仁川学院中学・
高等学校

2020 年 1月 記事一覧

2020.01.31 学校行事
【中学】仁川の森「国際探究」「保健体育探究」その③

自然と触れ合いながら社会との繋がりを学ぶ総合学習「仁川の森」。三学期は「国際探究」「保健体育探究」の二つの探究活動を同時並行で行っています。今日は、その第3回目となる活動の様子をご紹介します。記事の一番最後には、この活動の概要と、これまでの取り組みを簡単に記載していますので、こちらもご覧ください。

 

さて、今日の「国際探究」では、キャベツとブロッコリーを使った外国料理を班ごとに調べてみました。調べてわかったことをまとめ、英語で書かれたワークシートに当てはめてレポートを作ります。このレポートは、この先、活動発表をする際に台本の元にもなります。

   

生徒たちは英語の作業に苦戦しながらも、様々な料理の写真に「美味しそう」「なんだこれ」「食べてみたい」など口々に感想を漏らして、興味津々の様子でした。次回は、いよいよピクルスを漬け込む作業を行います。

 

一方、「保健体育探究」は久々に屋外での活動でした。ペットボトルを半分に切り、そこに土と堆肥を混ぜ込んでペットボトルプランターを各班3種類ずつ制作しました。堆肥は、コーヒーやお茶、みかんの皮、卵の殻などを事前に発酵させた仁川オリジナルの堆肥で、なんと全部で14種類!ここに種をまいて成長具合を比較し、野菜を育てるのに効果的な肥料づくりを模索していきます。初めて嗅ぐ強烈な発酵臭に生徒たちはどのような反応をするのか・・・。

匂いを嗅いだ生徒たちからは「ぎゃー」「くさい!」など率直な声が飛び交い、笑顔がはじけました。中には「匂いがそれぞれ違う気がする」「みかんの皮は臭いけど、良い香りもする」など、冷静に分析する声も聞こえました。五感に働く良い刺激になったようです。年末に植えたキャベツとブロッコリーもすくすくと育っていました。収穫が楽しみです。

 

 

***** 取組概要&3学期これまでの活動 *****

仁川タイムは毎週金曜日の6、7時間目に、総合学習の一環として行っています。現在は、「仁川の森」と題した教科横断型の園芸プロジェクトに中学の全校生徒と教員が一丸となって取り組んでいます。1年生〜3年生の縦割り班が試行錯誤を繰り返しながら探究活動に臨みます。

英語科「国際探究」

テーマ「食を通して世界を感じる」

第1回目 ピクルスにしたい野菜選び

第2回目 ピクルス完成予想図作成

 

保健体育科「保健体育探究」

テーマ「環境にやさしい仁川の森」

第1回目 堆肥の種類調べ

第2回目 肥料の種類別メリット、デメリット調べ

2020.01.24 学校行事
【中学】仁川の森「国際探究」「保健体育探究」その②

自然とつながりながら、コミュニケーション力と協働力を学び、社会の中にある課題に触れることを目標に始まった今年度の「仁川の森」。三学期は「国際探究」「保健体育探究」の二つの探究活動を同時並行で行います。

英語科による「国際探究」は「食を通して世界を感じる」ことがテーマです。前回のガイダンスでピクルスにしたい野菜を選びましたが、今回はそれをもっとイメージしやすくするため、英語科の井上先生、ジェームズ先生による、「Nigawa no mori cooking」の動画を見ました。その後に、実際に使う野菜を「どのように切るか」、「どのように瓶に詰めるか」など、色合いや形を絵にしました。

 

保健体育科による「保健体育探究」は「環境にやさしい仁川の森」がテーマです。日常生活で出る生ゴミを堆肥化して、野菜の栽培に効果的な肥料を選びます。今回は「みかんの皮」「コーヒーかす」「お茶の出がらし」「卵の殻」「野菜の切れ端」を肥料にしたときのメリット・デメリットを調べました。どのようにすれば、野菜の栽培がうまくいくか、各班で話し合い二つの生ゴミ肥料を選びました。

        

いよいよ動きが見え始めてきた三学期の「仁川の森」。この後どのような学びになっていくのか楽しみです。

2020.01.19 中学入試情報
【中学】入学試験(2次)を実施しました

1月19日(日)9時から2次適性検査入試、16時からは2次カルティベーション入試を実施しました。

 

2次適性検査入試では、国語分野、算数分野の2種類の試験を実施しました。

国語分野では、文章を正しく読み取る力、その文章を理解したうえで自分の考えをまとめて文章で表現する力を問いました。

算数分野では、数字を正しく扱いながら筋道を立てて考える力、法則や規則を導く力、表やグラフなどを論理的に考えて問題を解決していく力を問います。

 

2次カルティベーション入試では、国算基礎と総合問題の2種類の試験を実施しました。

国算基礎では、50分の試験時間の間に国語と算数2教科の基本的な内容を問いました。

総合問題では、実生活に関連した事柄の中から、文章、表、グラフなどの複数の資料を題材にして細かい知識を問うのではなく、書かれた内容を適切に読み取って判断する力を問いました。

 

連日の入試で、少し疲れが感じられる受験生もいましたが、最後まで真剣に取り組んでいました。

また、本日の午前10時より、web上にて昨日実施した1次入試の合格発表も行われています。

 

本日実施された、2次試験の合格発表は、明日1月20日(月)13:00から1月21日(火)9:00まで、Webにて発表します。

 

また、3次入試、ファイナル入試の出願も受付けています。

 

3次検査入試

試験日時:1月22日(水)16:00から

出願締切:1月22日(水)15:30まで

 

ファイナル入試

試験日時:1月25日(土)9:00から

出願締切:1月25日(土)8:20まで

2020.01.15 学校行事
【中学】人権学習講演会を実施しました

1月15日(水)6・7校時にコルベ講堂にて人権学習講演会を実施しました。明後日の1,17で、阪神淡路大震災から25年を迎えます。「震災」をテーマに人権を考える機会として、神戸市教育委員会より中溝茂雄様をお招きして講演をしていただきました。

 

 

中溝様は阪神淡路大震災の発生時、神戸市立鷹取中学校で教員をされていました。当時、鷹取中学校は震災直後から避難所となり、多くの被災された方が避難されていました。ご自身も被災されながら避難所となっている学校を他の教職員と共に運営されていました。その避難所でのご経験をもとにお話をしていただきました。

お話の合間に映されるスライドでは、中溝様や周囲の方々が撮られた震災直後の街の様子などが映し出されました。生徒たちも「日常生活の場面とは大きくかけ離れた悲惨な町の姿が、今後起こりえる災害について深く考えさせられた。」といった感想が聞かれました。

講演の最後に阪神大震災の教訓として、特に「命の大切さ」「助け合いの大切さ」「家族の大切さ」を今一度考えて、将来どこでどんな災害に遭遇しても、それに対応できる「生きる力」を身に着けていって欲しいと伝えていただきました。

 

2020.01.11 学校行事
【中学】仁川の森「国際探究」「保健体育探究」が始動しました!

平成29年度の3学期、土作りから始まった園芸プロジェクト「仁川の森」。毎週金曜日の仁川タイム(総合学習)の時間を使って、1〜3年生の縦割り班が多種類の野菜を育て、収穫するなどして様々な経験を積み重ねてきました。

 

今年度はこれまで以上に、自然に触れて学び、社会との結びつきが学べるよう、教科横断型にグレードアップ! 1学期は社会科・国語科による”人文探究”、2学期は美術科・音楽科・宗教科による”芸術探究”、理科・数学科による”数理探究”。などなど、教科の特性を活かした探究活動を進めてきました。

さて、3学期も2つの探究活動を同時並行で取り組みます。一つは英語科による”国際探究”。もう一つは保健体育科による”保健体育探究”です。

 

国際探究の活動テーマは「食を通して世界を感じる」。保存食について調べたり、収穫した野菜を調理してピクルスを作ります。それらの過程を日本と海外とで比較し、最終的には、学んだことをiPadをツールにして発表する予定です。さらに見た目にもこだわって、どのような野菜を使えば瓶の中が彩られ、見た目が綺麗なものになるかも、班で話し合いながら作っていきます。

保健体育探究の活動テーマは「環境にやさしい仁川の森」。環境保護の一環として推奨されている3R(Reduce、Reuse、Recycle)のうちの”Reduce”に着目しました。日常生活の中で発生する生ゴミを堆肥化することにより廃棄物の発生量を抑え、さらに、堆肥化した生ゴミを比較・検討して、野菜の栽培に効果的な肥料を模索していきます。環境と健康の関係性は普段使用する保健の教科書にも詳しく記載されています。

 

 

今日は、それぞれの活動でガイダンスが行われました。昨今、注目を浴びている「SDGs(持続可能な開発目標)」を皮切りに様々な環境問題が紹介され、時折出されるクイズや課題に、生徒たちは積極的に答えたり、班で話し合ったりしていました。学年の違いを感じさせない楽しそうな表情と活発な話し合いの様子からは、生徒たち自身の成長も伺えます。3学期も賑やかで楽しく、そして深い学びが期待できる探究活動になりそうです。どうぞ、3学期の活動にご期待ください!

 

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