仁川学院中学・
高等学校

2015 年 7月 記事一覧

2015.07.31 高校入試情報
【高校】 高2 学習合宿を実施しました

7月27日(月)~29日(水)の2泊3日、兵庫県内の西脇ロイヤルホテルにて、学習合宿を実施しました。

高校2年生の学習合宿…。高校2年生の夏は「受験勉強をスタートさせる」大切な時期。

自分の弱点や抜けている学習内容を把握した上で、高校2年生1学期までの総復習に自ら取り組む意識改革と習慣の是正をメインテーマとして、学習をスタートさせました。

合宿中は、授業よりも、「自習時間」に重点を置き、2泊3日の中で、15時間弱の自習時間を設定。

今回、多くの自学自習を時間設定したのも、「させられる」勉強から「自分で進める」勉強を、自ら体験することでこれまでの自分自身の中の「弱さ」「甘さ」と向き合い、受験勉強で大切なものを「実感」として気づかせるため…。

最初は、集中力が続かない生徒、単語帳ばかりを見ている生徒、1つの教科ばかりやっている生徒が多数見られましたが、途中から、ほとんどの生徒の集中力が高まり、これまでの総復習に本気で取り組んでいる姿勢が印象的でした。

IMG_5380 IMG_5436

 

その他、学習合宿中、以下のプログラム等を行いました。

① 河合塾の講師の先生による学びに関する「進学講演会」

② 生徒自身による「数学」、「国語」の内容に関するアカデミックなプレゼンテーション

③ 英語・数学・古・常識力の4種類の小テスト(各2~3回ずつ)

④ 国・数・英の授業

その中でも、①の河合塾の講師の先生による講演は、生徒達のやる気に火が付いた様子でした。

IMG_5407 IMG_5399

先生は、「大学受験のためには、目的を持って、自分の覚悟を決めなければ何も始まらない」「広い視点で物事を見るように学ぶ」ことを力説されました。

また、学習合宿では初の試みとして、②の2人の生徒によるプレゼンテーションを行いました。

数学に興味のある生徒は、「バーゼル問題」という内容を、熱心にその内容と面白さを披露してくれました。国語に興味のある生徒は、「生まれる漢字、消えていく漢字」と題して、国字、則天文字などをわかりやすく解説してくれました。

同年代の生徒が、幅広い知識と興味を持って、堂々と120数名の前でプレゼンテーションをする…。このことは、多くの生徒の意識を大きく変えてくれたことでしょう。

IMG_5434 IMG_5472

 

「学ぶ」とは何か。「拡がる」ような学びを大切に。「このままではいけない。自分を変えなくては」という気づきと痛感。「自習に向き合う」ことによって培った自信と体力(耐力)。

受験勉強は自分を変えてくれるものーーー本校の卒業生がそう言っていたのを思い出しました。彼らのこれからの変容に大きく期待の膨らんだ2泊3日の学習合宿でした。

2015.07.29 学校行事
【中学】特進Ⅱコース学習合宿(3日目)

合宿最終日は毎年恒例・知恩院の朝のお勤めに参加するところから始まります。前日、夜遅くまで学習していたにも関わらず、4:40起床でお堂に向かいます。私語を慎み、畳の上で静かに聞くお経と木魚。心が洗われる空間。その後、知恩院の方のご案内で、重要文化財の鐘楼を見物。国内最大級の大きさを誇る釣鐘で、あのアインシュタインが音の聞こえ方について実験をしたそうです。

鐘楼 自学自習3日目

 

宿舎に戻ると、朝食前の自学自習が80分。これが合宿中、最後の机に向かう学習時間。睡魔や疲労に負けることなくやり抜きました。

朝食後、いよいよ京都散策に出発。5・6人で形成された班は、1~3年混合です。地図を頼りに、東山の佇まいを味わいます。鹿苑寺金閣や晴明神社、二条城などの名所だけでなく、今年は立命館大学の国際平和ミュージアムも見学。昨日の事前学習で教わったことと重ねながら、じっくり展示物を観て考えを深めていました。

国際平和ミュージアム 京都散策 終了

猛暑に負けず、バスを乗り継いで5時間の散策が終了し、全員無事に知恩院に戻ってきました。「学習」と聞くと、机に向かう座学のイメージが先行しがちですが、フィールドワークを通して五感で味わうことも立派な「学習」。仁川学院の特進Ⅱコースでは、そこにもこだわっています。

いよいよ閉校式。知恩院和順会館の館長からは、「人間は卵からさなぎへ、さなぎから成虫へと成長する昆虫と同じ。節目ごとに変化していくもの。みなさんがどんなふうに変わっていくのか楽しみです」というお言葉をいただきました。

閉講式 本田先生

帰校してアンケートの記入。この3日間の自分をふり返る意味もあります。最後に本田徹也教頭から「最初から『できない』と自分で決めつけない。何でもやってみること。そこから道が開ける」というメッセージをいただきました。この3日間、さまざまな学習の時間を合計すると25時間以上に上ります。これで終わり、ではなく、この経験を良いきっかけにして、夏休みの学びを加速させてほしいと願っています。

2015.07.28 学校行事
【中学】特進Ⅱコース学習合宿(2日目)

学習合宿の2日目は、宿舎から一歩も外に出ない缶詰状態。一日中、脳みそに汗をかき続けます。

起床後、すぐに自学自習。全員の設定集合時刻は6:15。しかし、早くも5時の段階で全体の4分の1にあたる13人の姿が……。その後、30分の間にほとんどの生徒が自学自習のために集い、気力みなぎる朝となりました。

朝の自学自習 英単語チャレンジテスト(ルール)

朝食後は、英単語チャレンジテスト。出題される英単語は事前に指示されています。ルールはご覧の通り。

真剣勝負! 70分間でよりたくさん小テストを受けられた人が勝ち。

英単語チャレンジテスト(考え中) 英単語チャレンジテスト(答え配布)

満点取れたかな?

結果の発表。各学年で最もたくさんのテストを受けられたのは、この方たちです。Congratulations!

英単語チャレンジテスト 優勝

 

明日の京都散策で、立命館大学国際平和ミュージアムを訪れます。それに関連し、太平洋戦争について事前学習。

広島の原爆ドーム。今は残っていないドーム周辺の建物に注目すると、被害の大きさが鮮明にわかります。なぜ原爆が落とされたのか。歴史的背景をしっかり知っておくことが大切。

事前学習(原爆ドーム) 事前学習(記入)

授業を聞き、テキストを参照しながらプリントに書き込みます。終わりに、この授業を受けて考えたことを文章にまとめました。

やはり普段の教室での授業とは違った学びを。先生方も工夫を凝らします。

京都には古典文学にまつわる名所がたくさん。現地を訪れて古典の世界をのぞいてみましょう。大学で学ぶような内容もふんだんに。また、英語の授業では、beautifulやcuteなどの形容詞をジェスチャーで相手に伝えるゲームで大盛り上がり。

京都と古典文学

 

やすらぎの時間はお風呂と食事。今日の夕食は小鍋でアツアツのすき焼き! ご飯もたくさんおかわり。脳に十分な栄養を送らないと。

夕食(ご飯おかわり) 夕食(ピース)

 

夜のチャレンジテストは計算。正解するまで次の問題へ進めません。この70分間、ひたすら計算に没頭。難問も出題されていて、なかなか正解にたどりつけず悔しがる声も。その「悔しい思い」こそ自分を高める原動力になるのです。

計算チャレンジテスト(考え中) 計算チャレンジテスト(採点中)

計算チャレンジテストの優秀者で記念撮影。すばらしい!

計算チャレンジテスト 優秀者

 

昨日と同じく、熱い夜は23時過ぎまで続きます。今日1日で合計5時間の自学自習と3時間の授業、2時間超えの小テスト大会。中学の間に、こんなに学習三昧の1日は、なかなか経験できません。大きく体調を崩す生徒はなく、みんな自分の限界と闘っています。明日はなんと4:40起床。知恩院の朝のお勤めにちょっとだけ参加します。

2015.07.27 学校行事
【高校】高1特進コース学習合宿を実施しました

27722()

1年の合宿目的:「将来につながる質の高い学び」と「夏休みの勉強法を確立し、自主学習の方法を身につける」こと。

終業式後ローゼンバイゲルホールに集合。学年主任の前田先生から「これから求められる人材 ~active learner~ になるために」の話を受け、いよいよ合宿が始まるムードが高まりました。バスで約1時間兵庫県三木市にある「コープ共同学苑」に到着。1-7浜田真名加さんの決意表明がありました。3教科の担当者から「学習の武器」となる「勉強法講義」を、22時過ぎまでみっちり受けました。6組担任の新先生から「この合宿でいくつかの”武器”を手に入れるだろうが、手に入れた武器というのは、手入れが必要である。手入れをしないことには、錆びついたり、使い物にならなくなる。しまいこまずに、見直しをしたり手入れを忘れないように。」と日本刀の話を交えてお話しいただき、1日目を終えました。

IMG_1746IMG_1758IMG_1774IMG_1748

平成28723()

2日目も雨。朝のラジオ体操は中止になりました。今日は3教科の模試対策授業と特別講演会。講演会の講師には、学院顧問 田端智明氏に東京からお越しいただきました。東大卒後警察庁入庁。数多くの事件に携わってこられた田端氏からは「自律と自己コントロールができるかどうかが学習効果に大きく影響する。また、それらができない人は、犯罪にも巻き込まれやすい。目先のことにとらわれず、自分を律して、志高く頑張ってほしい。」とお話をいただきました。その後、兄弟である田端孝之校長と2人で対談形式で、生徒たちからの質問に答えていただきました。先生たちからも質問があり、研修ホールは和やかな笑いが起こりました。

夕食後、特進主任の山本先生の講話がありました。「入学して3カ月たったが、仁川学院特進生として、プライドを持って学校生活を送ってほしい。やる気のオンとオフのスイッチを上手に切り替えをするように。」と励ましを受けて、生徒たちも気持ちが新たになったようでした。夕方からは雨が上がり、ツクツクボウシが鳴き始めました。夜には庭園のウシガエルの、低い鳴き声に生徒たちが驚いていました。

IMG_1811IMG_1802 IMG_1784IMG_1794IMG_1798IMG_1826

平成27724()

 快晴。元気にラジオ体操をして3日目が始まりました。疲れが見えているものの、最終日ということもあってラストスパート。生徒たちが自分を奮い立たせて頑張っている姿が印象的です。亀井進路部長から各コースごとに「なぜ学ぶのか?大人になるとは?」鋭い質問を投げかけ、生徒たちも止まることなくペンを走らせます。

 昼食の前に「英単語テスト ファイナル」を受け、採点結果に嬉々としている表情には一つの達成感がありました。閉講式前にクラス別にミーティングを行い、合宿を通して学んだことや、今後どのように過ごしていくか総括をしました。クラス代表者がまとめて研修ホールで発表をします。

 最後に教頭先生が3日間の合宿を終え、「姿勢はその人のわがままを映し出す。しんどいことや思うようにならないことが世の中にはたくさんある。それに向き合う力をつけるのが今という時間である。一生懸命頑張っていれば、自分の夢や目標には必ず出会える。出会えない人はまだ本気になっていないからではないか。本気になって取り組み、今いるこの場所と自分の仲間を大切にしていこう。」と身が引き締まる熱いメッセージをいただきました。15時半に帰校、終礼後、帰路につきました。

 

IMG_1836IMG_1850IMG_1851IMG_1878IMG_1875IMG_1883

 

 

 

2015.07.27 学校行事
【中学】特進Ⅱコース学習合宿(1日目)

事前学習から土日を挟んで、中学校特進Ⅱコース3学年合同の学習合宿が始まりました。バスに揺られること1時間少々。観光客で賑わう知恩院に到着。浄土宗の総本山として堂々と立つ知恩院には、和順会館という宿泊施設があります。特進Ⅱコースが学習合宿で和順会館にお世話になるのは、今年で3年目です。

開講式で鈴木良孝副校長から「自分をつくる3日間。見られていないときに頑張る自分であってほしい。今できれば来年が、そして高校時代が、さらには大学受験が楽になってくる」というお話がありました。

開講式 復習テスト

まずは3教科のテストから。自分の現在の到達度を確認します。己を知ること抜きに前進はありません。

昨年度に引き続き、松井仁先生の現代文特別講座。教材に入る前に、学ぶことの本質についてのお話が80分の講義時間の半分を占めました。曰く、「自分が知らない世界で、意外性を発見し感動する。それが学問につながる。」と。また芥川賞を受賞したピース・又吉直樹について触れ、「作品を読めば、彼が文学の基礎である言語についてよく勉強していることがわかる」と賞賛。それを踏まえ、現代文の読解に大事な言語技術についてご教授がありました。教材は、明治大学の入試問題。中学1年生もいる中で、なかなかハードルの高い教材でしたが、接続関係や助詞をチェックすることで、あれよあれよとポイントが見つけられ、読み進めることができました。松井仁先生も中学生のエネルギーに好感触を得られていました。

松井仁 夕食1

つかの間の一息。楽しい夕食タイム。和順会館のメニューは中学生の胃袋を満たす豪華な内容。

3教科の授業は、普段とは違う授業が展開。夏休みの学習の具体的な方法論、辞書の使い方、難解な数学の復習問題。見事答えまでたどり着いたときには、歓声が上がりました。

初日講義1 初日講義2

夜は自学自習の時間。田端孝之校長先生からは「単に点を取るだけの人になってはいけない。広い視野で物事が判断できるちからをつけよう」と激励のお言葉をいただきました。

校長

“受身の勉強”で終わらない、“主体的な学習”という次元に到達すべく、51名の夜は23時過ぎまで続いていきます。

自学自習1 自学自習2

2015.07.26 ニュース
【中学】特進Ⅰ学習合宿・2日目

昨日に引き続き、特進Ⅰコースの学習合宿2日目が行われました。早朝に企画した希望者による自学自習・散策には3年生9人、2年生1人、1年生1人が参加し、自主的な取り組みをすることができました。起床後、6時半から45分間の自学主習。昨日の学びを大切に全員が集中を切らすことなく、しっかりと頑張ることができました。昨日よりも意欲に満ちた表情に見え、この夏の決意が芽生えてきたように感じました。

KIMG0157 IMG_1502

朝食後の合宿最後の授業は、疲れがピークに達する頃です。しかし、周りの仲間の頑張りに支えられながら、1時間先生の話をしっかりと聞ける時間となりました。クラスでの声かけも昨日とはうって変わって多くなり、本当の意味での「自分たちの学習」に近づいてきたように感じました。

そして、今回の合宿の締めくくりでもある、仁川学院高校の進路部長である亀井先生の講演「特進Ⅰコースのあり方」がありました。仁川学院中学生のうちにしておくべきこと、今真剣に頑張ることが将来の大学入試・夢への成功に大きく結びつくこと、英語という教科の重要性など、多くのことを教えて頂きました。普段高校の先生から話を聞くことのあまりない中学生にとっては、非常に良い機会となり、全員がこの夏に少しずつでも努力をし、自分を高めようという気持ちになることができました。

IMG_1455 IMG_1525

その後、自学自習を経て合宿の振り返り。個人個人がこの夏の決意をしっかりとたてました。「一日3時間勉強する!」「宿題を8月10日までに終わらす!」「偏差値60に上げる!そのために毎日○時から□時まで勉強時間にする!」「特進Sコースに絶対合格する!」などを書き、家で自分の見えるところに貼ってこの夏休みの自分の励みにしようと決意しました。お家の人にも今晩しっかりその話をし、自主的に頑張ってほしいと願っております。

IMG_1537 IMG_1543

 

これで、今回の学習合宿のプログラムはすべて終了。最後に閉講式をして帰校しました。閉講式でホテルの方に3年生の代表者が「ここで決意したことをしっかりとやり遂げます」と宣言しておりました。

1ヶ月後の始業式には,充実した夏休みを過ごした皆さんに,笑顔で再会できることを心から願っております。

2015.07.24 中学入試情報
【中学】特進Ⅱコース学習合宿(事前学習)

中学校の特進Ⅱコースでは、夏休みの初めに3学年合同で2泊3日の学習合宿を実施します。今年度で4回目を迎えます。その事前学習を行いました。

 

まず、合宿の目的と心構えを確認しました。3学年合同で行うことには大きな意味があります。上級生の取り組む姿から、下級生が学ぶものはたくさんあります。また、上級生にとっても、下級生に自分の姿を見せるという重大な使命があり、緊張感をもった活動が望まれます。

指導1 (800x601)

次に、合宿中の自学・自習の計画を立てました。合宿中は合計7時間の自学の時間があります。『論語』の有名な言葉「学びて時に之(これ)を習ふ、亦(また)説(よろこ)ばしからずや」とは、教わったことを自分で復習して身につけることの素晴らしさを説いています。学問の本質を捉えた言葉で、授業を受けて理解するだけで終わらず、自学することが重要です。

自学自習計画 (800x601)

最後に京都散策の班行動について話し合いました。宿舎は京都の知恩院。そこを拠点に、今年度はバスや地下鉄を使って移動し、金閣寺や立命館大学の国際平和ミュージアムなどを訪れます。複雑な京都のバス路線図を利用したり、インターネットで調べたりし、散策の計画を3学年合同の班で立てました。

京都散策計画1 (800x601) 京都散策2 (800x601)

学習合宿は7月27日(月)から始まります。事前学習で全員が集まり、お互いに意識を高め合ったことで、実りある学習合宿になりそうです。

1 / 212