学校行事

6/8(金)第22回未来予想図を行いました

2018.06.19

6月8日(金)5・6校時に5・6年生を対象に同窓生特別授業「未来予想図」が行われました。

今回で22回目を迎えるこの行事は、仁川学院小学校同窓会設立以来、同窓会と小学校が協力して取り組む最も重要な活動のひとつです。今回も社会の一線で活躍する先輩方が、ご自身の仕事や働くことの価値など様々なことを子どもたちに伝えてくださいました。

 

5年1組 「アートを支える仕事とは」株式会社カワチ 代表取締役社長 河内 卓也先生(25回生)

画材店とはどういったものを販売しているのか、またお店を運営するにあたってどのような工夫をすれば物が売れるのかといった内容をお話いただきました。ネット販売が主流になってきた時代に、ネット販売ではなく、店頭販売でしかできない工夫について、実際店頭に置いている商品を見せていただき、お客様を引き付けるアイディアを教えていただきました。普段あまり入ることのない画材店について学ぶことができたため、今回教えていただいた様々な工夫に目を向けて画材店に入ってみると、新たな世界が広がり心躍る空間になるのではないかと思います。お話だけでなく、仁川学院小学校を宣伝するためにPOP(ポップ)をグループで制作しました。子ども達の思う仁川学院の良いところを意見として出し合い、とても楽しそうに活動をしていました。

5年2組 「お寺の仕事~プロジェクト7分の2 ~高野山真言宗深山飯盛寺 副住職 杉本 成範先生(29回生)

 5時間目は、お寺の仕事はどんなものかをお話ししてくださいました。我々の知っているお経をあげたりお葬式をしたりといったものから、雪かき、草刈り、滝の掃除や勉強会といったお仕事の裏側までお話しいただき、皆興味津々で話を聞くことができました。授業の後半ではお経を読んでいただいたり、普段お寺で使う鐘や鈴を使わせていただいたりと、めったに経験できないこと満載の一時間でした。
 6時間目は、「7分の2」というキーワードから、お寺の現状をお話しいただきました。「日本全国に7万7千ものお寺がある」「そのうち2万のお寺には住職がいない」という衝撃的な話から、お寺の良さを皆に知ってもらえる取り組みを考えているということを聞きました。そこから「みんなにもアイディアを考えてほしい」と子ども達に意見を求められ、班でポストイットと模造紙を使って、「どうすればお寺を盛り上げることができるか」の話し合い活動を行いました。時間にして10分程度でしたが、「仏様ぴかぴか大作戦」「お寺運動会」「一日住職体験」など、面白い意見が出て大盛り上がりでした。最後は先生が考えたお寺を盛り上げる取り組みの話を聞いてあっという間の1時間が終わりました。
 先生が最後に教えてくださった「人は足りないからこそ助け合える。足りないことをバカにしないで」という言葉は、班活動、グループ活動を大切にしている52組の子ども達に、これからもずっと覚えておいてほしい大切な言葉です。 

6年1組 「医学部大学病院の教授のお仕事」兵庫医科大学内科学 リウマチ・膠原病科教授 松井 聖先生(10回生)

医師という仕事の全体像を丁寧に子どもたちにお話してくださいました。医師になるためにどんな勉強を何年間するのか、医師になったらどんな研修を受けるのか、内科と外科の違いやどんな分野があるのかなどを○×クイズを取り入れながら楽しくわかりやすく教えていただきました。これまで漠然としか理解していなかったお医者さんの世界のことがよくわかる2時間の授業でした。子どもたちは、お医者さんになるにはとても勉強しないといけないし、なってからも研修を積んでいかないといけないということを知り、大変な仕事だと理解しました。

6年2組 「総合商社のお仕事~世界に羽ばたく日本の商社~」伊藤忠商事株式会社 開発調査部長代行 的場 佳子先生(15回生

 

「商事会社って何をするの?」お話を聞く前の子ども達はそんなことを心の中で思っていたことでしょう。しかし実際に授業が始まると、あるわあるわ自分達が知っている企業名。洋服、食品、自動車、石油、はたまた保険まで、ありとあらゆる物を扱っていると知り、みんなびっくりでした。貿易については5年生の社会科で学んでいたので、外国とやり取りすることについて、ピンときた子ども達も多かったようです。最後はお店からバナナの発注を受けたという設定で、為替レートをもとに費用を計算し、見積書を作 成しました。「商事会社ってすごいな!」が子ども達の終わったときの感想です。2時間で商事会社がどんなことをしているか、しっかり理解できた子ども達でした。