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【中高】クリスマスウィーク2日目

2025.12.17
学校行事

12月17日(水)にクリスマスウィーク2日目を行いました。

1時間目は本校宗教科教員による長崎と仁川学院の関係について語られました。私立学校の中にカトリックミッションスクールは数多くありますが、仁川学院はコンベンツァル聖フランシスコ修道会が関係しており、そのルーツについて触れられました。

また、戦後の長崎の修道院での話もありました。その中で、2021年8月9日に読み上げられた『長崎平和宣言』の中にあった、「核兵器を根絶しなければ平和は来ない、『ダメだ、ダメだ』と叫び続ける」という、聖母の騎士修道院で戦争の語り部として活動した修道士の言葉が紹介されました。

2時間目は、前日に鑑賞した映画『長崎―閃光の影で―』の制作者 松本准平監督による講演会がありました。松本監督からは、「自身のふるさと長崎で起こったことであり、また祖父が経験したことなので目を背けずに制作しようと思った、当時看護学生だった方の手記を紹介されたことから本作を手がけようと思った、記録に記された実際の出来事を劇中に盛り込んだ」等々のお話が語られました。

3時間目は、宗教科教員からミサについての説明がありました。ミサとはキリストの教えに耳を傾け、内面の平和を感じるための祈りの儀式です。1年生はこの後の4時間目に、2年生は翌18日(木)にミサに与(あずか)ることとなります。

4時間目は、1年生と2年生は分かれての行動となりました。

1年生はミサを行いました。3時間目に練習した聖歌を歌いつつ、イエス様の生誕を心に留めながらお祈りをささげました。

2年生は家族のために「まごころの手紙」を書きました。マザー・テレサの言葉で、「世界平和のためにできること。まず家に帰って、家族を愛してあげなさい」というものがあります。普段は伝える機会が少ない家族に、生徒たちは感謝の気持ちを手紙に綴りました。

本日は仁川学院のルーツの中に、他者を思いやる精神が見られました。仁川学院の建学の精神である「和と善」、ポーランドから仁川まで、1930年から現代まで受け継がれたこの精神を、仁川学院生として大切に守り続けてください。