クラブ活動

剣道部

【高校剣道部】県総体に出場しました

2025.06.10

6月6日(金)〜8(日)に、姫路市の兵庫県立武道館で行われた、第69回兵庫県高等学校総合体育大会 兼 第73回兵庫県高等学校剣道大会・第72回全国高等学校剣道大会兵庫県予選大会 兼 第63回近畿高等学校剣道大会兵庫県予選大会に参加しました。4月に西宮今津高校にて行われた阪神総体から約1ヶ月、合同稽古会や錬成会等、様々な剣との出会いが、ますますの鍛錬をもたらしてくれました。

阪神総体では、仁川学院は団体戦 予選リーグを男女共に1位通過、その中で女子は起死回生の追い上げにより、ベスト4を勝ち取りました。個人戦はベスト32以上を勝ち抜いた剣士が出場を果たしました。県総体は、このように兵庫県の各地区を勝ち抜いた剣豪たちが集まる舞台です。

6日(金)は女子 団体戦。朝のアップでは、試合場の雰囲気や床の感覚を確かめるように集中して稽古を行いました。一回戦は明石南高等学校と対戦し4-1で果敢に攻め合う試合内容でした。二回戦は御影高等学校と対戦しました。有効打突の奪い合いで、思い切った技が多く見られ結果は3-2で敗れたものの、自分の剣道を貫いた結果でした。

7日(土)は男子 団体戦。昨日に団体戦を終えた女子部員と、県総体で戦っている先輩方の剣を見たいと、中学生部員も駆けつけ仁川学院剣道部が集いました。一回戦は滝川高等学校と対戦しました。5人の勝負で結果4-0で有効打突をとることはできませんでした。しかしながら、冬、春の厳しい練習で培った技と気迫は全てぶつけ試合に臨みました。

8日(日)最終日は男子・女子 個人戦。この日は3年生 荻野さん、2年生 牛丸さん、阪上さん、溝口さんが参加しました。阪神総体では県大会出場決定戦より前の戦いから波乱の展開が待ち受けていました。この日も激闘が剣士たちを襲いましたが、今年入部した部員の応援を背に、阪神総体で敗れてしまった剣士たちの分も、皆必死に戦い抜きました。

3日間の主な試合結果は以下のようになりました。

<女子 団体戦> 2回戦

<男子 団体戦> 1回戦

<男子 個人戦>

3回戦 荻野さん(3年生) 1回戦 溝口さん(2年生)

<女子 個人戦>

2回戦 牛丸さん(2年生) 1回戦 阪上さん(2年生)

強敵たちが集ったこの県総体で、剣士たちは獅子奮迅の活躍を魅せましたが、悔しくも近畿総体出場を逃し、3年生最後の高校総体はここで幕を閉じることになりました。

県総体最終日のミーティングにて、卒部することになる3年生から後輩たちにコメントが述べられました。「頼りない先輩だったかもしれないけれども、それでも後輩たちがついてきてくれてありがとう」、「みんなと一緒に剣道に励むことができて楽しかった」、「厳しく接して嫌に思ったことがあったかもしれないけれど、強くなってほしいという思いからだった」等、3年生の思い思いの言葉が紡がれました。

最後に、主将からは「1番面倒だと思うことを、1番やることが1番強くなる秘訣である」と語られ、こうして仁川学院の剣は3年生から後輩たちに託されました。

最終日には遠くの観客席から試合の様子を見に来ていた卒業生ともミーティングにて合流しました。今日まで陰ながら支えてくださった保護者の方々、及び駆けつけてくれた卒業生に、感謝の意を述べてミーティングは終了しました。

翌日からは3年生のいない、新体制の仁川学院高校 剣道部が始まります。先輩がいなくて寂しい部分もありますが、世代交代のバトンは渡されました。次は新人戦に向けて2年生・1年生が主人公となり、修行に勤しみます。

この度ははるばる姫路の方まで応援に駆けつけてくださいました保護者の方々、及び中学校剣道部のみんな、そして卒業生。ほんとうにありがとうございました。引き続き2年生・1年生の応援のほど、よろしくお願いします。