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【高3】教科横断授業を行いました

2025.11.06
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高校3年生の理系クラスを対象に、生物と宗教の教科横断授業を行いました。

今回は「人工妊娠中絶」をテーマに、生物学的な視点と、キリスト教ではどのように考えられてきたかという歴史的視点をもって、いくつかのワークに取り組みました。

「人工妊娠中絶」は、先のアメリカ大統領選挙でも重要な争点として議論されるなど、現代社会における重要な課題です。世界人口の約3割が信仰するキリスト教では、古くからこの問題が議論されてきました。一方、日本では宗教的な信仰心の強い人は多くありませんが、だからこそ多様な視点からこの課題を考える意義があるのだと思います。

今回は生物選択者が生物学的な視点に立つ見方を示した上で、健康面や精神面、法整備や倫理など、さまざまな角度から、皆でこの課題を議論しました。

本校での学びを通して、生徒たちは社会的な問題について自分の意見を持ち、他者と意見交換することの大切さを学びました。さまざまな価値観を持つ人々がいることを認識し、互いの意見を尊重しながら議論できるようになったと感じています。

この授業を通して、「ヒトの命」について改めて考える機会を持つことができました。各自が感じ取ったことを大切にしながら、今後も学びを深め続けてほしいと思います。