学校行事

【中学】仁川の森「国際探究」「保健体育探究」その⑤

2020.02.21

自然とふれあいながら社会とのつながりを学ぶ総合学習「仁川の森」。三学期は「国際探究」「保健体育探究」の二つの探究活動を同時並行で行っています。今日は、その第5回目となる活動の様子をご紹介します。記事の一番最後には、この活動の概要と、これまでの取り組みを簡単に記載していますので、こちらもご覧ください。

 

今回の「国際探究」では、前回作ったピクルスの試食とスピーチ発表に向けて事前学習を行いました。

今日の一番の楽しみは何と言ってもピクルスの試食会。1週間お酢に漬け込んだ野菜は立派なピクルスが出来上がっていました。ところが、班ごとに瓶を受け取って、小皿に出してみても中々箸が伸びません。どうやら酸っぱい食べ物に対する苦手意識が強いようです。恐る恐る、箸で摘んで食べてみると表情は一転、「美味っ」という感想が所々から聞こえ始めました。蓮根やキャベツは酸っぱ目ですが、トマトやパプリカなどはむしろ甘味を感じます。瓶いっぱいのピクルスをあっという間に完食していました。

   

試食会の後は教室に入って、スピーチの発表準備をしました。今学期の最終回に「世界の保存食とそのレシピ」について調べてきたことを発表する予定です。ツールはiPad、スピーチは勿論英語です。台本を書いたり、絵を描き加えて伝わりやすい発表を目指します。

  

 

続いては「保健体育探究」です。今日は各種野菜の収穫とペットボトルプランターの比較観察を行いました。昨年の10月17日に植えた赤キャベツ、芽キャベツ、ブロッコリーの苗も、暖冬の影響を受けてかとても大きく、立派な野菜に育ちました。特に、芽キャベツは伸びた茎の側面を埋め尽くすようにして育つので、見慣れない野菜の姿に驚いている様子でした。切り分けた野菜が配られて生徒たちは意気揚々。丹精込めて育てた野菜をご家庭でも味わっていただければ幸いです。

    

 

ペットボトルプランターの方でも小松菜の発芽が確認でき、堆肥の種類によって成長の違いが見えてきました。今後の変化に期待が膨らみます。また、今回の収穫後にでた、山のような野菜クズ(キャベツやブロッコリーの葉類)も肥料に作り替えて次年度に活かしていきます。

  

 

 

   *****取り組み概要&3学期これまでの活動*****

仁川タイムは毎週金曜日の6、7時間目に総合学習の一環として行っています。現在は、「仁川の森」と題した教科横断型の園芸プロジェクトに中学の全校生徒と教員が一丸となって取り組んでいます。1年生~3年生の縦割り班が試行錯誤を繰り返しながら探究活動に臨みます。

英語科「国際探究」

テーマ「食を通して世界を感じる」

第1回目 ピクルスにしたい野菜選び

第2回目 ピクルス完成予想図

第3回目 外国料理調べ学習

第4回目 ピクルス作り、外国料理調べ学習の続き

 

保健体育科「保健体育探究」

テーマ「環境にやさしい仁川の森」

第1回目 堆肥の種類調べ

第2回目 肥料の種類別メリット・デメリット調べ

第3回目 ペットボトルプランター作り

第4回目 小松菜の種植え