学校行事

【中学】ダンス練習と仁川の森が始動!!

2019.04.26

仁川学院中学校のダンスフェスティバルが始まって4年目。1学期の行事としてすっかり定着しました。生徒たちも生き生きとした表情で、心から湧き上がってくる楽しさを全身で表現しています。

3年生は、始業式の日から今日までの約20日間、どのように導いていくのか、過去2年の先輩たちの姿を思い起こしながらプランニングを立てました。また、昼休みには自主的に練習をしている姿がありました。

そして迎えた今日。仁川学院中学校が長年築き上げてきた伝統である、1~3年生の混合班で練習開始。そこでは、リーダーだけでなく、全員がお互いにコミュニケーションを取りながら、難しいダンスに挑戦していく姿がありました。熱の入った練習に乗せられて先生も……。

同時進行で、園芸プロジェクト「仁川の森」の今年度の活動も始まります。平成29年度の3学期、校舎沿いにできた畑。そのときの土作りから始まり、昨年度は、多種類の野菜を植え、花の寄せ植えなど様々な経験を積み重ねました。

今年度は、本格的な活動の2年目。新しく仁川の森を創る1年生も加わったので、もう一度、仁川の森で学ぶ意義を確認することから。

市場に流通している野菜がどんなプロセスでできているのか、私たちは知りません。水と肥料を与えることはもちろん、害虫駆除や間引きなど、手間暇がかかります。こういった育つまでのプロセスを大事にしてほしいと願っています。

また、作物がうまく育っていないときには「何が原因なのだろう?」と疑問を持ち、探究する姿勢が求められます。探究には、毎日のいろんな教科で学んだ知識・考え方が活かされるはずです。そして、土の匂いを嗅ぐ、土と作物を自分の手で触る、作物を収穫して味わう……、五感でホンモノを体験するからこそ発見できることがあります。

教科横断型、社会とのつながりを知ること、そして教科書の文字を超えた実体験。これが、「仁川の森」に取り組む意義です。

ガイダンスの後は、ダンス同様、1~3年生の混合班での活動開始です。

昨年度は、初めての栽培だったので、教員側から作物の育て方について指示を出していました。

でも、今年度の2・3年生には、昨年度の経験があります。年度末には、1年間の活動で生じた疑問を昨年の体験と学びを、今年度の活動で結実させてほしいと願っています。種のまき方、水やりの頻度、発生が考えられる害虫……。去年の経験とタブレットで調べたことを元に、栽培計画を立てました。

自分たちで立てた計画を元に栽培をし、観察記録を残していきます。どうすれば育つのか、育たないときは何が原因なのか……。観察することで、考えが深まるでしょう。昨年より深化した生徒たちの学びを期待しています。