仁川学院中学・
高等学校

2018 年 10月 記事一覧

2018.10.26 ニュース
【中学】園芸プロジェクト「仁川の森」~花の寄せ植え“仁川フラワーロード”の完成へ~

仁川の森の畑は、日々、虫との戦いです。2学期の最初に植えたダイコンは、大部分が虫の餌となってしまいました。しかし、中には虫に負けじと葉を伸ばし、土の上に首を出したたくましいダイコンもあります。

今日は、ホウレンソウやハクサイ、水菜などの間引きと追肥をしました。立派でおいしい野菜を収穫するために、手間と愛情は欠かせません。

 

先生方も、教科に関係なく、「野菜のプロ」として、生徒達と一緒に作物に触れました。

間引いた苗でも、食べることができます。「食べ過ぎてお腹いっぱい」と満足げに話す生徒も。

 

一方で、以前、花の写真でコラージュを作った花の寄せ植えを、いよいよ実践する日がやってきました。

班員で相談して注文した花の苗。一つの鉢に、縦長の背の高い花や垂れ下がるつる草など、複数の草花を混ぜることで、上下左右に立体的な芸術作品を完成させます。苗の根を傷めないように、協力しながら慎重に作業を進めます。

完成した鉢は、中学校舎の2階入口から体育館へと続く通路にセッティング。全部で36個の鉢が並ぶ景色。まだ花は五分咲きといったところ。これがどんどん大きくなり、ボリューム感が出てくることで、今まで何もなかったこの通路が、華やいだ空間になります。11月2日の保護者懇談のころには、色とりどりの花で輝く「仁川フラワーロード」を披露できれば、と期待しています。

仁川の森は、知識や創造力も活用しながら、植物の生長とともに生徒達の成長もはっきりと感じ取れるプロジェクトになってきました。

2018.10.12 ニュース
【中学】園芸プロジェクト「仁川の森」~校内にはどんな植物が?~

《野菜の栽培》

今、仁川の森の畑には、サツマイモ、ダイコン、ニンジン、ハクサイ、ホウレンソウ、カブ、水菜、そして近年日本に入ってきた西洋野菜のビーツと、全部で7種類もの野菜を育てています。多様な野菜を育てることで、種のまき方・育て方の違いなどが比較できます。

8・9月と台風や長雨で何度も大きな被害を受けた畑。一難去ってまた一難、今度は害虫の発生です。アブラムシ、ネキリムシ、ヨトウムシ……。日常なら「きれいだなぁ」と笑顔で眺めているチョウも、畑に飛んできたら害虫扱いです。チョウが作物にとまれば5秒で卵を産み付け、それが孵化してアオムシとなり、せっかく発芽し育った野菜の葉を食べ尽くしてしまいました。

  

これを放置していては、被害が拡大するばかり。胸の痛む思いで、育ってきた野菜を破棄します。抜いたダイコンは少し実ができていました。「先生、見てくださいよ。こんなに育ったのに、もうだめなんですね。もったいない……」と生徒の声。言葉以上に表情から無念さが伝わってきました。

しかし、ここで挫折しません。順調に育っている苗もあります。間引きや追肥をして愛情を注ぎます。また、被害を受けた野菜の跡地には、「今度こそ順調に育ってほしい」という願を込めながら、また種をまきました。3年生のリーダーが畑の状態を確認してから、下級生に役割分担をし、先生方からのアドバイスも受けながら進めました。

《校内植物マップを作ろう》

仁川学院の小学校周辺、中学・高校の間の中庭、仁川教会の周辺には、無数の植物が植わっています。毎日のように目には入っていますが、どんな花や葉をつける植物なのか、ほとんど意識することはありません。まして、植物の名前はほぼ知らない、という人が多いでしょう。

そこで、野菜の手入れと同時進行で、「校内植物マップ」の作成にチャレンジ。各班に1枚の植物の写真と、その植物の別名だけが書かれたワークシートを配布。その別名を手がかりに、パソコンで植物名・英名・原産地・花の咲く季節を調べ、班員でその植物のアピールポイントを考えて文章にしました。

次に、その植物が学内のどこにあるのか、探しに行きました。「あっ、こんなところにあったんだ」という驚きと発見があちこちでありました。

班ごとに、自分たちが調べた植物とともに記念撮影。この写真をワークシートに貼り付け、マップ上の植物があった位置に貼り付けました。

仁川教会周辺はもちろんのこと、校内にも聖書に関連した植物がたくさんあります。よく知られたノアの方舟(はこぶね)のエピソードでは、ノアの放ったハトがオリーブの枝を加えて戻ってきます。それでノアは洪水が終わったことを知ります。オリーブの花言葉「平和」は、このエピソードが元になっているようです。

身の回りの植物を意識することで、いろんな学問と結びつき、視野が広がっていきます。

2018.10.05 学校行事
【中学・高校】第52回学院祭について

いよいよ今年度の学院祭が明日に迫ってまいりました。

10月の創立記念日に合わせて催される学院祭は、生徒会行事の中でも最大のイベントとして、企画から運営・演出にいたるまで、生徒達の自主性によって進められています。彼らは1学期早々から準備を開始して、自分達の手で一から地道に作り上げようと努力してきました。

今年度の学院祭のテーマは『祭』です。『祭』は本来、神様や人々に日頃の感謝を伝える意味があります。お祭りのように盛り上がるものにしたいというシンプルな思いに加えて、家族や友人に感謝の気持ちを伝えていきたいという想いが込められています。相手のことを思いやる気持ちを持ちながら、学院祭に参加している全員が非日常の空間を楽しめる学院祭をめざしています。模擬店や展示はもちろん、クラス参加のダンスステージや有志のパフォーマンスが楽しめるアゴラステージ、吹奏楽やピアノ演奏などのコルベ講堂ステージなど、見どころは盛り沢山です。

 

学院祭にお越しの際は、以下の点に留意してください。

(1)見学希望の中学生・高校生の皆さんは、必ず制服でお越しください。受付にて、生徒証明書の提示をお願いします。在校生紹介の友人券がなければ入場することはできません。

(2)小学生・中学生・保護者の方で、学校見学や入試説明をご希望の方は、個別に対応させていただきますので、受付でお申し付けください。事前のお申し込みは不要です。なお、お車での来場はできませんので、公共交通機関をご利用ください。

 

どうぞお気軽にお越しください。