仁川学院小学校
今年の鑑賞会は狂言を鑑賞しました。狂言は室町時代から続く日本の伝統芸能の一つですが、内容は難しいものではなく、おもしろいお話で子どもたちもたくさん笑い楽しみました。
演目は2つ「柿山伏」と「附子」でした。「柿山伏」は柿を食べた山伏が、木の持ち主に見つからないようにカラスやサルの鳴き真似をする話で、子どもたちはトビの鳴き真似に喜んでいました。「附子」は主人から猛毒だから空けないようにと渡された水飴の壺を、家来が食べてしまうお話で、水飴を食べる家来二人のやりとりがとてもおもしろかったです。
最後にはワークショップがあり、学年の代表の子どもたちが狂言の立ち方や台詞の言い回しを教えてもらい、全員で練習できました。普段はなかなか見ることのできない狂言に触れるとてもいい機会となりました。
10月28日(月)、地震とそれに伴う火災を想定した避難訓練を行いました。授業中に突如鳴り響いた警報音に子どもたちは驚きつつも、真剣に訓練に取り組むことができました。
万が一の時に子どもたち自身が自分で自分の身を守ることができるよう、日頃からの安全指導に今後より一層力を注いでいきたいと思います。
10月23日(水)、5年生は兵庫県加東市にある東条山田錦の学校へ社会見学に行きました。ここは、5年生が今年の6月に田植え体験をさせていただいた場所で、今回は子どもたちが自分たちで植えた稲を、鎌を使って収穫する体験をさせていただきました。
前回の田植え体験同様に、今回の稲刈り体験もあいにくの雨でした。しかし、子どもたちはその雨を気にすることなく、一生懸命稲刈りに取り組んでいました。初めて使う鎌の扱いの難しさに戸惑う場面もみられましたが、気が付くと稲刈りの中盤頃には、皆慣れた手つきで黙々と稲を刈っていました。
今年も、稲刈り体験後に、芋ほりもさせていただきました。掘れば掘るほどに出てくる、学校の学級園では考えられないくらいのサイズと量のサツマイモに、子どもたちは興奮を抑えられず、作業時間終了ぎりぎりまで一心不乱に芋ほりを続けていました。
泥まみれになった社会見学でしたが、改めて農業の良さや苦労を体験する良い機会となりました。田んぼに落ちた稲穂を拾い集めていた子どもたちもおり、食べ物のありがたさを体感で学習する機会にもなったと思います。東条山田錦の学校関係者の皆様、本当にありがとうございました。
10月15日(火)、運動会の予行練習を行いました。
10月に入ってから、本格的に練習を続けてきました。開会式はいい緊張感の中で行われました。列をまっすぐに、手足をしっかりあげて、子どもたちはいつもよりもしっかりとした顔つきでした。
途中、小雨が降る中でも、子どもたちは競技に集中していました。低学年は自分の出る競技の招集が始まると、雨の中でも走って準備・整列していました。係の6年生も、本番に向けて与えられた仕事の流れを必死で覚えようとしている様子が見られ、まだ不十分なところを先生に聞いたりと、積極的な場面が多く見られました。
雨のため、午前の部のみで予行練習は終わり、昼からは授業となりましたが、それぞれ自分の課題を見つけた子どもたちは、お昼休み後にははやくも本番に向けて気持ちを入れ替えていたようです。
本番は天気に恵まれ、子どもたちが力いっぱい自分の力を出し切れることを祈っています。
10月8日(火)朝、4年生は、神戸港と淡路島に社会見学へ行きました。
台風が近づいてきているとの予報でしたが天候が崩れることもなく、絶好の見学日和となりました。
最初に訪れたのは神戸港。埠頭より出港する神戸ファンタジークルーズに乗り込み、海から歴史ある神戸の街を見学しました。神戸港をとり囲む工場や神戸空港、ポートアイランドなどを間近で見学し、貿易港として発展を続ける神戸港を感じることができました。
淡路島に渡り、昼食後、北淡震災記念公園、野島断層保存館に向かいました。震災についても深く勉強してきた子ども達。午前中のうきうきした見学とはうって変わり、保存館の資料一つひとつを真剣に見つめ、一生懸命メモをとる姿が見られました。
知っているようで知らない神戸の姿や、震災について学ぶことで、より一層自分達の住む地域へ愛着と興味を持つことができた1日になりました。
10月7日(月)朝、6年生は、社会見学で秋の訪れを感じさせる京都へと出発しました。
バスの中で子どもたちは、社会の授業で習った歴史を確認したり楽しく過ごしました。
最初に訪れたのは金閣寺です。池に反射した景色、鯉魚石に落ちる水、全てを目に焼き付けるようにゆっくりと拝観して行きました。
昼食の後、銀閣寺に向かいました。金閣寺とは対照的に、落ち着いたたたずまいと自然が織りなす厳かな美しさが、印象に残りました。
そして、お土産!名物の生八つ橋やキーホルダーなど、友だちと談笑しながら買い物を楽しみました。
小学校生活最後の社会見学、美しい景色とともに、みんなの明るい表情が、子どもたちの心の中に思い出として残ることでしょう。