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【中学】園芸プロジェクト「仁川の森」2学期はさらに深化します!

2018.08.31

歴史的な酷暑の夏休みの間、「仁川の森」では、1学期に植えたサツマイモが暑さにも大雨にも負けることなく、力強く繁っています。そして、新たに2学期の「仁川の森」がスタート。1学期は、ラディッシュを中心に観察記録を残し、生長の様子を考察しました。成功も失敗もきちんと分析して、その経験を活かしての2学期。1~3年生の合同班は、メンバーを一新。まずは、3年生の班長の紹介から。仁川学院では、いろんな仲間と活動に取り組むことで、コミュニケーション力やリーダーシップを磨きます。はじめに班長の紹介がありました。

 

畑には、キャベツ・ブロッコリー・ダイコンの3種類を植えます。ダイコンは1学期に育てたラディッシュの仲間。同じ要領で、種を蒔きます。手慣れたものです。キャベツとブロッコリーは、苗からの栽培。苗を畑に移植するのは初体験。スコップで畑を掘り起こし、苗を移植。そして、支柱にくくりつけます。種まきも苗の移植も、集中力が必要。班長の指示で、役割を分担。残暑の日差しの強い中にも関わらず、時折笑顔を見せています。本物に触れることが、生徒たちの好奇心を刺激しているのでしょう。

 

 

もう1つ、2学期の新たな取り組み。それは、プランターでの栽培です。これからのシーズン、台風などの大雨で畑が水浸しになり、作物に被害を及ぼすことが想定されます。プランターなら、事前に室内に移動させて、その危機を回避できます。まずは、プランターに土を入れるところから。今回は、iPadを使って写真を撮影し、作業と作物の生長を画像で記録します。そのプランターに植えるのはニンジン。作業の方法は、これまでの畑の種まきと同じですが、ニンジンは、とても小さく軽い種で、風や雨に流されやすいものです。だからといって、種を深く蒔きすぎると日光が種に届かず、発芽しません。その微妙なさじ加減が難しいところ。かなり慎重な作業。最後は、保水力を高めるために、上から籾殻をかぶせました。重たいプランターは、2人で協力して運びました。

 

 

単に1学期と同じ作業をくり返すのではなく、難しい作物に挑戦したり、新たな植え方に挑戦したり……。「仁川の森」は、少しずつステップアップしていきます。