クラブ活動

剣道部

【剣道部】練成大会に参加しました

2025.05.07
中・高

大型連休には中高ともに練成大会が開催されました。高校生は大阪にて、5月3日(土)にいきいきランド交野、4日(日)にKTM河本工業総合体育館で行われた第24回 5月連休合同錬成剣道大会に参加し、中学生は3日(土)・4日(日)両日ともに加古川市立総合体育館で行われた令和7年度加古川中学校春季剣道錬成大会に参加しました。これは謂わば、高校生にとっては6月の姫路の地での決戦たる県総体に備えての、中学生にとっては今年初めての新入生も交えた公式戦となる市総体に向けての戦支度となります。今回の錬成大会では、阪神地区以外の神戸・明石・加古川・姫路・大阪はもちろんのこと、京都・奈良・滋賀・岡山、さらには金沢や静岡、名古屋、九州といった地域からも剣客が集いました。他のスポーツにおいて、競技の戦い方は学校間で変わるのはもちろんのこと、ときには地域ごとに守り・攻め・速き・重きのいずれかに特に重点が置かれるというようなことがあると囁かれます。同じく剣道にも剣士それぞれの流派と癖の他にも地域ごとの剣があると言われており、この練成大会では日本各地から集まった様々な剣の在り方を見ることができます。本大会は団体戦となっており、終日リーグ戦を行う形となります。また、他校と合同チームを結成する学校もあり、今回は仁川学院中学校は報徳学園中学校と戦を共にしました。

この公式戦ではない練成大会において、審判として他校の剣を見て自分たちの剣を見つめ直したと同時に、仁川学院の剣士たちは自分たちの剣がどこまで通用するかを試すような面持ちで汗を流しました。自分の技が上手く通用したときもあれば、思わぬ剣技に苦戦を強いられたり、ときには普段の練習とは違う動きを試してみたりと、初めて出会う剣士・戦型との邂逅が仁川学院の剣士たちを強くさせたことでしょう。また、報徳学園中学校の剣に触発された中学生が会心の一撃を放ったり、味方内でも競い合い、そして高め合いました。剣士たちが奮闘している様子を見ている中で、各校の、先鋒・次鋒・中堅・副将・大将というポジションに対する考えがほのかに垣間見えました。特に主将はその学校の剣を色濃く受け継いだ、謂わばその学校の顔と言える存在であり、練習試合とは言えどもお互いの矜持をかけた一振りは圧巻でした。今回の戦いは次の大会に向けての経験値となったと同時に、改めて仁川学院の剣についてを考えさせられた機会となりました。