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研修旅行

【高2】イタリア研修2025[6日目]

2025.12.13
ITA研

2025.12月12日(金)
今朝はアッシジのホテルで朝食ビュッフェをいただきました。イタリアのホテルで提供されるクロワッサンはとても美味で、すぐに無くなってしまうほどの人気でした。今日の午前はサンタ・マリア・デリ・アンジェリとサンタ・キアラを見学し、午後はタクシーでサン・ダミアーノ教会、エルモ・デ・カルチェリ、ロッカ・マジョーレをタクシーで見学しました。アッシジではフランシスコが模範として生きた「Pax et Bonum(和と善)」が挨拶として使われたり、街中のあちこちで「Pax et Bonum」のシンボルである〝タウ〟のマークを見つけることができ、仁川学院との強い繋がりを感じることができました。

一つ目に見学をした場所、サンタ・マリア・デリ・アンジェリはこの世の中で1番聖なる場所です。聖フランシスコが暮らし、祈りを捧げ、亡くなった場所です。フランシスコ会発祥の地であるこの雄大な教会は、世界中から巡礼者が集まります。私たちが訪問している間も、多くの方が祈りを捧げに来られていました。バロック様式の礼拝堂は、動物や人々を愛し、質素な暮らしをすることを選んだアッシジの聖フランシスコの願いを表しています。先日、フィレンツェで見学した、伝統的なルネサンス様式の豪華な聖堂とは正反対のデザインで、質素でありながらも重厚感のあるデザインは、人々の祈りを見守り、抱えているように感じました。もう1人の聖フランシスコと呼ばれ、彼に生涯を捧げた聖女、聖サンタ・キアラの聖堂では、彼女の教えについて聞き、聖フランシスコがイエスの教えを聞いたとされる十字架も見学しました。

タクシー研修では、ロッカマジョーレと呼ばれる要塞と、若き日の聖フランシスコが過ごした教会(サンダミアーノ教会)、彼が弟子たちとともに祈りを捧げた場所(エルモ•デ•カルチェリ)を順番に訪れました。

教会もカルチェリも、当時の空気感がいまだに漂っている感じがしました。華やかさはなくとても静かで、心が自然と落ち着く場所でした。聖フランチェスコが祈りの中で神の声を聞いた場所だと思うと、壁や床の一つ一つに深い意味があるように感じられました。観光地というより「自分の心と向き合う場所」であり、忙しい日常を少し忘れて、静かに立ち止まることの大切さを教えてくれる空間でした。

今まで何となく理解していた「和と善」。アッシジで聖フランシスコの教えと歴史を学び、生徒自らその精神を感じ取ろうとしていた様子が伺えました。

明日はいよいよ最終日です。1•3•5•8•10組は帰国の途につきます。2•4•6•7•9組はバスでローマに移動して、トレビの泉とスペイン広場を散策ののち帰国します。