仁川学院中学・
高等学校

2024 年 8月 記事一覧

2024.08.28 ニュース
ふくしま学宿ツアーに参加報告(チームHYOGO主催)

8月21~23日の2泊3日、4名(1年生1名、2年生3名)が「ふくしま学宿チームHYOGO」 の一員(生徒33名,大人9名の合計42名)として、福島県(双葉町・浪江町・大熊町・相馬市など)を訪れて、朝から晩まで学び続けてきました。

「ふくしま学宿 チームHYOGO」は、灘高校の池田先生が「《福島が教えてくれる学び》を若い人たちに伝えていきたい。 特に、阪神・淡路大震災を経験した兵庫県に住む子どもたちと一緒に考えていきたい。」という思いから始まり、2019年夏から続けてこられた活動です。

東日本大震災が起こった頃は2、3歳であった生徒たちは、ニュースなどで知っていたこととは違う当時の状況を見て、語り部さんから話を聞き、衝撃を受け涙ぐんでいる生徒もいました。そして、地震や津波のあとは原子力発電所の事故があり、助けられる命も置いて避難しなければならなかったことも聞き、胸が痛くなりました。

また、どこまで復興されているのかが把握できていなかったため、「13年間経ってもなお、帰還困難区域があり、バリケードがあって入ることができない場所がある。」「後何年かかるかは検討もつかない。」「解体も出来ずに放置された家がある一方、そこから車で5分程走ったところには、新しく開発した大きな商業施設や新しいエネルギーを作る工場などがある。」「元の住民の3~7%程しか戻ってきてない。」など、さまざまな状況を知り、現地に足を運ぶことの大切さを痛感しました。

[請戸小学校内見学の様子]

 

2日目は原子力発電所内に入り、見学することができました。この日は、廃炉が決まっている2号機から、今後の研究開発に向けて燃料デブリを3gだけ取り出し始める日でした。結果、人為的ミスにより取り出しはできずに延期となりましたが、経済産業省の木野様からも詳しい話を聞くことができ、学びの多い日となりました。ちなみに、この燃料デブリを取り出す予定も当初の予定より3年遅れています。防護服を着ながら作業を続けておられる方も、一日の作業時間は制限されていて、慎重に作業されていました。このような状況で本当に残り30年で廃炉の作業を終えることができるのか、処理水だけでなく廃炉したものを置く場所など考えることが多くありました。

[大熊未来塾 木村様の講演後に質問する様子]

[経済産業省 木野様の講演中の様子]

※NHKの取材の記事はこちら⇒https://www3.nhk.or.jp/lnews/fukushima/20240823/6050027200.html

最終日は、いわき市湯本高校と相馬市の相馬総合高校の生徒たちとの交流会がありました。同世代の生徒たちとさまざまな考え方・感じ方を共有し、これからどのように生きていくべきか、どのように伝えていくべきかを話し合いました。その姿を見ていると、これからの未来に安心感が持てました。若い世代のエネルギーは素晴らしいと感じた三日間でした。

[学校交流での様子]

参加した生徒の感想(抜粋)

 ▶ 私は伝えることの大切さを知りました。時が止まったような街、家族を亡くされた方、自分の街を本当に大好きな方を見ると一言にしなくて良いなんて言えないと感じました。でも強いて言うなら、この悲劇を後世に伝えていくために、街を残して復興するのだと思いました。今までで一番心に残った研修でした。

 ▶ 三日間で特に大事だと思ったことは、他人との繋がりと防災意識です。日頃から地域の方々に笑顔で挨拶をすることを心がけて、意見交換できる状況を作っておくこと、常に防災意識を持って生活することが大切だと思いました。

 ▶ どうせ津波は来ない。どうせ南海トラフ巨大地震とか・・・。と気を抜いて何も備えずに過ごしていたら、この悲しい歴史を繰り返すだけなのだと感じました。

 ▶ 本当に心の底から傷を負った人がいる中で、心の面での復興を進めるためにはどうすれば良いのかと考えされられました。私たち含めて、日本中の人々が福島であったこと、阪神・淡路大震災、能登半島地震で起きたことを少しでも知ろうとする姿勢があるだけでも、被災者の方々のために何かしていることになると思いました。

 

追伸:灘高校の池田先生を始め、ホープツーリズムの渡辺様・小泉様、私たちのためにお話ししてくれたすべての方々に感謝申し上げます。ありがとうございました。

2024.08.28 学校行事
【高校】令和6年度 地域インターンシップ体験 参加報告

昨年度に引き続き、「地域インターンシップ体験」の職業体験プログラムを7~8月にかけて実施し、37名の生徒が各企業の体験に参加しました。今年度は、「株式会社アルトナー」「不二電気工事株式会社」「株式会社ホンダモビリティ近畿(ホンダカーズ兵庫)」「日笠工業株式会社」「生活協同組合コープこうべ」「株式会社シュゼットホールディングス」「兵庫県庁」「株式会社JTB」「株式会社ベネッセスタイルケア」「ディーズ広告事務所&長谷波写真事務所」「株式会社ケシオン」の計11の企業にご協力いただくことができました。

今回の体験を通して、今の自分には何が足りないのかに気づき、挨拶・マナーの大切さやコミュニケーションの必要性などをあらためて感じ、将来の進路のことを今まで以上に考えるようになってくれた生徒が多くいました。

インターンシップを体験した生徒たちからは、次のような感想がありました。

▶このインターンシップで、誰かのために何かをしたいという気持ちや、分からないことに向き合う力、特定の年齢層に向けた文章を考える力など、多くのことを学びました。どれもこれからの生活や将来に役立つものだと思います。この経験を忘れず、今後に活かしていきたいです。また、コミュニケーション能力や細かいマナーなど、自分に足りないものにも気づくことができたので、身につけられるようにしたいと思います。

▶近道ばかりを探すのではなく、何事にも真摯に取り組む力と、やるか迷った時はチャレンジしてみる力をつけていきたいです。人の目を気にしたり失敗を恐れたりしていては本当に自分がしたいことはできないと思うので、まずはやってみる、失敗したらまた次のことに目を向けるくらいの気持ちで挑戦していきたいです。

最後になりましたが、ご協力いただいた企業の皆様方、お忙しい中、本当にありがとうございました。         

2024.08.27 学校行事
【高校】2学期始業式を行いました

8月26日(月)、約1か月の夏休みが明け、2学期の始業式が行われました。

今年の夏休みは去年の新型コロナウイルスによる制限の大幅な緩和を受け、学習合宿やクラブ活動が盛んに行われました。また、3年生は受験生として、入試に向けて日々勉強に励んでいました。

登校した生徒たちは、充実した夏休み生活を送ったためか、表情や姿から成長が感じられました。

 

始業式は各教室にてZoom配信で生徒は参加し、校長先生、教務部、生徒部の先生から、2学期での過ごし方のお話の他、震災教育として福島県にて研修を行った生徒のお話もありました。

 

 

             

始業式の後は、1、2年生はホームルームでの2学期の委員決めや学院祭についての話し合い、3年生は受験に向けてのホームルームが行われました。

 

その後、1、2年生はスタディーサポートを受験しました。

2学期は学院祭や研修旅行、クリスマスウィークなどの学校行事があり、また、クラブ活動でも新人戦などの重要な大会も開かれていきます。文武ともに多忙な毎日となりますが、限られた時間の中で今自分は何をするべきかを自分自身で判断できる機会となり、成長に繋がればと期待しております。

まだまだ厳しい残暑が続き、台風も多いこの季節ですが、体調管理をしっかりと行い、熱中症にも注意しながら充実した学校生活を送ってほしいと思います。

2024.08.26 学校行事
【中学】2学期が始まりました!

8月26日(月)、約1か月の夏休みが明け、2学期の始業式を行いました。

まれにみる暑さが続いた夏休み。家族との時間や部活動などで各々が有意義な時間を過ごしてきたことと思います。

登校した生徒たちの中には、たくましく真っ黒に日焼けした生徒の姿もあり、それぞれが充実した夏休みを過ごしていたということが伝わってきました。

コルベ講堂で行われた始業式では、校長先生から、「ただ楽しく過ごすだけでなく、3年生は高校進学を意識し、1,2年もそれぞれの目標を大切にして過ごすように」。また、「人は慣れてきて安心すると、心が緩む」との言葉を頂戴しました。続く、教務部からは「自分の大切にしていることを常に意識していこう」。生徒部からは「他者とのかかわりのなかで思いやりの気持ちをもとう」と話があり、それぞれ生徒たちはしっかりと耳を傾けていました。

また、この夏休みには多くのクラブ活動で大会が行われましたが、水泳部、バドミントン部が好成績をあげましたので、表彰を行いました。残念ながら入賞を逃したクラブ、選手もひきつづき頑張ってくれることでしょう。

2学期は、9月の学院祭を皮切りに、運動会、修学旅行、校外学習、職場見学体験会、クリスマスウィークなど、行事が続いていきます。始業式後にはさっそく学院祭について生徒会長や担当の先生から説明がありました。忙しい日々の中でもしっかりと自分の役割を考えて行動して、1日1日を大切にしながら実りあるものにしてくれることを願っています。

台風の接近が気になる週ですが。気持ちを切り替えて明日から頑張りましょう。

2024.08.26 中学入試情報
【中学】第2回オープンスクールを実施しました

8月24日(土)午後、第2回オープンスクールを実施しました。

残暑厳しい中、たくさんの小学生と保護者の方にご来校いただきました。

吹奏楽部による演奏で、ご来校いただいた皆さまを歓迎。その後、全体説明を行い、「体験授業」「校内見学」にご参加いただきました。

   

体験授業では「理科」「仁川の森(園芸内容の総合学習)」「家庭科」「社会科」を開講しました。初めて出会う友だちと、初めて出会う本校のお手伝い役の生徒に、最初は緊張していた小学生の姿もありましたが、共に作業などを行う中で、徐々に表情が和らぎ、たくさんの笑顔が見られました。これには、お手伝いの生徒も安堵。初めての体験や初めて見たもの、触ったものもあり、楽しんでいただけたのではないかと思います。

  

 

 

校内見学ではクイズラリーをしながら、校内の施設やクラブを見て回り、短い時間ではありましたが仁川学院の雰囲気を感じていただいたようでした。

    

 本日はご参加くださり、ありがとうございました。9月以降は下記の日程で、説明会・行事を行う予定にしております。またのご来校を心よりお待ちしております。

 

今後のオープンスクール・説明会・行事のご案内(多くが事前の予約を必要としますので、ホームページで随時ご確認ください。)

第2回個別相談会・学校見学会  9月10日(火)~12日(木)

第2回入試説明会          10月12日(土) 14:00~16:00

プレテスト             11月17日(日)  8:00~12:00

第3回入試説明会          11月17日(日)  9:00~11:00

入試直前相談会           12月 7日(土)  9:00~12:00

 

2024.08.24 高校入試情報
【高校】第2回オープンハイスクールを行いました

8月24日、令和6年度 第2回オープンハイスクールを行いました。

仁川学院のオープンハイスクールは、受験を控える中学生のみなさんに向けて、生徒会や有志の生徒スタッフが中心となって実施しています。第1回と同様に、今回のオープンハイスクールも生徒が中心となって運営を担ってくれました。生徒誘導や校内案内など、自分たちで工夫して来校者への案内や声掛けをする様子が多くみられました。

  

オープニングセレモニーは吹奏楽部による歓迎演奏からスタートしました。

 

校長先生からは仁川学院の〝和と善〟の精神についてお話をいただきました。生徒会長の歓迎の言葉では、仁川学院の魅力を沢山知ってほしいという熱い想いを聞くことができました。そのあと、生徒会のアカデミアコース生徒からの学校紹介がありました。最後は、生徒会の制作したオリジナル動画を使用しながら、コースの特徴や探究授業で取り組んでいる課題の紹介をしてくれました。

  

コルベ講堂内での説明後は、希望者を対象に5教科を中心とした体験授業と、本校の高校入試のための対策講座を実施しました。

 

理科:ニワトリの心臓の観察 / 社会:ようこそ地図の館へ! 他

 

国語:GO・KA・Nで味わう文学 /数学:中学数学からはじめる「高校の確率」他

 

体験講座のほか、生徒会と有志の生徒スタッフが主体となる、校内ツアーが行われました。普段から使用している教室や体育館、武道場、温水プールなどを順番に回りながら学校生活の様子と部活動について、学校生活のリアルな話を交えながら伝えている様子が伺えました。

 

今後の高校の入試説明会は、10月中旬から開始となります。9月以降、本校のホームページにて、内容の詳細や予約方法をご案内させていただく予定にしておりますので、定期的にご確認いただければと思います。

また9月21日(土)には中高学院祭が開催されます(公開行事ですので、中学生の皆さんは制服を着てご来校いただけます)。

参加された中学生の皆さん、本日は暑い中ご来校いただきまして、ありがとうございました。