学循環器内科・桜橋渡辺病院 医師 渡辺 平太郎先生(36回生)
 36回生で循環器内科医の渡辺平太郎さん(近畿大学循環器内科・桜橋渡辺病院)に授業をしていただきました。まず、自己紹介をしてくださり、小学校時代の写真を見せながらその当時のことを話してくださいました。今でも卒業生同士や恩師との交流があることを知った子どもたちは、「自分たちも!」という顔をして昔話を嬉しそうに聞いていました。また高校3年生の時に、医学部とサッカーのプロテストにダブル合格した話を聞き、「天は二物を与える」と冗談を言っている子もいました。そしていよいよ「心臓カテーテル」という授業が始まりました。狭心症や心筋梗塞についての説明があり、PPで血管の中の映像も見せていただきました。そして最後は児童全員分の清潔術着が用意されており、実際に着ることができた子どもたちは本当に喜んでいました。「ドクターX」になった気分で撮ってもらった記念写真は、教室の背面に掲示されています。授業をとおして最も印象に残ったのは、「何でもいいから日本一を目指してください」という渡辺さんの言葉でした。
 

6年2組 「医療・医学研究の魅力」医療法人社団礒崎医院理事長 兵庫医科大学 近畿大学医学部講師 礒崎 耕次先生(15回生)
  15回生の磯崎先生からは、医学部卒業後の進路についてお話いただきました。医師として医療を行う道や、医学研究を行う道があり、その両者の魅力について聞くことができました。医師と言っても、多くの専門分野が多あり、患者さんを診るだけが医師ではないことを教えていただいたので、子どもたちの医師に対するイメージが広がったいい機会となりました。お話を聞くだけではなく、内視鏡の手術をしている様子や最新技術の機械の映像なども見る事ができため、子どもたちは食い入るように見ていました。「仕事をしているときに気を付けていることは何ですか。」という子どもからの質問に対して、「常に善意の心を持って人に接することを心掛けています。時には善意を悪意で返されたり、自分の善意が返ってこなかったりすることもあるけれど、善意の気持ちを持つ強さは忘れないようにしています。」とおっしゃっていました。これはまさに「和と善」の精神だと思います。59回生の子どもたちも卒業してからも「和と善」の精神を持ち続け、周りに発信できる人でいてくれることを強く願っています。