仁川学院中学・
高等学校

2018 年 9月 記事一覧

2018.09.28 ニュース
【中学】園芸プロジェクト仁川の森 野菜のその後・フラワーデザイン

運動会の合同体育があったため、9月7日以来3週間ぶりの「仁川の森」。この3週間の間、台風や長雨が畑にも影響を及ぼしました。

前回植えたダイコンの種は順調に発芽しました。しかし、雨模様が続いたため、土に糸状菌(カビ)が生えました。それを取り除くと、今度はアブラムシが発生。せっかく広がっていたダイコンの葉を食い尽くしました。今日はほとんどのダイコンの苗を抜いて、もう一度種まきをしました。

「仁川の森」としては初めての挫折。作物を育てる難しさを実感。でも、これも大切な経験。3学期に、どうしてこんな被害にあったのか、どうすれば対策が施せるのか、振り返りと分析をする予定です。

また今回は、別の畝に各班が5種類の中から選択した野菜の種をまきました。野菜の種類によって、種のまき方、土のかぶせ方、もみ殻の種類が異なります。3年生の班長に手渡された、種まきの方法のプリントを参考にしながらの作業です。野菜の種類による違いが出てくるので、比較する楽しみがあります。

プランターに種まきしたニンジンは順調です。間引きをしたあと、週末に来るであろう台風からの難を逃れるため、室内へと避難させました。天候不順で畑の作物が思うように育たなくても、プランターなら移動させることで災害を避けられます。

 

室内では、「花の寄せ植え」の第2段。前回は、寄せ植えの基本のレクチャーを受け、どの花を使うか選びました。今回は、色彩について美術科の先生からレクチャーがありました。色の組み合わせによって、見た目の印象が大きく変わります。レクチャーを踏まえて、紙に印刷された花の写真を使い、“バーチャル寄せ植え”。班員で相談しながら、どんな組み合わせで寄せ植えするか、コラージュを作成。36の班が、それぞれ個性あふれる作品を作りました。

「仁川の森」は園芸プロジェクトです。植物を育てる理科的な体験だけでは終わりません。色合わせという美術の要素も入ってきました。そして今後も1~3年の混合班で、お互いにコミュニケーションを図りながら進めていきます。「仁川の森」は、仁川学院を卒業してから役立つ力を身につける、“生きた学び”になります。

2018.09.14 中学入試情報
【中学入試】仁川学院中学校プレテストのご案内

今年度も,下記の日程で中学校プレテストを実施いたします。

当日と同じ場所で,当日の入試問題と同様の傾向・難易度の問題が受験できる,とても貴重な機会です。

さらに,2019年度入試から新規実施の『適性検査』や,昨年度から実施の『総合問題』も受験することができます。

日頃の勉強の成果が発揮できる,またとないチャンスです。

みなさま,ふるってご参加ください!

 

【対象】   小学6年生

【受験料】  無料

【実施会場】 仁川学院中学校

【プログラム】8時           受付開始

       8時30分 ~  9時20分 国語

       9時35分 ~ 10時25分 算数

       10時40分 ~ 11時30分  『理科』『適性検査Ⅰ・Ⅱ』『総合問題』から1教科選択

        アンケート記入後に終了(12時)

※『適性検査Ⅰ・Ⅱ』は,適性Ⅰ(国語的分野)と適性Ⅱ(算数的分野)の内容をそれぞれ25分ずつ,計50分の内容で実施します。

※選択されなかった教科の問題につきましては,後日、成績資料とともに郵送いたします。

【申し込みは締め切りました】

 

当日は,プレテストと並行して第3回入試説明会(9時~11時)を開催いたします。

また,プレテスト受験者対象の『入試個別相談会』を12月1日(土)に実施いたします(プレテストを受験していなくても参加いただけます)。ふるってご参加ください。

2018.09.09 学校行事
【中学】第1回入試説明会を行いました

9月9日(日)10時より、第1回目となる中学校入試説明会を行いました。

 

先の台風や連日の大雨で天候が心配されていましたが、幸い午前中はやや落ち着いており、本校に関心を持っていただいている児童と保護者の方に多数ご来校いただきました。ありがとうございました。

はじめに大水校長から「仁川学院教育の目指すこと」と題して、話があり、その後は、教育システムや入試要項、普段の様子などについて各担当の先生から説明がなされました。最後の「入試アドバイス」では各教科で出題される問題の傾向や対策についてアドバイスがなされ、児童の皆さんが熱心に耳を傾ける姿が見受けられました。

 

残念ながら、説明会中に大雨警報が発表され、校内で活動していた生徒は下校してしまいました。やや寂しい雰囲気の中ではありましたが、少人数グループに分かれて実施した校内見学、総合学習『仁川の森』の活動風景映像や経過観察記録などを通して、本校の魅力を少しでも肌で感じていただけていたら幸いです。

 

今後も、運動会、学院祭などの公開学校行事だけでなく、説明会やプレテストを実施していきますので、皆様のご来校をお待ちしております。

 

2018.09.07 ニュース
【中学】園芸プロジェクト「仁川の森」花の寄せ植え~環境をデザインしよう~

9月4日火曜日、何十年ぶりかの猛烈な勢いの台風が襲来。まだ停電が続いている生徒の自宅があります。仁川学院の畑にも台風は大きな爪痕を残しました。

先週、みんなで愛情込めて移植したキャベツとブロッコリーの苗。支柱にしっかりとくくりつけていましたが、暴風には勝てませんでした。苗が支柱ごと根っこから抜けて、あちこちに散乱。このまま放置していては、苗が腐り、土にも悪影響を及ぼします。苦汁の思いで、苗を処分。畑には、苗の抜けた穴がたくさんでき、虚しさを感じます。

 

 

しかし、勇気を与えてくれるものもありました。種を蒔いたダイコンは、暴風雨に耐えて発芽をしました。また、ニンジンの種を蒔いたプランターは、予め室内に避難させていたため、無傷です。プランターの表面に蒔かれた籾殻に、じっと目を凝らすと、小さな緑色の芽の姿が! 発芽させるのが難しいニンジンですが、1学期の経験が活きたようです。今日は、たくさん発芽したところは間引きをし、逆に発芽の少ないところにはもう一度種を蒔きました。一見、地味な作業ですが、人間が優しく手を掛けることで作物は立派に育ちます。

  

2学期の「仁川の森」は野菜の栽培にとどまりません。「環境をデザインしよう」を合い言葉に、花の寄せ植えに挑戦します。今日は、鉢に入れる土と石の説明から始まり、どのように寄せ植えをすると見映えがいいか、レクチャーを受けました。教える教員も、聞く生徒も、真剣そのもの。

 

そのレクチャーを踏まえて、どの植物を使うかを、1~3年生の混合班で相談しました。決められた予算の中で、植物の写真を見ながら、縦に伸びる花、横に伸びる花、そして垂れ下がるつる草の3種類・合計15品種から選びます。形と色の組み合わせをどうすれば美しい作品ができあがるのか、頭の中でイメージをふくらませました。

仁川学院にはたくさんの植物があります。もしその植物がなかったとしたら……、きっと息苦しい空間でしょう。でも、植物があれば私たちの心に潤いを与えてくれます。

10月の終わりには、生徒達の手で寄せ植えした36個の植物の鉢がずらっと並び、校舎を彩ります。称して「仁川フラワーロード」。保護者の皆さんには、授業参観・懇談でご来校の際に、ぜひ見ていただきたいと思います。ご期待ください。