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【中学】仁川の森 すくすく育っています!

2025.05.17
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前期仁川の森、3回目となる今回(5月14日)は、一週間前にみんなで植え、先週末の強風にも耐えた、ピーマンとキュウリの苗の観察を行いました。

土にしっかりと根付いているか、一つひとつ丁寧に確認しました。小さな苗が、みんなの手で植えられたことで、なんだか生き生きとしているように見えます。本葉の数をみんなで数えたり、それぞれの葉の形をスケッチしたりする中で、植物の成長を間近に感じることができました。ピーマンの苗の中には、もう可愛らしい蕾をつけているものもたくさん! 小さな蕾を発見したときの、生徒たちの嬉しそうな顔が印象的でした。それが咲いて、ああなってこうなって……ピーマンになる、の流れは、1年生も理科の授業で勉強したばかり。他の授業の学びも深くなります。キュウリの苗も、ぐんぐん成長しています。中には、巻きひげが支柱と共に設置した網に巻きつき始めているものもあり、その生命力に驚かされました。

そして、今回は野菜の学習として、「大市ナス」についても学びました。明治時代の初めに、すぐに実がなるものはないかと、大阪の河内や泉州などの教えを受け、種を持ち帰ったところから、この地でも栽培が始まり、地域の伝統野菜として大切に守られてきたそうです。しかし、150年を経て、今や栽培されているのは松山さんの一件のみ。「守り続けるお手伝いをしたい!」と本校でも育て出して3年目です。

2月に種を播いてから約3カ月。昨年にできた実から採った小さな種から始まった大市ナスの苗は、途中の植え替えを経て、ずいぶんと大きく育っています。葉も大きく、茎もしっかりとしてきました。いよいよ、再来週には畑に植え付ける予定です。どんな風に育っていくのか、今から本当に楽しみです!

さて、仁川の森での1時間の活動を終えた後は、場所を移してダンス練習です!(ダンス練習を先にする班もあります。)7月に行われる本校恒例のダンスフェスティバルに向けて、2回目の練習でした。どこの班もそろそろサビがなんとなく踊れだしたころでしょうか。時には大きな声を出し、時には苦手な子に対して個別指導をしたり、あの手この手でみんなを率いていく3年生の姿がありました。

仁川の森での植物の成長、そしてダンスフェスティバルに向けた生徒たちの成長。どちらも、これからがますます楽しみです! 次回の仁川の森のブログでは、大市ナスの畑への植え付けの様子をお伝えできるかと思います。お楽しみに!

追伸 只今仁川学院の敷地内では、イソヒヨドリが子育ての真っ最中。心地よい高い鳴き声が聴こえてきます。イソヒヨドリと、美しいバラの写真をご覧ください。(バラについては、前のブログへどうぞ。)


6月22日(日)第1回オープンスクールでも、仁川の森の授業があります。畑で育成中のキュウリやピーマン、大市なすを一緒に観察しましょう! オープンスクールの申し込みは→こちらへ。