研修旅行
【高2】イタリア研修2025[5日目]
2025.12月11日(木)
本日は第二のキリストと形容された聖フランシスコのゆかりの地へ向かう、仁川学院の研修旅行で一番大切な日となります。彼の生涯と生き方から、フランシスコが模範として生きた「Pax et Bonum(和と善)」の精神を学び、直接感じることができる研修が始まります。
午前中はまず、商人の街、フィレンツェでの研修。近代ヨーロッパで最も歴史のある美術館、『ウフィッツィ美術館』に向かいました。ここにはルネッサンス時代の巨匠であるボッティチェリ、レオナルド・ダ・ヴィンチ、ラファエロなどの作品が数多く展示されています。絵画が、二次元的な抽象画から、奥行きのある三次元的な絵へと移行する話など、生徒達は興味津々で、教科書でみたことがある有名作品を間近で見学し、〝本物〟の魅力を存分に味わっていました。歴史や裏話を聞きながらの見学は美術への関心と、鑑賞の楽しみ方を学んだことでしょう。









続いては、昨晩クリスマスマーケットを堪能したサンタクローチェ教会に向かいました。『サンタクローチェ教会』は、ガリレオ・ガリレイ、ミケランジェロ、ダンテ、マキャヴェリなど、フィレンツェの著名人の墓標が多いことで知られています。ステンドグラスから差し込む光はとても幻想的で、生徒達は生涯や功績に関する説明を静かに聞き入っていました。






ミケランジェロ広場で、美しいフィレンツェの街並みを背景に写真を撮り、芸術の都、フィレンツェに別れを告げ、いよいよアッシジに向かいます。
道中ではスーパーでお買い物タイムもありました。スーパーでの買い物は毎年恒例の人気イベントです。友人たちとスーパーの中を駆け回り、カゴいっぱいにパスタやソース、チョコレートを詰め込みながら満面の笑みで買い物をしている様子は微笑ましかったです。
たくさんお買い物をしたあと、アッシジに到着しました。『サン・フランチェスコ大聖堂』、フランチェスコの功績を讃えるために建設されたこの聖堂には、高い天井と両壁に、たくさんのフレスコ画が黄金に輝くように描かれています。聖堂の荘厳な空気の中、神父様から「『させられている』ではなく『させていただいている』と思ってなにごとにも取り組むように」「自分が何者で、何ができるのかを日々考えながらと過ごすように」といったお言葉をいただき、その言葉に共感を寄せている生徒も多数いたようでした。フランシスコの聖堂内で歌った「Fratello Sole, Sorella Luna」『フランシスコの道』の歌声も今までで1番美しかったです。



明日はサンタ•マリア•デリ•アンジェリ大聖堂を訪問後、班別タクシー研修に移ります。たくさんの素敵な出会いがありますように。











