仁川学院中学・
高等学校

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2019.12.15
2019 イタリア研修旅行 7・8日目

『研修旅行の帰路にて』

イタリアでの活動を終えて、ローマ空港で最後の買い物をしました。帰国できることの安心感と名残惜しい気持ちの両方で、飛行機に乗り込みました。飛行機の中でこれまでの活動を振り返ると、先生方や添乗員の方々が私たちの旅行をサポートしてくださったおかげで、楽しいまま旅行を終えることができたと実感します。最初は知らない土地で、しかも言語が異なる地で正直、不安でしたが、今はもう1週間は過ごしたいとさえ思います。この学年のメンバーと旅行をともにできたことは、一生の思い出となりました。

1組 田中

 

このイタリア研修旅行で感じたことは、2つあります。

1つ目は、イタリアの素晴らしさです。イタリアはとても景観が良かったです。特にロッカマジョーレから見たアッシジの景色は、日本では見られない景色でした。また教会はとても厳かな雰囲気でした。特にサンタマリア・デリ・アンジェリ教会の空気はとてもピリッとしていました。そして、美術品はトレビの泉の彫刻など、あまり興味がなくても心を動かされるものもありました。

2つ目は感謝です。高いお金を払ってイタリアに行かせてくれた両親、夜遅くまで色々なことをしてくださった先生方、分かりやすいガイドをしてくださった添乗員さん、長時間バスを運転してくださったバスの運転手さん、そしてあんなキレイな町を保っているイタリアの人々、コロッセオなどのすごい建物をつくった昔の人々、色々な人がいて、あんなにすごい体験ができたんだなと強く思いました。ホアイ神父様が『させてもらっているという気持ちを持ちなさい』とおっしゃっていましたが、それこそ感謝に繋がると思います。本当に良い体験ができました。

グラッツェ イタリア!

6組 小薮

 

帰りのドバイから日本区間の便では、客室乗務員として働く本校の卒業生に会うことができました。在学時から自分をさがし、磨き、努力し続けた彼女の輝く姿に巡り合えた喜びと、57期生の皆さんの未来の姿を重ね見るようで、胸いっぱいになりました。

2019.12.14
2019 イタリア研修旅行 6日目

『Assisi』

聖フランシスコ修道会の創立者である、聖フランシスコが生まれ、キリスト教の巡礼地としても知られる『アッシジ』の朝は厳かなものでした。暗闇の中を進むバスはまるで現世と聖なる地を隔てるトンネル、僅かな灯りだけを頼りにくねった道を進んで行きました。トンネルを抜けたら中世の雰囲気が色濃く残る町、石畳を踏みしめる靴の音だけが響き渡ります。見る者全てを魅了するようなクリスマスツリーの横に見えてきたのは、雨や風にも屈しない、堂々たる聖フランシスコ大聖堂です。教会内は、聖フランシスコやイエスキリストの壁画が天井まで描かれていました。教会の装飾は、美しさの中にも、フランシスコの清貧の精神が感じられる見事なものでした。「神よ、私をあなたの平和の使いにしてください」平和の祈りにより始まったミサはとても神聖で厳粛なるもので、神に感謝を捧げました。

2組 町田

 

『アッシジでの1日』

6日目をこのイタリア研修旅行のメインと言っても過言ではないと思います。何故なら、世界遺産に登録されているフランチェスコ大聖堂で、みことばの祭儀を行うからです。それは、仁川学院生だけで行われる特別なものでした。また、そこでイタリア語の聖歌『Fratello Sole, Sorella Luna』を合唱しました。学校や移動のバス、前日にも練習していたので、上手く合唱することができ、思い出に残るものとなりました。午後からは各班に別れて、タクシー研修を行いました。旧市街から少し離れた、聖フランシスコや聖キアラゆかりのサンダミアーノ教会やエルモデカルチェリ、サンタキアラ教会を訪れました。また、アッシジの街を班ごとに散策しました。ローマやフィレンツェとはまた違った街並みを見ることができたし、現地の人ともコミュニケーションをとることが出来て、とても良い研修にすることができました。

7組 宮本

 

2019.12.13
2019 イタリア研修旅行 5日目

『ペルージャの大学生との交流』

フィレンツェから約2時間半かけて、ペルージャ外国人大学の大学生に会うため、ペルージャに行きました。

僕らの担当の大学生はジュリアンというイギリスからイタリアに留学している大学生でした。僕らはジュリアンに日本文化として、折り紙を教える予定でしたが、日本好きなジュリアンはすでに鶴の折り方を知っていてびっくりしました。その代わりに蛙と手裏剣、紙飛行機を一緒に折りました。最後にお寿司のストラップをプレゼントしました。とても充実した時間を過ごすことができました。

4組 長谷川

 

 

研修旅行も5日目、もう残すところ4日となりました。イタリア組のみんなも少し疲れが見え始めています。

今日は3ヶ月前から準備してきたペルージャ大学の学生との交流がありました。僕はあまり英語が得意ではないのですが、言葉が分からなくても通じ合えるものがあると思いました。

その後、サンタマリアデッリアンジェリ教会に行きました。ここは、今回の研修旅行で訪れた教会の中でも質素めでしたが、入った瞬間に圧倒されました。明日からのアッシジ研修このような体験ばかりなので、しっかり全身で感じ取りたいと思いました。

5組 吉崎

2019.12.12
2019 イタリア研修旅行 4日目

『フィレンツェの午前中』

朝はミケランジェロ広場からフィレンツェの街を一望しました。朝焼けがとても綺麗で、気持ち良い朝でした。ウフィッツィ美術館では、ボッティチェリや三代巨匠の絵画を見ました。特に『ヴィーナスの誕生』は、迫力があり、細かいところまで丁寧で繊細な作品でした。ガイドの方が、それぞれの画家の色使いや、絵の説明などをしてくださり、注目して見ることができて、とても面白かったです。その後は、シニョーリア広場から周辺の町を歩きました。町はクリスマスムードで、装飾もされており、とても綺麗で感動しました。そして、サンタクローチェ教会に入り、中にあるステンドグラスがとても細かく、綺麗な光がさしており、感動しました。フィレンツェの良さを感じられる楽しい活動となり、一生の思い出になりました。

4組 田村

 

 

『フィレンツェの午前中』

最初に行ったミケランジェロ広場で、初めて見たフィレンツェの景色は、赤い屋根が特徴的で美しく、日本では見られない景色を見ることができました。次に訪れたウフィツィ美術館では有名なボッティチェリの『春』、レオナルド・ダヴィンチの『受胎告知』など、今まで教科書などで沢山見てきた絵の本物を見ることができました。本物はレプリカよりも美しく、とても迫力がありました。サンタクローチェ教会では、著名人のお墓が多くあり、内装は鮮やかな色のステンドグラスでとても美しかったです。フィレンツェの町並みはとても美しく、歩いてるだけで楽しい気持ちになり、多くのことも学べて充実した時間となりました。

5組 猪股

 

『フィレンツェ班別行動』

今日の午後からフィレンツェでの班別行動をしました。班別行動は、フィレンツェの町で昼食から夕食を各班で済ませ、限られた時間の中、買い物をしたり、事前に決めていた美術館や建造物に足を運んだり、充実した時間を過ごせました。言語やお金が日本とは異なるので、買い物や食事をするときには少し苦労することもありました。しかし、お店の方や町中の方々が私たちを日本人と理解してくださり、英語や簡単な日本語で、私たちと接してくださいました。この半日は、長いようでとても短かったけど、班員と協力してフィレンツェの町を満喫できたし、多くのお店の方々にも、助けられてたくさんの学びを経験をすることができたので良かったです。

3組 小島

 

 

『ピサツアー』

イタリア研修旅行4日目にフィレンツェからピサツアーに行きました。フィレンツェの自由行動にも行きたかったですが、ピサに行かないと後悔すると思いピサツアーを選択しました。インターネットで見た画像よりも、実物は迫力があり感動しました。また、実物は画像よりも角度があるように感じました。色々な写真を撮ることができたことは、一生の思い出です。今後行くことは厳しいかもしれませんが、またお金を貯めて行きたいと思います。

4組 秦

 

 

『フィレンツェ自由散策』

フィレンツェ自由散策で、アカデミア美術館に行きました。ダビデ像は、近くで見ると、本当に目がハートの形をしてこるだけでなく、筋肉の質感が本物のように見えて彫刻でここまで表現できるのかと驚きました。夕御飯はサンタクローチェ教会前のクリスマスマーケットで、大きなホットドッグとスパイスのポテトを皆で食べました。日本とは違った味付けで、とても美味しかったです。皆でフィレンツェ観光ができて楽しかったです。

8組 千秋

 

2019.12.11
2019 イタリア研修旅行 3日目

『イタリア3日目を終えて』

研修旅行出発以降、やっとベッドで寝ることができて、とてもいい朝を迎えることができました。今日はまず、ヴァチカン美術館、システィーナ礼拝堂、サン・ピエトロ大聖堂に行きました。美術館に入るとたくさんの壁画などが続いており、日本の美術館とは違う美しさを感じました。システィーナ礼拝堂では、大塚美術館で見た『最後の審判』の本物を見ることができ、迫力と美しさに圧倒されました。昼食を食べて、コロッセオに向かいました。中に入ると、構造や歴史を感じることができ、昔ここで戦いがあったことを実感しました。その後、徒歩で十二使徒大聖堂に行き、とても大きな教会で神父様の講話を聞き、中を歩きました。イタリアで過ごす残りの時間も気を抜かず、楽しむ時は楽しむを心がけたいと思います。

3組 高瀬

 

 

今日は朝早くに起きホテルをあとにして、ヴァチカン美術館へ向かいました。僕が1番良いと思ったのは、『アテネの学堂』です。プラトンやアリストテレスといった歴史上有名な人物を見た時に、歴史を勉強することは、受験のためだけではなく、教養を高め、見る景色を彩り豊かにするためのものでもあると思いました。この後、ヴァチカンとイタリアの国境線を1号車のみんなで飛び越えることができて楽しかったです。また、コロッセオの巨大な様に圧倒されました。

8組 吾妻

2019.12.10
2019 イタリア研修旅行 1・2日目

イタリア研修旅行へ出発

今回のイタリア組は集合が夜で、時間に余裕があったのか、関空での集合は、ほぼ完璧にできていました。飛行機の中では、みな座席のスクリーンに夢中で静かに快適な時間を過ごしていました。そこから数時間たって、次は世界最大の空港と呼ばれているドバイ国際空港に到着しました。さらにこの空港ではアナウンスが行われないため、静かで人の話し声だけが聞こえてくる場所でした。慣れない機内泊であまり眠れなかった人もいたようですが、健康なままイタリアで過ごしたいです。

3組 赤崎

 

イタリア研修旅行初日

今回、自分は生まれて初めて海外へ行きます。特にイタリアへは、将来行くこともないかもしれないので、楽しみな気持ちと緊張が混在しています。この旅行のために何ヶ月も前から準備を始め、イタリア研修旅行への気持ちを高めてきました。イタリア語での聖歌の練習やイタリア文化を調べることは、全てが未経験で新鮮なことばかりでした。イタリアに滞在する5日間をより濃い内容にするためにも、ルールを守って全力で楽しみたいと思います。

6組 橋本

 

 

『初めてのドバイ空港』

無事に中継地である、ドバイ空港に到着することができました。ドバイ空港では言葉の通じない中で、更に異なる通貨で支払うことがまだ不慣れなので、添乗員の方に協力していただいたおかげで、欲しいものを買うことができました。11時間という長いフライトでしたが、その疲労を感じることなくドバイ空港でも班活動を楽しむことができました。

1組 川上

 

 

『ローマでの一日』

18時間のフライトを終え、サン・ジョヴアンニ・イン・ラテラノ大聖堂へむかいました。そこへ行くまでの町の風景は、私の想像と全然違っていて、少し殺風景でした。しかし、所々に大きな歴史的建造物があり、バスの窓から目を離せませんでした。今日はその他にトレビの泉、スペイン広場を周りました。その中でも、一番印象に残っているのはトレビの泉です。トレビの泉の水はもっと汚いのかと思っていましたが、とても青く、奥にある銅像も迫力があって圧倒されました。ローマに来て、トレビの泉でコインを投げたことは、一生の思い出になると思います。今日ー日慣れないこと続きで、疲れも溜まっているので、早く寝て明日に備えようと思います。

6組 青木

2014.12.21
2014 イタリア研修旅行B班 7・8日目

長いようで短かったこのイタリア研修旅行も最終日となりました。イタリアの地を離れることはとても寂しいですが、家族が待つ日本に帰ることは大変喜ばしいことです。

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午前7時、ホテルを出発し、午前9時半頃、ローマ空港に到着。搭乗手続きを済ませ、定刻の12時25分、関西空港に向けて飛行機が飛び立ちました。機内では、友達と思い出を語り合うなど、思い思いに過ごしていました。

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現地時間午前7時頃、予定通り香港空港に到着し、香港空港で最後の自由時間を過ごしました。

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10時30分、再び香港空港を飛び立ち、12月21日午後2時50分、無事に日本に到着しました。スーツケースを受け取った後は、関西空港駅の北広場に集合し、解団式を行いました。

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B班団長の有田教頭先生からは、「この研修旅行で、普段の生活と全く違う環境で寝食を共にしながら過ごし、『他者に己が心を開く』ことの意味を考えられたのではないかと思います。それを、これからの人生の糧としてほしいと思います。」と、添乗員さんからは「ご家族のみんさんと色々なお土産話をし、帰ってからどんどんと思い出が大きくなっていくことを願っています。」と、お言葉をいただきました。最後に生徒を代表し、イタリア研修旅行委員が「親身になって支えてくださった添乗員さん、先生、送り出してくれた家族に感謝します。」とたくましく挨拶。一週間お世話になった添乗員さんに全員で大きな声でお礼を言って、解団式を終えました。

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北広場には多くの保護者の方や教員が出迎えに来られ、久々の家族との再会を喜び合う光景は大変微笑ましく、こうして全員が無事に帰国できたことに感謝したいと思います。

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イタリア研修旅行を終えたB班の生徒の感想を、一部掲載しておきます。

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◇とうとう帰国の日がきてしまいました。ローマ、フィレンツェ、アッシジ。どの都市もとても素晴らしい場所でした。この研修旅行では、普通体験できないことがたくさんありました。私達は本当に恵まれていると思います。この貴重な出来事は、一生私達の心に残ると思います。

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◇何もかもが初めての体験でした。「スリには気を付けて!」「教会研修の時は静かに」様々な注意すべきことを事前学習で学び、たくさん調べて、準備万端で臨んだ研修旅行ももう終わりです。あっという間の一週間でしたが、たくさんのことをこの研修旅行で学びました。これからの生活に活かしていけるように、しっかりと思い出を胸にとめておきたいと思います。

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◇あっという間の一週間でした。話で聞いたり写真で見たりしていた絵や教会を実際に目で見ることができて、本当に素晴らしい体験ができたと思います。この研修旅行に行くことができたのは、先生やガイドさん、家族のおかげだと思います。本当にありがとうございました。

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◇『本物』を肌で感じてきました。どれも想像していたものよりも大きく、圧倒され、また、その場の空気が、自分はイタリアにいるのだと実感するような雰囲気でした。高いところから見たイタリアの景色がとても美しかったことも強く印象に残っています。私は、サンタ・マリア・デッリアンジェリ教会で、フランシスコが鳥や羊に話しかけた様子を表した像の周りに、作り物ではなく、本物の鳥が集まっているのを見て、素直で、平等な心は、誰に対しても、動物に対しても、通じるのだと思いました。私もいつも誰に対しても笑顔で優しくしていこうと思いました。イタリアで感じたこと、学んだことは、一人一人違うと思いますが、いつまでも心に留め、これからの人生に役立てていきます。

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感想にもある通り、この一週間の旅で、多くの美術作品や歴史に触れ、文化を感じ、様々な景色や人との出会いがありました。そしてその一つ一つの瞬間を仲間とともに過ごすことができました。その中で、生徒達はそれぞれの感覚で何かを掴みとったことでしょう。生徒達それぞれがこの旅で取り組んだこと、学んだこと、感じたことが、これからの人生の道のりの糧となり、支えとなることを心より願っています。

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最後になりましたが、この研修旅行を支えてくださった保護者の皆様、そして近畿日本ツーリスト、現地のガイド、運転手、ホテルスタッフなど研修旅行に携わってくださったすべての皆様、このイタリア研修旅行にご尽力いただきましたことを、教員一同心よりお礼申し上げます。本当にありがとうございました。

2014.12.20
2014 イタリア研修旅行A班 7・8日目

イタリア研修旅行A班「12月19日(金)20(土)/7,8日目」の様子をお伝えします。

イタリア研修旅行も今日が最終日。イタリアの地を離れることはとても寂しいことですが、家族が待つ日本に無事帰りたいと話す生徒もいました。

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今朝の起床時刻は午前6時00分、外の気温は2℃。眠い目をこすりながら生徒たちは午前6時45分からクラス順にバスに乗り込み、一路ローマ空港を目指しました。

 

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午前10時ローマ空港に到着し、搭乗および出国手続きを済ませて、定刻の12時25分、香港国際空港に向けて出発しました。約12時間のフライトでしたが、機内では、隣の友達と思い出を語り合う、疲れにているのか眠ってしまうなど、それぞれ思い思いに過ごしていました。

 

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途中、香港国際空港では乗換待ちの間、約1時間半の自由行動時間がありました。生徒たちはそれぞれ思い思いに免税店でショッピングをしたり、お腹を満たしたり、仮眠をとったりしていました。そして、10時30分(香港時間)に出発し、関西国際空港をめざします。生徒たちは「香港まで約12時間のフライトは長かった。でももうすぐ研修旅行が終わってしまうのかと考えるとさみしい気持ちがする」と口々に話してくれました。

 

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約3時間の関西国際空港までの道のり、イタリア・ローマから合計15時間に及ぶフライトの末、ほぼ定刻で日本に無事到着しました。入国審査を終え、スーツケースを受け取り、関西国際空港駅の北広場に8日ぶりに再度集合しました。到着口や北広場には多くの保護者の方が出迎えに来られ、家族との久々の再会を喜び合う光景や笑顔が素敵でした。そして、研修旅行の締めとしての解団式。田端校長先生と添乗員さんからお言葉をいただき、7組のイタリア研修旅行委員が「研修旅行を今日で終わらすのではなく、明日からも活かしていきましょう」との挨拶をし, 渡邊先生より「昨日の夕食時にちょっぴり感動しました。と言いましたが、残りの感動は3学期に期待しています」との言葉を頂きました。また、竹中先生より「人生の基軸となるものを持って帰れたのではないでしょうか。世界一の高校生活となるように」とのエールを頂きました。その後、生徒全員で保護者の方々に「ありがとうございました。」 と感謝のお礼と、イタリア研修旅行にかかわったすべての方々へ拍手をし、三本締めで解団式を締めました。

解団式後も北広場に生徒たちが残って、クラスごとにお世話になった添乗員さんに全員でお礼の言葉を伝えたり感謝のプレゼントを渡したり、添乗員さんを囲んでの写真撮影をしたりしていました。

このイタリア研修旅行全体に関して、6名の生徒が感想を綴ってくれました。それを、以下に掲載します。
★ このイタリア研修旅行を通じて、日本とイタリアの生活や文化の違いを知ることが出来ました。英語やイタリア語を使わないといけない環境だからこそ、自分で考え工夫することが必要です。そして、自分の考えを相手に伝えられたときは達成感がありました。この研修旅行で学んだことをいかしてこれから頑張っていこうと思います。
★この研修旅行ではたくさんのことを学び、感じることができました。私にとっては初めての海外でした。イタリアでは日本では味わうことの出来ない文化や今まで出会ったことのないような人たちとの交流がありました。様々な体験をし、イタリアにいる時間が最高の研修旅行でした。そして私の人生の中で一番濃い一週間でした。この研修旅行で学んだことをこれからの学校生活に活かしていきたいです。
★今回の研修を終えて感じることがたくさんありました。クラスメイトの日常生活では見られない意外な一面や、意外な性格にびっくりすることがたくさんありました。今回の研修を終えて、ただ「あ~楽しかった~」と思うだけではなく、今後の生活にどう活かすかを自分なりに考えて、これからの生活を送っていきたいと思いました。
★1週間イタリアに滞在しましたが、日本との文化の違いに驚かされました。しかし、現地の人と片言でもイタリア語で話すことにより、現地の人は親切に接してくれました。ここで私はわずかながら異文化間での接点を見いだせたような気がしました。私たちはこのように異文化間であっても人と人とのつながりを大切に、心の開かれた「“新”の国際人」を目指します。私たち52期生のイタリア研修旅行は本当に素晴らしいものとなりました。

★今回の研修旅行ではいろいろなことを経験し学ぶことが出来ました。数多くの美術品や建造物は当時の風貌を残しており、それらは私たちの心に大きな印象を残してくれました。また今回の最大の目的であるアッシジの研修では、聖フランチェスコの心をさらに強く感じることが出来ました。サン・フランチェスコ大聖堂でのベネディクションは今までの自分を見つめなおし、夢や目標を再確認できた良い経験になりました。そして、研修旅行で得たことをこれからの人生の糧とし支えとして生きていきます。Grazie!
★とても早い1週間だったように思えます。私たち仁川学院はサン・フランチェスコ大聖堂でベネディクションが行うことのできる世界でたった一つだけの学校です。そのことをしっかりと自覚することの出来る学習を私たちはできたと思います。この感受性豊かな今の時期に研修旅行をしたからこそ、一瞬一瞬の感動を大切にできたのだと思いました。今52期生の私たちには自立が求められています。イタリア研修旅行を通してこれからの将来の中で私たちが同自立していくか、を考えるとてもいい機会になりました。そしてベネディクションでシモーネ神父様が問いかけてくださった、神から与えられた美しさは何か、自分が思う美しい人とはだれかを日々の生活の中で探していきたいです。この研修旅行を支えてくださった周りの皆さんには感謝の気持ちでいっぱいです。本当にありがとうございました。Grazie!!

A班のイタリア研修旅行もこれで全行程が終わりました。この研修旅行を様々な面で支えてくださった多くの方々への感謝の心を。彼らが自分たちだけでできたという「達成感」を忘れずに。聖フランシスコとアッシジについて直接肌で学んだ仁川学院生としての誇りを大事に。この3点をもって3年生0学期に臨んでほしいと思います。

最後になりましたが、近畿日本ツーリストの皆様、現地のガイド・運転手・ホテルスタッフの方々など、研修旅行の成功のために関わってくださった全ての皆様に、教員一同心よりお礼申し上げます。そしてこの研修旅行を支えてくださった保護者の皆様、本当にありがとうございました。

この一週間の旅で、本物の美術作品や建築物にふれたことは彼らの一生の宝物になると思います。これだけ多くの本物に出会えたことは自分の指標であったり、価値観であったり、感覚を研ぎ澄ませることにも役立つでしょう。研修旅行を経て一回りも二回りも成長したA班の生徒達。顔つきも1週間前とは大きく変わったと感じます。残りの仁川学院での生活、また、これからの人生の道のりの中で、この旅で感じたこと、学んだこと、達成できたことが生徒達の支えとなり今後の活かされることを心より願っています。

 

2014.12.19
2014 イタリア研修旅行A班 6日目

イタリア研修旅行A班「12月18日(木)/6日目」の様子をお伝えします。

今日はイタリア研修旅行での一番大切な日です。サン・フランチェスコ大聖堂で執り行われた厳粛な雰囲気のベネディクションから、研修旅行の目的を生徒たちみんなは感じ取ってくれていると思います。

本日のスケジュールは各クラスに、コースに分かれてアッシジの研修(サンタ・キアラ教会、サン・ダミアーノ教会、サンタ・マリア・デリ・アンジェリ大聖堂、ロッカ・マジョーレ、スーパーマーケットでの購入と班別研修1・2からクラス別選択)
18時より、サン・フランシスコ大聖堂でのベネディクション(A、B班合同)

 

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本日の朝食も、ビュッフェ形式でクラスごとに時間差でいただきました。イタリアの食事にも慣れてきましたが、クラスごとで食べる朝食も本日が最後です。8時には今日のベネディクションで歌う、「しずけき」、「Fratello Sole, Sorella Luna」を合唱しました。昨日よりもA班全体の声が一つとなり大きな歌声が食事会場に響いていました。

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外に出ると一面に濃い霧が立ち込めていました。アッシジの旧市街地に向け、防寒具にしっかり身を包み、本日の研修をスタートしていきます。(※本日のプログラムもクラスごとで研修順序が異なるため、本日も2年4組の行程を中心にお伝えします。)

まず、聖フランシスコにとって初めての女性の弟子であり、理解者であった聖キアラのために建てられた『サンタ・キアラ教会』に拝観しました。聖キアラは、生涯を通して聖フランシスコを精神的な父と仰ぎ、後に「清貧、貞節、従順」の誓いをたててフランシスコ会の女子修道会キアラ会を創設した方です。彼女たちの生活は祈りと労働を日課としていて、実際に聖キアラが作った修道服は、彼女のご遺体とともに聖堂に展示されています。(聖堂内は撮影禁止のため写真はありません。)7 8

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聖フランシスコが人生の大きな転機を迎えた『サン・ダミアーノ教会』を拝観しました。この聖堂は聖フランシスコが神の声を聴き一人で修復したのがこの教会をいわれています。トラベルブックにも、フランチェスコの「清貧」はここからはじまったとあるように、仁川学院にとって大切な場所の一つです。サン・ダミアーノの教会は聖フランシスコの生き方を具現化しており、生き方を学ぶには素晴らしい場所です。
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その後、班別研修へと向かいます。アッシジ市内で昼食を自由に食べ、おみやげの購入やアッシジの市内を散策します。昨日・今日とクラス別で研修したところに再度行く生徒もいました。

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午後の研修として、アッシジ郊外にあるスーパーマーケットに立ち寄りました。現地の方の生活や商品の量や品物、梱包の違いを垣間見ながら、カゴいっぱいにチョコレートやパスタなどのおみやげを購入し、にこにこした表情で買い物をしていました。
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そして、聖フランシスコの最初の祈りの地と言われている大聖堂です。教会の中に一歩入ると大きなドーム(クーポラ)があり、その下に『ポルチウンクラ』というこの小さな礼拝堂があります。聖フランシスコが布教を始めて間もない頃に譲り受けたとされていて、この礼拝堂を保護するかのように、大聖堂が建てられました。静粛な聖堂内で、生徒たちは自分たちもこの場所からフランシスコが大切にしていたものを感じ取ろうとポルチウンクラの中で静かに祈りを唱えていました。
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その後、アッシジ市内での班別自由行動でした。イタリアでの最後の自由散策時間ともあって、おみやげの買い物に大忙しな生徒、夕食を待てずにお腹を空かせておやつを買う生徒など様々でしたが、一同この時間を満喫していました。アッシジを歩くのも今日が最後とあって、今まで研修した場所を再度見学する生徒や、アッシジのおみやげを購入していたりします。

 

 

以下A班B班同様の日程です。

 

<A班・B班 共通>

高校2年生全員で実施する研修プログラムはこれが最初で最後。「しずけき」を歌いながら司祭が入場され、開祭されました。はじめに、シモーネ神父様より、「誰もが幸せを追及するが、私たちはよく、幸せを探す場所を間違えることがあります。フランシスコも昔はそうでした。しかし、一人一人の中に、誰も与えることのできない美しさを神が与えてくださったことをフランシスコは知りました。あなたが私の真の美しさであると祈りましょう。あなたはどのような美しさを人生で探していますか。何が、誰があなたにとっての美しさですか。あなたのすべてを捨て去ってください。神が与えてくださったすべてのものを受け入れるために。」と、お話をいただきました。

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続いて、各クラスの代表者が共同祈願を捧げ、最後に宗教委員長が「私達がこのフランシスコ大聖堂に集い、共に祈ることができることを感謝して祈ります。私達はこの研修旅行で、今まで知らなかったヨーロッパの歴史や文化、雰囲気に触れ、貴重な経験を積むことができました。この経験が、私達のこれからの人生の土台となり、一人一人が明るい未来を築いていく力となれますように。」と、祈りました。

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最後に、総合学習で練習してきた『Fratello Sole, Sorella Luna』(イタリア語)を全員で合唱。聖堂内に響き渡る音がお互いの心を癒し、カトリック校ならではの貴重な経験ができ、大変感動的な時間を過ごすことができました。

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閉祭の後、田端校長より、「自立とは何か。それは、あなたがあなたの中にある美しさに気付き、それを活かすように生きること。隣の人に助けてもらった時は、それは素晴らしい友を持ったということ。足りないところを助け合い、支え合って生きていってほしい。君の中にある美しさを考え、今日トラベルブックに記して、素晴らしい人生の1ページにしてほしい。」と、お話を頂き、本日のプログラムを終えました。

 

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以上をもちまして、この研修旅行におけるすべての研修プログラムが終了いたしました。その後、ホテルに戻って夕食を頂きます。本日のメニューは、トマトソースのフジッリパスタ、豚肉のエスカロップ レモン風味、温野菜、クリームキャラメルブリュレでした。イタリア研修旅行で1・4・6・7組全体でいただく最後の食事ということもあり、研修旅行が終わることを惜しむ声がありました。

生徒たちに感想を聞いてみたところ、「サン・ダミアーノ修道院では、石積みが一つ一つ丁寧にされていて、聖フランシスコのキリスト教への思いが伝わりました。聖フランシスコのようにキリスト教を大切に思いながら頑張っていきたい」、「イタリアの神父様から将来を考えさせられる話を聞けて良かった。また共同祈願を行ったので、いろいろな苦労もあったが、一生モノの体験が出来ました。最終日にふさわしい一日になってよかったです。」「班別研修でサンフランチェスコ大聖堂に行き、その地下にある聖フランチェスコの墓に行きました。そこに行くと雰囲気にのまれ何もすることが出来ませんでした。」「ベネディクションでは司祭様や神父様のお話を聞いて僕たちの生活にすごく共感できるものがあって素晴らしかったです。」

食後、友人たちとの談笑や、添乗員さんとの写真撮影などいっぱいしたいことはあるでしょうが、部屋に戻って明日の帰国に備えて荷物整理をしなければなりません。スーパーやアッシジ市内で購入したものを必死にキャリーバックに詰めていきます。明日の起床は午前6時。バスに乗り込み帰路を目指します。

 

2014.12.19
2014 イタリア研修旅行B班 5日目

12月18日(木)、イタリア研修旅行もいよいよ5日目となりました。クラスごとに朝食を済ませた後は、アッシジに向けてバスで約3時間の移動。朝日に包まれたフィレンツェの街を見ながら、生徒達は名残惜しそうでした。

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アッシジに到着すると、さっそく研修プログラムがはじまります。当研修は、聖フランシスコのゆかりの地を巡りながら、彼の生き方を学ぶことを目的としています。ここからはクラスごとで研修順序が異なるため、本日は2組の行程を中心にお伝えします。

 

まずは、外敵からアッシジの街を守るために造られた要塞『ロッカ・マッジョーレ』に訪れました。

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長く直線的な壁は市民を守るために造られた壁として「市壁」と呼ばれ、防衛に優れた造りになっています。頂上を目指して生徒達のテンションも最高頂。男女ともに猛スピーで駆け上がり、到着した時には素晴らし見晴らしに、思わず大きな声で叫んでいました。

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すっかりお腹が空き、自由研修として各自昼食、買い物、散策をしました。ローマやフィレンツェとはまた違ったアッシジの暖かい雰囲気に、生徒達の心は和らいでいたように思います。午前の振り返りの中には、「アッシジの街はとても静かで落ち着きました。A班の友達とも会うことができ、とても有意義な時間を過ごしました。研修旅行で訪れる最後の街となりますが、ここでもしっかり勉強していきたいと思います。」などとありました。

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続いてはタクシーに分乗して、『エルモ・デッレ・カルチェリ』へ向かいました。ここは、聖フランシスコが祈りに集中するために使った隠れ家であり、森を含めたその全体が特別な祈りを捧げた神聖な場所です。

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大きな木々に囲まれた澄んだ空気に、生徒達も自然と足音に気を付けながら、静かに見学していました。中には彼が修行したグロッタと呼ばれる洞窟があります。このグロッタは仁川学院小学校にも建設されており、本物の小さなグロッタを見ながら、仁川学院との繋がりを実感しました。

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続いては、後にベネディクションが行われる『サンフランチェスコ大聖堂』に入堂しました。天井と両壁に描かれたフレスコ画に囲まれた荘厳な雰囲気の中、リー神父様のお話を聞きながら聖堂を拝観しました。生徒達も研修旅行の真の意味が、少し見え始めたのではないでしょうか。

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その後、ミネルヴァ神殿の下にあるローマ時代の遺跡を訪れました。地上から約5m下にあるこの道は、昔のローマ人が実際に歩いていた道だそうです。

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外へ出ると霧が濃くなっており、アッシジの街を幻想的な雰囲気にしていました。ある生徒は「雲の上にいるようなとても神秘的な光景だ」としみじみと話しており、ベネディクションに向けて、生徒達も心を落ち着かせているようでした。

日も暮れ、アッシジの街がライトアップされ始めた午後5時25分、サンフランチェスコ大聖堂前にA班・B班の全クラスが集合。いよいよこの研修旅行の最大の目的である仁川学院生のための『ベネディクション』の時間となりました。

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<A班・B班 共通>

高校2年生全員で実施する研修プログラムはこれが最初で最後。「しずけき」を歌いながら司祭が入場され、開祭されました。はじめに、シモーネ神父様より、「誰もが幸せを追及するが、私たちはよく、幸せを探す場所を間違えることがあります。フランシスコも昔はそうでした。しかし、一人一人の中に、誰も与えることのできない美しさを神が与えてくださったことをフランシスコは知りました。あなたが私の真の美しさであると祈りましょう。あなたはどのような美しさを人生で探していますか。何が、誰があなたにとっての美しさですか。あなたのすべてを捨て去ってください。神が与えてくださったすべてのものを受け入れるために。」と、お話をいただきました。

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続いて、各クラスの代表者が共同祈願を捧げ、最後に宗教委員長が「私達がこのフランシスコ大聖堂に集い、共に祈ることができることを感謝して祈ります。私達はこの研修旅行で、今まで知らなかったヨーロッパの歴史や文化、雰囲気に触れ、貴重な経験を積むことができました。この経験が、私達のこれからの人生の土台となり、一人一人が明るい未来を築いていく力となれますように。」と、祈りました。

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最後に、総合学習で練習してきた『Fratello Sole, Sorella Luna』(イタリア語)を全員で合唱。聖堂内に響き渡る音がお互いの心を癒し、カトリック校ならではの貴重な経験ができ、大変感動的な時間を過ごすことができました。

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閉祭の後、田端校長より、「自立とは何か。それは、あなたがあなたの中にある美しさに気付き、それを活かすように生きること。隣の人に助けてもらった時は、それは素晴らしい友を持ったということ。足りないところを助け合い、支え合って生きていってほしい。君の中にある美しさを考え、今日トラベルブックに記して、素晴らしい人生の1ページにしてほしい。」と、お話を頂き、本日のプログラムを終えました。

 

この後、B班はアッシジ市内のチェナコロホテルへ向かい、夕食をいただきました。部屋に戻ってからは、各班で語らいながら今日感じたこと、学んだことをそれぞれにトラベルブックに記したことでしょう。

 

B班はいよいよ明日が最後の研修となります。残りのプログラムも思い残すことなく十分に学び、楽しみ、成長してくれることを願っています。

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