高校生は県総体まであと2週間、中学生は市総体まであと1ヶ月ありますが、その前哨戦となる高田杯まであと1週間となっています。先輩方がそれぞれの戦いに集中している傍ら、今年度新入部員は中学生・高校生共に、その日のために顧問の先生方及び先輩立ち合いの下、日々剣士としての鍛錬を続けています。剣道部に入部して間もなかった頃は竹刀に振り回され、覚束ない素振り、足取りとなっていましたが、先生や先輩方の丁寧な指導により、足捌き・剣捌きに剣道部らしさが見えてきました。これは新入部員自身も途中で投げ出さずに部活動に参加できていたことの賜物です。

高校生は県総体、中学生は高田杯及び市総体、新入部員は剣士デビュー……剣道部にはそれぞれの戦いがあります。下級生が上級生から剣を学ぶと同時に、高校生も中学生の積極的な戦い方から学ぶこともあり、また、新入部員の剣から経験者が初心に還ることもあるでしょう。

仁川学院の剣の強さの秘訣は真っ直ぐに物事に向き合う姿勢、剣道部内の温かさでしょうか。強くなることも大事ですが、心を大事にすることこそが、剣道部として、ひいては仁川学院として、最も重きが置かれることです。