学校行事

【中学】野外活動(ネイチャーコミュニケーションキャンプ)3日目

2019.05.28

 激しい風雨の音で目を覚ました最終日。野菜がおいしいと評判のバイキングもこの朝食が最後。食後のテーブルは毎回、自分たちで拭きました。自分のことは自分で、というのが野外活動の学びの一つです。

 宿泊棟の部屋と洗面所、廊下などもきちんと掃除し、寝具をきれいに畳みました。施設の職員による点検は見事一発合格! 退所式では、生徒副会長が3日間の学びを振り返り、職員の方に感謝の思いを伝えました。

 淡路島の南端からバスに揺られること1時間、島のほぼ北端にある北淡震災記念公園に到着しました。

 

  まずは、語り部の方に震災の体験を語っていただきました。お話の途中には、当時の写真や動画がたくさん出てきました。倒れたビル、ただ焼けるのを眺めるしかできなかった街、がれきの中から助け出された人……。「“地震が起きるかも”という意識」「地震は防げないが、減らせる」「自分の命は自分で守る」など、震災から得た教訓を教えていただきました。

 講話の後は、野島断層保存館へ。ずれた地層の実物や、震災直後の家屋を見学。最後には、阪神淡路大震災の震度7の揺れを体感しました。

 自分の住んでいるところが、自分の生まれる前に何が起こったのか、お話を聞き、映像や実物を観ることにより、大きな衝撃を受けていました。

 最後は、ここで感じたこと・考えたことを、ワークブックに書き込みました。野外活動直前の理科の授業でも、全学年が地震について学んでいます。その学びと、今日の見学を重ね合わせることで、理解が深まりました。

 家を離れ、仲間と助け合いながら生活をした3日間。教室では学べない「何か」を、それぞれが感じ取ったことでしょう。