仁川学院中学・
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2023.12.11 東北・北海道研修旅行
【高校】高2 東北・北海道研修旅行(前団)2日目

東北・北海道研修旅行(前団)2日目です。今朝の南三陸は、昨日同様天候が良く、海面も朝日が反射しキラキラ輝いていました。

朝食をしっかり摂り、まずは岩手県 平泉「中尊寺」へと向かいます。

 

中尊寺は天台宗の東北大本山で、2011年に世界文化遺産に登録されています。中でも黄金に輝く豪華絢爛な金色堂が有名で、煌びやかな姿と共に平安時代から残る荘厳な雰囲気に自然と惹き込まれました。

 

 

平泉を後にし、盛岡駅から新幹線に乗り、北の大地 北海道へ。これまでの疲れも見せず、車内では明るい笑顔が飛び交っていました。

函館北斗駅を降りると現地の気温は0.3℃。一気に体が縮こまるような寒さです。

函館のメインの目的地は、カトリック元町教会です。この教会は幾度もの焼失を乗り越えて、1923年に再建された日本最古の教会の一つで、高い天井とアーチによって作られている大聖堂の美しい空間は目を見張るものがありました。みことばの祭儀では、祐川神父様が、「赤鼻のトナカイ」の歌詞を紹介され、「弱く見える部分が、実は必要なもの(誰かの役に立つもの)となる。だからあなた自身が気にしているようなことも大事なものとなる。一人ひとり神様から与えられたtalentを持っているのです」というお話をしてくださいました。このお話に励まされた生徒も多かったように思います。

本日最後のプログラムとして、神戸、長崎と並んで「日本三大夜景」の一つに数えられる函館山の夜景を見に行きました。澄んだ空気の中、山頂から見る景色は、どんな宝石にも勝るとも劣らないものでした。

 

明日は、函館からニセコに移動し、スキーなど、様々なアクティビティーを楽しむ予定です。どんな白銀の世界が待っているのか、今から待ち遠しいです。

2023.12.10 東北・北海道研修旅行
【高校】高2 東北・北海道研修旅行(前団)1日目

高校2年生にとって待望の研修旅行が、東北・北海道方面(前団)を皮切りにスタートしました。

伊丹空港での出発式を終え、まずは仙台空港へ向けて出発です。

 

仙台空港に到着後、まずは日本三景の一つ松島へ。現地の天候は13℃ほどと想像以上に暖かく、上着も必要ないぐらいでした。クラス写真の表情も幾分穏やかな気がします。

 

 

昼食は洗心庵さんで御膳を美味しくいただきました。

  

昼食後、東日本大震災で最も被害が大きかったといわれる石巻へ移動。

語り部の方の説明を受けながら、震災遺構「門脇小学校」等の見学を通して、震災当時の状況について実際に目で見て学ぶことができました。

 

「家とは安心のできる場所。それが突然奪われるのが震災」、「明日が来るのは奇跡。今をしっかり共にに生きていこう」といった語り部の方のメッセージは、何気なく日々を過ごしがちな私たちにとって、深く胸に刻まれるものでした。

ホテル到着後、今日の震災学習のまとめとして、振り返りをしました。今日学んだことをしっかり自分の中に吸収し、これからの生き方に繋げて欲しいと思います。

夕食をいただき、入浴で本日は終了です。大きく体調を崩す生徒もおらず、元気に過ごしています。明日は平泉を訪問後、北海道 函館へと向かいます。長旅となりますので、今日はしっかり休み、明日も全員元気に、そして学びの多い一日となりますように。

2023.11.27 学校行事
2年Cαコース 高大連携 模擬講義(神戸女学院大学)4日目

11月17日(金)高校2年生Cαコースは、神戸女学院大学・文学部の山崎 幸治先生にお越しいただき、今年度4回目の模擬講義を受講しました。

前半はスリランカ国内における内戦の背景について教えていただきました。以前ニュースで聞いたことがある言葉がたくさん出てきましたが、ニュースで流れなくなると人の関心は薄まっていきます。それでも問題が解決したわけではなく、続いているということを再確認することができました。今では、以前ほどウクライナのニュースを見ることは少なくなり、イスラエルのニュースをよく目にするようになっています。ニュースとしては放送されていなくても、今も危機的な状況の中で生活を送っている人は沢山います。流される情報を受け取るだけではなく、自ら関心を持ち、調べることがやはり大事だと感じました。

内戦が終わったといっても、それは和解ということではなく、どちらかが屈したから終わっているということも知りました。さらにその対立は、民族間の違い、つまりは宗教の違いから生まれていることも多く、宗教の意義とは何なのかということをカトリックの学校で学ぶ者として考えるきっかけをいただきました。

後半は、より自分事として捉えやすいようにSDGsに関連したお話をしていただきました。SDGsという言葉だけが先行し、知らずに取り組んでいることも実は多く、やはり問題に取り組むためには様々な背景を知ることが大切であると感じました。

最後に山崎先生は、大学で学ぶ学問は答えがない、だからこそ、自分の答えを導くために必要な、考える力を身につけてほしいとおっしゃいました。高校では大学受験に向けて正解のある問題に取り組んでいますが、皆さんが大学で充実した学びを得るために、高校時代に考える力を養っていきたいと強く思いました。

全4回の授業を通して、大学で学ぶということはこういうことなのだということを教えていただいたように思います。受講した生徒の皆さんには、身を乗り出して大学の授業に参加できる学生になってほしいと心から思っています。神戸女学院大学の皆さま、さまざまな側面から私たちを鍛えていただき、ありがとうございました。

                    終了後も質問に答えていただきました。

2023.11.23 中学入試情報
【中学】中学入試プレテスト・第3回入試説明会を実施しました

11月23日(木祝)、令和6年度中学入試プレテストと第3回入試説明会を実施しました。

プレテストには、中学入試まで約2か月に迫った多くの6年生が本校に集まり、実際に行う入試の流れで本番と同じレベルの問題を受験しました。

コルベ講堂前で受付を済ませた後、試験会場である中学校舎へ移動しました。

 

教室前での待機時間から、引き締まった空気が漂っていました。入室後も注意事項を真剣な表情で聴き、試験に備えていました。

そして午前8時半から国語、算数、選択教科(理科・総合)の3教科のテストを実施し、受験生達は一生懸命問題に取り組んでいました。

 

また、プレテストの試験時間中には保護者の方を対象に、コルベ講堂で入試説明会を実施しました。今回、プレテストを受験している6年生の保護者の方だけでなく、4年生、5年生の保護者の方も来られるなど、多くの方に出席して頂きました。

試験が終わり、受験生が保護者の方が待っているコルベ講堂に戻る頃には、緊張から解放され安堵の表情が見受けられました。

 

答案、試験結果等は、11月27日(月)に発送予定です。

 

また、12月9日(土)9:00より、学校見学会およびプレテスト受験者対象の入試直前相談会も実施いたします。

その際、プレテストの結果をお持ちいただいて教科ごとの質問、ご相談もさせていただきます。奮ってご参加ください。

改めまして、本日お越しになられた児童、保護者の皆様、ありがとうございました。

※入試個別相談会には、プレテストを受験されなかった方もご参加いただけます。どうぞお気兼ねなくご来校ください。

 

2023.11.16 学校行事
【中学1年】校外学習(京都・嵐山)を実施しました

11月15日(水)、絶好の行楽日和に恵まれた中、中学1年生の校外学習を京都・嵐山周辺で実施しました。

新型コロナウイルス感染症が5類に移行し、嵐山も多くの外国人観光客や一般客、そして学校行事での学生団体などで、賑わいを取り戻していました。また木々が色づき始めており、風光明媚な京都の地で秋を満喫してきました。

  

この校外学習は、古都・京都の散策を通し歴史や文化財への興味を深めるほか、事前・事後の学習を通し、班別活動で「協働」「協力」といった、将来必要なスキルを身につけるトレーニングを行います。また、次年度の研修旅行の予行演習も兼ねており、ちょうど一年 後、生徒たちは遠く離れた長崎の地で、班別自主研修に臨むこととなります。

今回、嵐山周辺を散策する際に利用したのが京福電鉄嵐山線、通称「嵐電(らんでん)」です。嵐電は、嵐山を始めとする洛西エリアの観光地への行楽路線で、一部区間では道路上を車と併走する路面電車としても有名です。この学習で班別活動を行い、その経験を生かして長崎市内での自主研修に臨むこととなります。

 

散策するに当たって、1年生がクラスの枠を越え、12つの班に分かれて事前学習を行ってきました。 事前学習では、この周辺の観光地などについて調べ、また今回チェックポイントとなる「広隆寺」「龍安寺」と「自分たちが選んだ訪問場所」を時間通りに回れるように行動計画を立ててきました。

 

午前9時半、嵐山・中之島公園に集合しました。ここで挨拶、お祈り、班活動中の注意やマナーについて確認をしたあと、いよいよ出発です。

 

行動計画表と地図をもとにチェックポイントを回ります。世界文化遺産に登録されている「石庭」で有名な「龍安寺」や、国宝「弥勒菩薩半跏思惟像」が祀られている「広隆寺」などを訪問して、自分たちの調べてきたことだけではわからない、実際に目で見て肌で感じたことなどを、しおりにメモしていきました。

 

慣れない場所での活動ですが、班員同士が声を掛け合ったり、気配りをしながら散策する様子が各所で見受けられました。チェックポイントの教員を見つけると、たどり着いた安心感からか思わず手を振り、笑顔を見せる生徒もいました。

 

 

全てが計画通りとは行きませんでしたが、最終的にはどの班も大きなけがもなく、約5時間の活動を終えて再び嵐山・中之島公園に集合しました。少し疲れた様子の生徒もいましたが、ほとんどの生徒が充実感に満ち溢れた表情をしていました。1年後の長崎研修では今回の経験を生かしてくれることでしょう。

 

 

散策中に各班で撮影をした画像は、「フォト&キャッチコピーコンテスト」として、事後学習での京都の魅力を伝えるプレゼンにつなげていきます。中学生目線でどのようなフォトジェニックな作品に仕上げるか、楽しみにしていたいと思います。