国際交流

2018 年 8月 記事一覧

2018.08.03 オーストラリア研修
2018 オーストラリア研修 第10日目の様子

オーストラリア研修もいよいよ10日目、最後の日を迎えました。ホテルを後にし、8時45分に本校の姉妹校であるPadua Collegeに到着。日本語の先生と複数の生徒の方々に迎えられ、グループ毎に、学校案内をしていただきました。

男子校であるPadua Collegeは、学校の規模や創立年など、仁川学院とよく似ています。日本語の教室では、数名の生徒が漢字の読み書きを練習しており、日本語でしっかりと挨拶や自己紹介をしてくれました。他の授業では、各生徒がノートパソコンを使用し、自主的な課題設定によるエッセイなどに取り組んでいる様子が見られました。学校見学を一通り終え、次は徒歩5分以内にある女子校、Mount Alvernia Collegeの見学へ。こちらでも日本語の先生と、日本語を学習している複数の生徒があたたかく迎えてくださいました。Padua同様、美しい校舎が魅力的でした。さらにこちらでは、ガーデンに野菜やハーブなどが栽培され、家庭科の授業での調理実習やTuck Shop(売店)でのメニューに使用されています。他にも、ファッションや裁縫の授業などが実施され、手製のショートパンツなどの展示を見ることができました。

 

男子生徒は、その後、パデュアカレッジに戻り、バディと共に、ランチとして学校が用意してくださったフィッシュ&チップスを、食べました。それから、各バディと共に授業に参加しました。昨日までのホームステイの経験もあり、生徒たちは楽しく、積極的に授業を受けていたようです。その後は、技術の教室に男子生徒たちは集い、ブーメランとオーストラリアキーリング作りを楽しみました。

最後はバディの生徒たちと共に、全員でこちらの中高生の遊びで流行っている、ハンドボール(テニスボールより少し小さめのゴムボールでの遊び)を満喫し、パデュアカレッジをあとにしました。
今回のパデュアカレッジへの学校訪問で、もうひとつ嬉しかったことは、本校から1月に留学している高校2年生の男子生徒と再会を果たし、ひとときの楽しい時間を過ごせたことです。

 

 

女子生徒はMount Alverniaに残り、授業を受けました。最初の授業は日本語の授業。パワフルで元気いっぱいなベッキー先生が用意してくださったカタカナかるたを現地の学生と一緒にやりました。日本人のプライドにかけて負けられないゲームではありましたが、遠慮してしまったり相手の威勢に負け、かなりの枚数を現地校の生徒にとられてしまいましたが、みんな非常に明るい表情で楽しめていました。

カルタが終わったら、みんなで昼食をとりました。tuckshop〔売店〕には、校内にある広い畑で育てられた新鮮な野菜を使ったサンドイッチやサラダなども並んであり、物価が高いオーストラリアの割には安価な価格で販売されていました。 昼食後はブーメランづくり。オーストラリアの動物などを木製のブーメランにペイントしました。最後の授業は、クッキング。ラミントンとよばれるスポンジケーキを作って食べました。たっぷりのココナッツとチョコがのっていて非常にに美味でした。

お世話をしてくださったベッキー先生にお礼をし、バスに乗り込みました。

 

 

姉妹校を後にし、空港近くのショッピングモールへ。道中、生徒たちは帰国の時を実感し、名残惜しい気持ちでいっぱいのようでした。
ショッピングモールでは各自、お土産選びに足を走らせたり、ゆっくりとカフェテリアで過ごしたりと、各自決められた時間を有効に過ごしていました。お買い物も手慣れたもので、堂々と支払いを済ませる姿に、研修の効果を感じました。
その後18時には夕食会場にて、最後の晩餐。名残惜しい反面、帰国する安堵の気持ちもあるようで、全員が元気いっぱい最後の瞬間を楽しんでいました。8時半には無事に出国を済ませ、帰路につきます。夜の8時過ぎにブリスベン空港に到着した生徒たちは、十日間の長旅の疲れの様子を見せていましたが、体調を大きく崩す生徒もなく、帰国の途につきました。

この研修によって、お互いの仲が深まり、英語で話すことへのハードルが低くなり、日本以外の文化を肌で感じることができたこと、そして何よりも、研修の地でホストファミリーやバディの生徒と親交を深めることができました。

第一回目のオーストラリア研修を無事終えることが出来たのも、保護者の皆様のご理解とご協力があったからです。本当にありがとうございました。
どうぞ、たくさんの「オーストラリア体験記」を子どもさんからお聞きください。

2018.08.01 オーストラリア研修
2018 オーストラリア研修 第9日目の様子

Pittsworth State High School組

今朝は学校生活最終日。

生徒の中には泣き腫らした目をこすりながらくる子もいました。今朝ホストファミリーにお別れを言ってきたとのこと。愛情をたくさん注いでもらい、家族の絆がしっかりはぐくまれたようでした。

1,2時間目は英語の授業。今日はオーストラリアのアピールをする台本を考えそれをプレゼンするというもの。できたプレゼンを録画し、パソコンで加工までしました。パソコンでの加工は、現地の高校生に手伝ってもらいましたが、各班クリエイティブなものに仕上がりました。

3時間目は美術。前半はアボリジニーアートを習ったあと、栞をつくりました。爪楊枝に絵の具を付けて、点と線で絵を描くというものでしたが、みんな集中して取り組みました。後半はカード作りをしました。お世話になったホストファミリーやバディへの感謝の気持ちをカードに込めました。

4時間目はお別れパーティーを開いていただきました。校長先生から一人一人に証明書が渡され、本校の代表から御礼の言葉を述べました。そしてバディと最後の昼食をとりました。盛り上がって写真をとる生徒や、別れを惜しんでハグをする生徒の姿がありました。また、最後のお別れに来てくださったホストファミリーもおり、涙涙の最終日となりました。たった三日間でしたが、すごく中身の濃い時間だったようです。

 

 

 

Highfields Secondary College組

ハイフィールドで過ごす最後の一日となりました。昨日、体調を少し崩していた生徒も、今日は、元気に登校しています。登校後、体育館でAssembly(全校集会)が催され、仁川学院生の代表あいさつの後、一人ひとり副校長から修了証を授与していただきました。

1時間目と3時間目に行われた仁川学院生のための英語の授業で生徒たちは「頻度」を表す副詞の使い方、そして「オーストラリアの都市」について学習しました。2時間目と4時間目に、生徒たちはバディの授業に参加し、英語の内容がわからなくても、この現地の授業を楽しんでいるようでした。特に、4時間目は、ほとんどの生徒が体育の授業に参加し、積極的にこちらの生徒と関わりながら体を動かしていました。

本日のランチタイムは、Farewell Lunch(送別昼食会)が催され、バディたち、また関わってくださった先生方にも来ていただき、生徒たちは最後の別れの時間を過ごしました。1日目は、硬い表情の生徒たちでしたが、今日の送別昼食会では、お互いに連絡先を交換したり、ハグしたり、写真をとりあっていました。何人もの生徒から、「もうあと3日は、ここにいたい」「ずっとここで暮らしたい」との声が聞かれました。

15時半ごろ、お世話になったハイフィールズを後にし、一路、ブリスベン市街にバスで移動し、ピッツワースで過ごした生徒たちと合流しました。その後全員で市街へ出かけ、晩ご飯を調達しましたが、全員がカウンターで堂々と店員の方に注文するという、頼もしい姿を見せてくれました。明日は姉妹校を訪問し、いよいよ帰路につきます。