仁川学院小学校

2020 年 1月 記事一覧

2020.01.17
はじめの一歩

今日の2,3時間目に、はじめの一歩が行われました。

子どもたちは、幼稚園の児童と一緒に遊ぶことが待ち遠しいとばかりに、朝からそわそわした様子を見せていました。

特にマリアの園幼稚園を卒園した子どもたちにとっては、久しぶりに幼稚園の頃のお友だちや先生に会うことができる、とても楽しみな時間だったようです。

 

まず園庭につくと、縄跳びをして遊びました。

お手本を見せてあげたり、上手だねと褒めてあげる子どもたち。

小学校では一番年下ですが、幼稚園の子どもたちにはお兄さん、お姉さんとして、とても優しく接してくれました。1歳しか変わらないのに、たくさんいるペアのお友だちの名前を頑張って覚えようとし、「こっちにおいで」「一緒にやろう」と自ら声をかける姿は、とても頼もしいものでした。

 

 

縄跳びの後は、幼稚園の子どもたちが手作りしたかるたで遊びました。

ここでもお兄さん、お姉さんとして力を発揮してくれた1年生。

先生のお話を聞くときにきちんと座れていない子に声をかけたり、自らがお手本となる姿勢を示してくれたり…。

入学してからの成長を改めて感じさせられ、とても嬉しい気持ちでいっぱいになりました。

ただ、かるたが始まってからは1年生も本気モード。

両者一歩も譲らない熱き闘いを繰り広げていました。

幼稚園の子どもたちが作ってくれたかるたは、絵が可愛くとても素敵なものでした。

      

たった1時間ほどしか交流できませんでしたが、すっかり仲良くなった子どもたち。

最後は顔が見えなくなるまで手を振り続け、別れを惜しんでいました。

一貫校だからこそ行える行事の一つ。

このような縦のつながりを、これからも大切にしていってほしいと思います。

  

2020.01.16 学校行事
祈りの日

 

今年で阪神淡路大震災が起きてから25年経つことになります。本校では、毎年、震災の日に合わせて「祈りの日」を設定し、コルベ講堂にて追悼の集会とミサを行っています。

震災を体験した教員からのお話がありました。

 

今年は、生西教諭からのお話でした。震災が起きた日に見た光景について、命の尊さについてのお話でした。また、子どもたちは、現代美術家である大野良平さんが「街と人の心の再生」を願って、石を積み上げ製作されたオブジェ『記憶の中の「生」』の写真と共にお話を聞きました。児童は真剣に話を聞いていました。

 

 

 

 

 

 

その後、追悼ミサがありました。ミサの説教の中で、大水校長先生から「このような大きな災害が私たちの身近で起こったということを忘れないためにも、伝え広めて欲しい」というメッセージがありました。

 

 

 

 

 

 

そして、本校在学中にこの震災で亡くなった女子児童が大好きだった「ちいさいひつじが」をBGMに、全校生でキャンドルをコルベ講堂中央にある祭壇へ奉納しました。その時のキャンドルは明るく美しく、命の輝きを表しているようでした。

 

 

 

 

 

 

 

震災を風化させてはいけないということ、当時まだ生まれていなかった児童一人ひとりの心の中に、震災を経験した人々が学び得たものが少しでも残ってほしいと思います。また、自分自身の命の尊さ、そしてそれと同じように友達や周りにいる人、生きている全ての人の命が大切であるということを忘れず、日々過ごしてほしいと願っています。