校長ブログ

宗教朝礼 7

2019.10.07

「わたしの天の父の御心を行うものだけが天の国に入るのである。」マタイ福音書7章21節

 

皆さんが毎日唱えている「主のいのり」の中にも「御心」と言う言葉が出てきます。「御心」ってどこで知ることができるのでしょうか?

聖書にこんな話があります。ある時、イエス様が弟子たちや集まってきた人たちに対して話をしていると、イエス様のお母さんであるマリア様や家族がイエス様を訪ねてきました。目的は家に連れ帰ることでした。なぜなら、イエス様の活躍に反感を持っていた人たちが、イエス様の様々な奇跡を見て、「あれは悪魔の仕業だ。」「頭がおかしくなったんだ。」などと批判していたからです。イエス様は、家族が来たことを聞いた時、目の前にいる人たちを見て、「私の親、家族とは、神の御心を行う人だ。」と言ったのです。

この話から、イエス様の家族とは、神様の御心を行う人たち、つまり私たちも十分イエス様の家族になれるということです。では、「御心」とは何でしょうか?それを知り、それを学ぶためには、イエス様のことをもっと知る必要があります。学校の勉強は先生が皆さんに教えてくれますが、人として、どのように生き、それも豊かに生きる方法を教えてくれるのはイエス様です。イエス様も先生と呼ばれていました。その先生であるイエス様が語る言葉や行動は全て神様の「御心」です。「御心」を知るためには、イエス様がどのような言葉を語り、どのような行いをしたのか、イエス様を知れば知るほど、イエス様に近づけば近づくほど、「御心」を理解することができます。だから、今よりももっとイエス様のことを知りましょう。イエス様のことを学びましょう。イエス様に近づいていきましょう。

皆さんが精一杯「神様の御心」に応えようとする時、きっと神様は満面の笑顔でいっぱい喜んでくれると思います。そういうイメージも大事なのかもしれません。

今週末、運動会が開催される予定ですが、台風が心配です。どのような形でも神様の「御心」ですが、無事に開催できるようにお祈りいたしましょう。