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【中高】クリスマスウィーク1日目

2025.12.16
学校行事

仁川学院では、毎年クリスマス直前のこの時期に「クリスマスウィーク(今年度は12月16日(火)~18日(木))」を行います。

今年は戦後80年という節目の年です。「平和」について考えるべく「共に生きること」を見つめ直す「インマヌエル~共におられる神、共に生きる私たち~」をテーマとしました。

本日16日(火)は映画『長崎―閃光の影で―』を鑑賞しました。本作を手がけた松本准平監督は長崎出身、被爆3世のカトリック信者であり、監督自身もこの映画の個人的主題は「インマヌエル」であると語っています。今年度はこの映画を通して戦争の過去と向き合い、平和な未来へと希望をつなぐ期間としています。

1時間目はホームルームにて映画の事前学習があり、その後コルベ講堂にて宗教科教員によるクリスマスウィークについてのオープニングがありました。クリスマスと言えば本来、イエス・キリストの誕生を祝う日でありますが、そのキリストが生まれた場所や半生について触れられ、苦しむ人々に寄り添ったキリストに倣い、クリスマスウィークを通して、仁川学院生として平和のために何ができるかを考える3日間であってほしいと語りました。

2・3限には映画『長崎―閃光の影で―』を鑑賞しました。原子爆弾が投下され、悲惨な現場となった長崎を奔走する看護学生3人を主人公とした戦時中の物語を、生徒たちは真剣に、食い入るように鑑賞しました。

4限には松本監督へお手紙を書きました。約2時間の映画の中で、生徒たちは印象に残ったシーンや監督に伝えたいことを思い思いに、用紙の最後まで書き留めました。

以下、生徒の感想を一部抜粋します。

・主人公が爆撃を受けて何が起きているのかわからない様子が映画なのにまるで自分がそこにいるかのような感覚がありました。

・映画を通じて当時の日本を知ることとなり、何故もっと戦争について知ろうとしなかったのだろうと後悔しました。

・自分たちと同じ年齢の女の子たちが救護しているのを見て、自分だったら何ができるだろうかと考えました。

・過酷な医療現場に携わる主人公たちを見て、改めて現代社会で医療が整っていることに感謝しました。

・ただ悲惨な状況を伝えるだけでなく、そこから歩み出そうとする映画の流れが印象深かったです。

本日は戦争にまつわる映画から、「共に生きること」を考えました。このクリスマスウィークを通じて、生徒たちが自分なりにこのテーマの答えを見つけてくれることを期待しています。