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【中学】野外活動 ~1日目の記録~

2025.05.27
学校行事

学院訓「大自然に学び愛せよ、而して創造主に近づけ」を胸に、今年の野外活動は国立若狭湾青少年自然の家へ。学年を越えた集団生活を通して、大きく成長する3日間の始まりです。

初日はあいにくの雨。しかしそれもまた普段経験できないことができる予感。出発式は中庭から各学年のラウンジと変更になりましたが、生徒会長の力強い一言で、生徒たちの気持ちは一つにまとまりました。

バスに揺られ若狭に到着。長い大階段を下り、班ごとの昼食、そして入所式。入所式ではA班班長の意気込みいっぱいの挨拶がありました。野外活動中の集まりでの司会や挨拶は、班長たちが順番に担います。

午後は「ハイキング」と「若狭湾探検」に分かれての活動です。

ハイキング班は小雨の中、レインコートを着て臨みました。3時間ほど登山道を歩ききり、帰ってきた顔には達成感が溢れていました。

「トビーわかさわん探検隊」と名付けられた若狭湾探検では、山の木々や沢の生き物、海の色の不思議、そして海水と淡水の出会いから山と海のつながりを肌で感じることができました。

夕食を挟み、夜の研修は伝統の若狭塗り箸づくり。色を重ね研磨することで美しい模様が浮かび上がる「研ぎ出し」の技法に触れ、生徒たちは日本の伝統文化の奥深さを学びました。研磨すること40分余り、それぞれ二膳のお箸を、誰にあげようかな、と言いながら、一生懸命磨く姿がありました。

一日の振り返りでは、「達成感」「3年生はすごい」といった声が聞かれる一方で、「自立」という課題も明確に。翌日への期待と、さらなる成長への意欲を胸に、若狭の一日目の夜は更けていきました。