仁川学院中学・
高等学校

ニュース 記事一覧

2022.10.05 ニュース
【中学】キャリアプログラム 進路講演会

日ごろスタディサプリでお世話になっているリクルートの方を講師としてお招きし、学年ごとに進路講演会を行いました。

 

《中学1年生「未来に向けて考える」》

10年後の未来がどうなっているかを想像してみよう。

科学技術の進歩や働き方の変化などいろいろなことが考えられます。しかし、社会が変わっても変わらず求められ続ける力は「課題を発見し、解決していく力」です。

グループワークで、実際に「課題を発見し、解決していく力」を活用してみました。いろいろな物事に対して、「なぜ?」と考えてみることが大切です。

 

《中学2年生「大学選びの基礎知識について」》

知っているようで知らない大学のこと。大学名だけではなく、国公立と私立の違いとは、文系と理系とは、学部や学科とは何かなど、大学選びをするための基礎知識を教わりました。

講演中、各自で必要だと思ったことをメモします。自分の言葉でまとめることも大切です。最後は、代表の生徒が講演で学んだことを振り返り、講師の方にお礼の言葉を述べました。

 

《中学3年生「将来に向けて今、できること~社会を見据えて~」》

就職活動で何が大切なのか。企業が採用選考のときに重視する点は「主体性」です。

「主体性」をわかりやすく言い換えれば、「ちょっとやってみる力」。普段と違うことをちょっとやってみると物事を考える癖がつきます。また、日常の中で振り返りをする習慣があれば気づきや学びが生まれ、次に何をするべきかが明確になります。

講演会の後、11月に行われる職場講演会に向けて、職業研究をしました。講演会には7つの企業・事業所が来てくださいます。事前にしっかりと知識を身につけてきたいところです。

 

仁川学院中学校では、中高一貫校として、高校よりもさらに先の大学や社会人としての将来を見据え、キャリアプログラムを実践しています。まだ将来を決めるのは難しいかもしれませんが、少しでも手がかりをつかんでほしいと思います。

2022.09.22 ニュース
【中学】学院祭準備 仁川の森で経営を学ぶ

 中学校の学院祭は、模擬店で野菜を販売します。その野菜は、毎週の園芸の授業「仁川の森」で栽培したものです。

 「お店を経営する」ために必要なことを分担して考え、準備します。

 ひとりでも多くのお客さんを引きつける店名と看板、ポスター。そして、商品を見てもらうのに適した店舗デザイン。

 価格設定も重要です。赤字にならない、しかし買いやすいという絶妙なバランスが必要です。

 そして、接客。接客係の生徒たちがマニュアルを作り、指導と練習を担いました。

 雨の合間を縫って、商品となる野菜を収穫。1学期から手塩にかけて育てた野菜を、余すことなく収穫しました。

 ナス、ピーマン、万願寺唐辛子の3種類を丁寧に袋詰め。袋に貼るラベルには、仁川の森のイメージキャラクター「ベジくん」がデザインされています。

 作物の栽培だけにとどまらず、世の中へとつながっていくのが仁川の森の活動。お客さんを迎え入れる準備は万端です。

 一方、6月のダンスフェスティバルで最優秀賞と優秀賞に選ばれた2つのグループは、学院祭のステージで発表をします。6月は中学生にしか披露できませんでしたが、今度は高校生や保護者の前で踊ります。

 2つのグループでお互いにダンスを見て、改善点を指摘し合いました。学院祭本番では、洗練されたダンスにご注目ください。

 

2022.07.20 ニュース
【中学】アカデミアコース 探究発表会

 中学のアカデミアコースには、高校同様に「探究」の授業があります。1学期の締めくくりとして、発表会が行われました。

  探究の活動は、思考することも大切ですが、それを他者にうまく伝える表現力も求められます。

 発表の直前に最終確認。作成したスライドを見ながら、伝わる話し方ができているかを練習しました。

 1年生と2年生は、チームを作って「水」をテーマに探究しました。2年生は昨年もほぼ同じテーマで活動しています。だからこそ、1年生に探究の方法を教えながら、昨年よりも深まった学びとなりました。

 3年生は、「アドバンスト探究」として、昨年までの経験を生かし、自由テーマで進めています。音楽、学習、幸福度、友だち、AI、コロナ後の観光など、各自の興味に基づいて幅広いジャンルに渡ります。

 2~3名のチームを作ってもよし、個人で活動してもよし。しかも、探究の期間は1年間。何度も練り直して、高次元の探究活動を目指します。

 ここまでの試行錯誤と今後の展望を中間報告の形で披露。1年生や2年生が先輩に臆することなく質問をする場面もたくさん見られました。この縦のつながりが探究の魅力です。

 1年生・2年生の探究発表は、お互いに評価をしました。その結果、上位のチームには、表彰状と副賞が授与されました。

 最優秀チームの発表は、「日本の各地方の山の天然水は、味が違うのか。また、味が違うのならなぜ違うのか」。

 探究には、教科書がありません。教員もアドバイスはすれど教えることはしません。自ら問いを見つけ、仮説を立て、実験などを重ねて検証していく……。最後に検証から結論を導き出します。学びへの興味・関心と、日ごろいろんな教科で培った知識を駆使します。

 2学期はさらにグレードアップした探究が始まります。

2022.07.20 ニュース
【中学】カルティベーションウィークを実施しました

今週は、中学校のカルティベーションコースの生徒を対象に「カルティベーションウィーク」を実施しました。

この企画は、今後変化してゆくグローバルな社会、予測不可能な社会に対応出来るように、「協働力」「思考力」を様々な体験型の授業を通して培うことを目的とした学習期間です。

今年は「自分の学びを広げよう!!」をテーマに活動しました。

まずは、各教科の特別授業です。普段のカリキュラムに沿った授業内では行えないような、体験を中心とした授業を行いました。ここでは、模型を用いたAEDの講習や、国語科と英語科がコラボレーションして百人一首を英語で発表するなど興味深い内容となりました。

続いて、普段放課後学習に来ている大学生のメンターさんより「夏休みを上手く過ごすための計画術」について講演していただきました。そこでは暗記方法やノート術などのアドバイスももらい、その後実際に自分の夏休みの学習計画を立てていきました。

最後は、1~3年の縦割りの班での活動となります。普段の生活の中での困りごとや不満を各班ごとに出し合い、それを解決するための商品を考え創り出しました。そして班ごとにプレゼンを行って、各自が魅力的だと感じた商品に投票を行い、優秀な商品を決めていきました。

 

普段とは異なる様々な発見と学びを得て、充実したカルティベーションウィークになったかと思います。期間は短かったですが、このちょっとしたことをきっかけに、新たな学びへと繋げていってほしいと思います。

 

 

2022.07.12 ニュース
【中学】「人権」を学び考える

 H.R.では定期的に人権学習に取り組んでいます。

 まずは、「人権ってなに?」というそもそも論から……。

 

 全国中学生人権作文コンテスト入賞作を読んで、考えます。今回のテーマは「リスペクト アザース(他者を尊重する)」。両親が日本人ながらもアメリカのサンディエゴで生まれて、10歳半まで過ごした中学3年生の作文です。

 作文を元にした動画も参考に。

 「リスペクト アザース」は、サンディエゴの保育園や幼稚園、小学校に通っている間、先生たちから何度も聞かされた言葉。サンディエゴには、いろんな人種の人がいます。トラブルが起こったときに、必ず先生は「リスペクト アザース」と言って反省を促しました。

 しかし、作者が日本の小学校に通い始めたとき、そこには「リスペクト アザース」の世界はないと感じました。どういうところからそう感じたのでしょうか。

 そして、今後「リスペクト アザース」の世界を作りあげるために、自分ができることは何があるでしょうか。具体的に考えました。

 今回はテーマをひとつにしぼりましたが、もちろん人権学習はこれだけではありません。夏休みの課題で、人権作文を書きます。その作文には、いろんな観点からの人権について考えたことを表現していきます。

 「人権学習」と銘打って時間を割かなくても、学校生活、そして社会生活において、毎日が人権について考えていく機会の連続です。普段はあまり意識していませんが、この夏休みには、作文を通してしっかりと「人権」に向き合ってほしいと願っています。

2022.07.04 ニュース
【中学】考査1週間前の放課後 3か所のLearning Spaceで

 中学校では生徒達が主体的に学ぶ場所として、放課後の時間にLearning Spaceを開放。平常は週3回ですが、定期考査の1週間前は規模を拡大し、連日学ぶ場所を提供しています。

 カルティベーションコースは希望者が、アカデミアコースは全員が参加します。自分の学習スタイルに合わせて選べる場所は3か所。

 ローゼンバイゲルホールは、仲間と相談しながら学習できる部屋。わからないところは助け合い。大勢の生徒でにぎわいます。

 仲間と相談してもわからない問題は先生の出番です。また、大学生のメンターさんも常駐し、質問対応だけでなく、どうやって英単語を覚えたらいいかなど学習方法まで親身になってアドバイスをします。

 次にご紹介するのは、4階のラウンジ。広々とした空間を望む生徒は、この場所がお気に入りの様子。こちらも、仲間と相談して学習OKのスペース。

 最後に、相談なしで、自分1人で集中して学習したい人はこちらの教室。黙々と75分間、集中力を切らさずに没頭。毎日この教室を選ぶ生徒もいました。

 さあ、いよいよ10教科(アカデミアコースの2年生・3年生は11種類)の期末考査が始まります。1週間、Learning Spaceで培った力が、テストの結果となって表れることでしょう。

2022.06.30 ニュース
【中学】1学期終盤のホームルーム

 梅雨が終わり、夏本番。夏休みを前にして、1学期終盤のホームルームの様子をご覧いただきましょう。

《1年生》

 4月に学級目標を作りました。どこまで目標が達成できているかチェックします。

 

 外の猛暑に負けないくらい、担任の先生の言葉が熱を帯びています。

 タブレットのロイロノートに「できていること」「できていないこと」をピックアップ。それをもとに、グループで話し合いました。お互いに自分の見解を出し合える、そんな雰囲気がこの3か月でできあがりました。

《2年生》

 1週間後の七夕に向けて、短冊の作成です。

 これまでの自分の成果を振り返ったうえで、「これからこうなりたい」と目標を書きました。

 飾り付けをする笹は、高い位置が人気。願いが届きやすいようにと、少しでも天に近いところを狙っているのでしょうか。他の人がどんな願いごとを書いたのかも気になります。

《3年生》

 目前に迫った期末考査に向けての取り組み。

 教室前方のホワイトボードには、「自立・自律・自己管理 立て直しを!」の文字が。先週立てた期末考査学習計画を見直し、放課後の効果的な時間の使い方を考えました。

 その後は、自学の時間。いわゆる“ゾーン”に入り一心不乱に学習する生徒、教え合う生徒、分からない問題を先生に聞く生徒……。今の自分にふさわしい方法を考えて取り組んでいました。

 夏休みまであと3週間。学齢に応じた取り組みで、1学期を締めくくろうとしています。