仁川学院中学・
高等学校

2015 年 5月 記事一覧

2015.05.26 学校行事
【中学】野外活動3日目

5月27日(火)、野外活動3日目(最終日)です。

今日の天気も雲一つ無い晴天でした。身辺整理を済ませ、朝のつどいに集まってくる生徒たちは、時間に遅れることなくほとんどが5分前行動をしていましました。この3日間、ほぼすべての集合でこれができていました。「時間に遅れない」。当たり前のことかもしれませんが、集団行動の中で全員が周りに迷惑を掛けないようにすることは大変で難しいことです。

 

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朝のつどい、朝食のあとは、清掃・退所点検です。3日間お世話になった宿泊棟の部屋、廊下、トイレなどを感謝の気持ちを込めながら清掃して、最後に交流の家の方に確認をしていただきました。

午前中は、この野外活動での最後の研修となる「野島断層保存館」です。退所式を行い、交流の家の方々に挨拶をしたあとは、バスに乗り込み北淡震災記念公園に移動しました。

 

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今の生徒たちにとっては生まれる前の出来事ですが、ちょうど20年前の1995年1月17日、淡路島の北部を震源とする、マグニチュード7.3の地震、阪神・淡路大震災が発生しました。それまで地震が起こらないと言われてきた関西で、死者6434人という未曾有の被害をもたらした直下型の大地震です。そのときに1m以上隆起して現れた断層面をそのままの状態で保存しているのが、北淡震災記念公園にある野島断層保存館です。こちらでは、実際にずれた断層のほか、震度7の揺れを体感できる設備や、断層の上に建っていて実際に生活していた住宅を当時と同じ状態で見ることができます。

 

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また、当時この野島断層近くに住んでいて被災した、語り部の向井さんにご自身の経験を「阪神・淡路大震災で学んだこと」というテーマで、お話して頂きました。向井さんは倒壊した家の下敷きとなりましたが、わずかな空間ができた中で何とか助かることができたそうです。しかし、向井さんと同じ地区の家で同じように下敷きになって6名の方々が命を落としたそうです。九死に一生を得た方の口から発せられる生々しい言葉に、生徒達はメモを取りながら聞き入っていました。

 

昼食をとった後バスに乗り込み、帰路につきました。

 

今回の野外活動で特に3年生はリーダーシップを発揮してよく頑張っていました。この経験を学校生活でも発揮し、今後行われる様々な行事を通じて中学校全体を引っ張って行って欲しいと思います。

また、1・2年生は来年に向けて先輩の背中をよく目に焼き付けておき、最高学年になったときに、今年の3年生以上の活躍ができる野外活動にしていって欲しいと思います。

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2015.05.25 学校行事
【中学】野外活動1日目

「大自然に学び愛せよ、而して創造主に近づけ」(仁川学院訓より)

 

5月24日(日)、本日より2泊3日の日程で野外活動を実施しています。今年も南あわじ市にある、国立淡路青少年交流の家にお世話になり、様々な活動を行います。

前述の学院訓の通り、この野外活動では自然の中での体験を通じて、自然の雄大さを学び、世界の中での自分の位置を見つめ直します。そして、学年を越えた集団生活の中で協調性と責任感を身につけ、自主的に学び・判断して課題を解決する「生きる力」を育むことを目的としています。

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先週からの週間天気予報では天候が心配されていましたが、普段からの行いがよいのか、朝から太陽が燦々と降り注いでいました。

各クラスで朝礼後、高校グラウンドで班ごとに整列をしました。ここから3日間は、普段のクラス単位での活動は一切無く、全て班ごとの行動になります。副班長による健康チェックを行うと、いよいよバスに乗って淡路島に向かいました。

 

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2時間ほどで、国立淡路青少年交流の家近くの若人の広場に到着し、班ごとに昼食をとりました。

昼食後は、最初の研修となる謎解きハイキングです。若人の広場から宿舎となる交流の家までの約5kmの道のりを歩きながら、出題された12の課題を解決していきます。

本日は気温が高く、また急な坂道もあってペースが落ちる生徒もいましたが、班員で励ましあい、荷物を上級生が持つなど協力しながら乗り越えていきました。疲れた表情の中にも、「野外活動が始まったんだ。充実した3日間にしてやろう」というような意気込みが感じられました。

 

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全員がハイキングを終え、交流の家に到着すると交流の家の入所式を行いました。代表の生徒会副会長より施設の方へ向けての挨拶と、これから3日間の抱負が述べられました。

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入浴・夕食後は、「ファッションショー」です。ファッションショーといっても、通常の服を着て歩くわけではありません。学校での事前学習で各班毎にテーマを決め、デザインを考えて作ってきました。それも費用がかからないように、学校にある画用紙やゴミ袋、家から持ち寄った布などを使って、各班が工夫を凝らして製作し、そして最後に、本日のハイキングの最中に浜辺で集めた漂流物を取り付け完成です。

班員に着付けられた各班の男女2人の班長は、一発芸をするなどキャラクターになりきって花道を歩きました。また、サプライズで7名の教員も妖怪になりきって飛出し、会場は大盛り上がりでした。

 

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一日の最後に反省会で班ごとに振り返りを行い、各部屋へと戻っていきました。

 

明日は、この野外活動のメインとなる研修「カッター」と「勾玉・お香作り」が行われます。近年天候が悪く実施できていませんが、明日は晴れ予報です。班で協力し、充実した1日にしてほしいと思います。

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2015.05.25 学校行事
【中学】野外活動2日目

5月26日(月)、野外活動2日目です。

生徒たちは6時に起床して身辺整理を済ませ、7時からの朝のつどいに向かいました。

この野外活動のメインとなるカッター研修のほか、さまざまな研修がこの2日目に行われます。一つひとつをしっかりと取り組んでいきましょうと、生徒代表の挨拶がありました。その後、昨日の謎解きハイキングの結果発表が行われ、僅差ではありましたが優勝は1班ということでした。

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朝食をとった後は、「カッター」と「クラフト製作」に別れて、午後からはその逆の研修を行いました。

 

クラフトでは、勾玉とお香を作りました。

 

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国生み神話では、二神が淡路島の南方に浮かぶ勾玉の形をした沼島に降り立ち、本州や四国、九州よりも先に、まず淡路島を作ったとされています。そんな神話にまつわる島である一方で、日本のお香・お線香の生産量の7割をこの淡路島が占めています。この研修を通じて、淡路島の文化や歴史に触れる機会となりました。各個人で作製していきましたが、班の中で「ここはこうした方がいいよ」などの会話も聞こえ、輪が広がっていってました。

 

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カッターとは、櫂(かい)と呼ばれる木の棒を複数本使って、水をかいで進むボートのことです。研修とは言え危険な海の上に出るので、まずはカッターの上での注意事項や、カッターの乗り方、櫂の使い方など1時間ほどの説明を受けました。説明をよく聞いてライフジャケットを着た後は、いよいよカッターに乗船です。
本日の天気は快晴で風もほとんどなく凪の状態で、絶好のカッター日和でした。しかし、普段舟など漕いだことのない生徒たちばかりですから、なかなかカッターが進みません。それでも少しずつ要領をつかんでいきました。30分ほど海上で練習をしていくと、自分たちで掛け声をかけ、それを全員が揃えるようにすると、驚くほど速いスピードでカッターを進めることができていました。一人ひとりの力は大きくないけれども、みんなが力を合わせることでそれが大きな力になる。この経験はこれからの生活にも繋げていけるのではないでしょうか。

 

夕食後には「キャンドルサービス」を行いました。野外活動では、文字通り「動」の活動が多くありますが、「静」の空間の中で自己を見つめ直しました。

本日のテーマは「祈り」です。祈りといっても様々な形があります。フランシスコの平和の祈りを中心に、代表者が感じた祈りを発表し、その後それぞれが静かな空間の中で祈りについて考え、とても有意義な時間を過ごすことができたのではないかと思います。

 

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1日の締めくくりに反省会を行いました。その中で「最初は全然周りが見えずに指示も出せないでいたけど、ようやく少しずつ班長らしく動けるようになってきたと思います。最後の野活、絶対に悔いの残らないよう、いい思い出が作れるようにしたいです」と言っていた班長の言葉が印象的でした。

 

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最後に、大きなけがもなく無事に2日目を終えたことに感謝しながらお祈りをしました。

明日は最終日です。退所式のあと北淡震災記念公園に移動し、阪神淡路大震災について学びます。昼食をとった後、15時頃帰校予定です。

2015.05.12 学校行事
【中学】第1回生徒総会を実施しました

5月12日(火)7校時、コルベ講堂にて生徒総会を行いました。

この生徒総会では、学校生活をより良くしていこうと、生徒会が中心となって昨年度の活動・決算の報告や、今年度の生徒会活動や委員会の取り組みなどを生徒全員の前で報告します。

 

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平成27年度の仁川学院中学校生徒会の活動方針は「進化する生徒会」です。その中で、「朝の挨拶運動」「宗教朝礼時の教室施錠」「コルベ講堂の沈黙」を生徒会が中心となって、取り組んで行きます。

また、前回の自治委員会の集会では、この方針に従ってそれぞれの活動内容と目標が話し合いによって決められており、本日は各委員長より報告が行われました。

 

本年度の生徒会は昨年度に引き続き、高校との連携をはかって様々な活動を行っています。特に朝の挨拶運動では、毎朝中学・高校の生徒会の生徒や各クラスの正副委員長が、校舎の入り口の前で大きな声で登校してくる生徒や教員に挨拶をしてくれています。また、学院祭などでも中学・高校が一体となって取り組み、生徒全員が行事を楽しめるように生徒会の生徒がアイディアを出し合って取り組んでいます。

生徒会の活動を中心に、教員にやらされて行うのではなく、生徒一人ひとりが自発的に行動して自分たちの手でより良い学校にしていってほしいと思います。

2015.05.08 学校行事
【高校】第3回体育祭を実施しました

平成27年5月8日(金)、第53回体育祭を実施しました。本日の天気は快晴。絶好の体育祭日和となりました。

 

高1から高3の全校生徒で行う行事として今年度初めてとなった体育祭。生徒達は持てる力を出し切り、全身で楽しんでいました。高1は、入学から1ヶ月が経ち、さらに団結力が深まったことでしょう。高3にとっては高校生活最後の体育祭となり、どのクラスも悔いのないよう競技も応援も全力を尽くしていました。

 

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三種混合競走では、担任の先生をメンバーに加えむかで走で勝負しました。

 

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仁川ライフリレーでは、今年初めての競技、キャタピラレースが登場。みんな苦戦していました。

 

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高1の集団行動、高2、高3による組み体操とリズム体操の様子。高1は短い練習時間の中でも高い完成度を見せてくれました。組み体操は迫力で会場を圧巻。女子のリズム体操は明るい表情に見ている側も自然と笑顔になりました。

 

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クラブ行進、対抗リレーでは、各クラブがユニフォームを着用し、リレー形式でパフォーマンスを披露してくれました。

 

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大縄跳びは接戦でした。台風の目、綱引き、クラス対抗リレーと続き、どの競技でも各クラスが団結力を発揮し、充実した表情が随所に見られました。

 

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閉会式では、生徒達の達成感に溢れる様子がうかがえ、あらためてクラスの絆が強まったことが感じられました。今後の学校生活つながるよう期待しています。

 

結果は以下の通りです。

 

《結果》

優勝   高3ー3

準優勝  高3-7・8