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【中学】野外活動 ~3日間を終えて~

2025.05.28
学校行事

野外活動最終日となる3日目の始まりは、昨日までの体をいっぱい使った研修で心地よい筋肉痛を感じながら起きた朝でした。朝のつどいまでの限られた時間で、各自の荷物をまとめ、使った布団をきれいにたたみ、部屋の掃除を済ませました。協力し合いながら手際よく準備を進める姿は、この3日間での成長を物語っていました。

朝のつどい、そして美味しい朝食の後は、お世話になった宿泊施設への感謝を込めて清掃を行いました。使わせていただいた場所をきれいにするのはもちろん、感謝の気持ちを伝える大切な時間です。

写真は朝のつどい、朝食の様子です。

国立若狭青少年自然の家での食事は、海の見える食堂で班ごとに円卓を囲んでいただきました。美しい景色を眺めながら、仲間と語らい、共に食事をするのもこれが最後。楽しかった思い出を振り返りながら、名残惜しそうに食事をする子どもたちの姿が印象的でした。

退所、そして学びの旅へ……。

食事を終えると、退所点検です。きれいに片付いた部屋が確認され、各部屋の室長の任務は無事に完了しました。ホッとした表情の中にも、責任を果たした達成感がうかがえます。その後、全員で退所式に臨みました。お世話になった方々への感謝の言葉を述べ、この3日間で得た学びと成長を胸に、いよいよ出発です。

バスに乗り込み、次に向かったのは若狭三方縄文博物館と福井県年縞博物館。火起こし体験もさせてもらいました。野外活動で自然に触れた後の博物館見学は、より一層、歴史や地球の営みへの興味を深める良い機会となりました。

見学を終えた後は、ようやく落ち着いたお天気の中、雨の降らない屋外でのお弁当タイムとなりました。仲間と最後のランチを囲み、思い出話に花を咲かせます。そして、すべての活動を終え、いよいよ解団式。この3日間の充実した日々を振り返りました。

解団式を終えると、バスは西宮へと向かう帰路につきました。この3日間、うまくいったこともありましたが、そうでないことも含め、たくさんの学びがありました。仁川学院中学校の野外活動は、40年間ほど続く伝統のある行事です。縦割りの班で毎年行われることが、他の学校ではなかなかない特徴的な行事であるとともに、そこから得られるもの、その後の学校生活に活かせるものも含め、大きな意義があると、強く感じています。先輩たちの足を引っ張らないよう何とか付いて行く1年生、先輩と後輩との間で両方のフォローや繋げ役に動く2年生、リーダーとして班をまとめ野外活動を成功させるために事前の準備から懸命に動く3年生、このすべてを体験する3年は大変意義深いものです。たくさんの思い出と学びを胸に、たくましく成長した子どもたちの姿は、わたしたち教員にとっても大きな喜びです。この野外活動が、生徒たちにとって忘れられない素晴らしい思い出となり、これからの人生の糧となることを願っています。