野上日記

衣がえと梅雨入り

こんにちは、Y館長です。
 
六月を迎えたばかりですが、ここ数日は「真夏の盛り」も裸足で逃げ出すような猛暑ですね・・・・
 
ここ野上でも、開け放った扉の網戸越しに、むせ返るような新芽の香りが匂ってきます。
 
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学校でも衣がえの季節・・・
 
脱ぐのは重い冬の上着だけではなく、四月から三ヶ月の学校生活を歴てそれぞれに自分自身の内で大きく育った「何か」の、既にいまの身の丈には合わなくなった、そんな旧いこころの衣かも知れません・・・
 
六月は、そんな衣がえと同時に、雨の季節でもあります。
 
昨日もニュースでは、九州地方の梅雨入りを伝えていました。
 
洋の東西を問わず人は皆雨が好き、というより雨の恵みを感じない人はいないということでしょうか・・・古今、雨を主題にした音楽や文芸作品はそのジャンルを限らず枚挙にいとまがありません。
 
それらのなかで最右翼を挙げるとすれば、さしづめ三好達治の「大阿蘇」でしょうか、教科書の大定番でもあるらしいのですが・・・
 
 
達治はこの長くはない詩の中で、「雨は蕭々と降っている」というフレーズを三度繰り返します・・・
 
雨にけぶる草千里で寄り合ってただいっしんに草をはむ馬・・・その静かな背に、「雨は蕭々と降っている」
 
 
達治は別格として、Yが若いころに聴いたり口ずさんだ歌にも、どこか忘れられずに今でもふとした機会に脳裏をよぎるものがあります。
 
もうすっかりお年を召したけれど小椋佳が70年代初めにリリースしたアルバムに収められた一曲「六月の雨」
 

六月の雨には六月の花咲く
花の姿は変わるけれど
変わらぬ心を誓いながら
いくつ春を数えても
いくつ秋を数えても
ふたりでいたい
 
いやぁ、Yのごとき庄司薫の「赤頭巾ちゃん」世代にはなんとも胸キュン・・・
 
そうそう、先年亡くなった大滝詠一には「雨のウエンズディ」というのもあった・・・
 

壊れかけたワーゲンの
ボンネットに腰掛けて
何か少し喋りなよ
静かすぎるから
海が見たいわって言い出したのは君の方さ
降る雨は菫色Tシャツも濡れたまま
 
これにもワーゲンが登場するのですが、赤頭巾ちゃんに登場するのもたしか黄色いワーゲンだった・・・
 
 
と、昔語りは尽きないのですが、記念館ではまもなく開館一周年を迎えます。
それに向けて、残された多くのスケッチブック、ドローイングブック、そして写真の整理に取り掛かりました。
どのような形でご覧いただけるのか、まだまだ茫洋としていますが、楽しみにお待ちください。
 
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来週はも少し、前向き!?はお話ができればと思いつつ・・・(無理かなぁ、歳やからなぁ)
 
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