国際交流

2014 イタリア研修旅行A班 7・8日目

2014.12.20

イタリア研修旅行A班「12月19日(金)20(土)/7,8日目」の様子をお伝えします。

イタリア研修旅行も今日が最終日。イタリアの地を離れることはとても寂しいことですが、家族が待つ日本に無事帰りたいと話す生徒もいました。

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今朝の起床時刻は午前6時00分、外の気温は2℃。眠い目をこすりながら生徒たちは午前6時45分からクラス順にバスに乗り込み、一路ローマ空港を目指しました。

 

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午前10時ローマ空港に到着し、搭乗および出国手続きを済ませて、定刻の12時25分、香港国際空港に向けて出発しました。約12時間のフライトでしたが、機内では、隣の友達と思い出を語り合う、疲れにているのか眠ってしまうなど、それぞれ思い思いに過ごしていました。

 

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途中、香港国際空港では乗換待ちの間、約1時間半の自由行動時間がありました。生徒たちはそれぞれ思い思いに免税店でショッピングをしたり、お腹を満たしたり、仮眠をとったりしていました。そして、10時30分(香港時間)に出発し、関西国際空港をめざします。生徒たちは「香港まで約12時間のフライトは長かった。でももうすぐ研修旅行が終わってしまうのかと考えるとさみしい気持ちがする」と口々に話してくれました。

 

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約3時間の関西国際空港までの道のり、イタリア・ローマから合計15時間に及ぶフライトの末、ほぼ定刻で日本に無事到着しました。入国審査を終え、スーツケースを受け取り、関西国際空港駅の北広場に8日ぶりに再度集合しました。到着口や北広場には多くの保護者の方が出迎えに来られ、家族との久々の再会を喜び合う光景や笑顔が素敵でした。そして、研修旅行の締めとしての解団式。田端校長先生と添乗員さんからお言葉をいただき、7組のイタリア研修旅行委員が「研修旅行を今日で終わらすのではなく、明日からも活かしていきましょう」との挨拶をし, 渡邊先生より「昨日の夕食時にちょっぴり感動しました。と言いましたが、残りの感動は3学期に期待しています」との言葉を頂きました。また、竹中先生より「人生の基軸となるものを持って帰れたのではないでしょうか。世界一の高校生活となるように」とのエールを頂きました。その後、生徒全員で保護者の方々に「ありがとうございました。」 と感謝のお礼と、イタリア研修旅行にかかわったすべての方々へ拍手をし、三本締めで解団式を締めました。

解団式後も北広場に生徒たちが残って、クラスごとにお世話になった添乗員さんに全員でお礼の言葉を伝えたり感謝のプレゼントを渡したり、添乗員さんを囲んでの写真撮影をしたりしていました。

このイタリア研修旅行全体に関して、6名の生徒が感想を綴ってくれました。それを、以下に掲載します。
★ このイタリア研修旅行を通じて、日本とイタリアの生活や文化の違いを知ることが出来ました。英語やイタリア語を使わないといけない環境だからこそ、自分で考え工夫することが必要です。そして、自分の考えを相手に伝えられたときは達成感がありました。この研修旅行で学んだことをいかしてこれから頑張っていこうと思います。
★この研修旅行ではたくさんのことを学び、感じることができました。私にとっては初めての海外でした。イタリアでは日本では味わうことの出来ない文化や今まで出会ったことのないような人たちとの交流がありました。様々な体験をし、イタリアにいる時間が最高の研修旅行でした。そして私の人生の中で一番濃い一週間でした。この研修旅行で学んだことをこれからの学校生活に活かしていきたいです。
★今回の研修を終えて感じることがたくさんありました。クラスメイトの日常生活では見られない意外な一面や、意外な性格にびっくりすることがたくさんありました。今回の研修を終えて、ただ「あ~楽しかった~」と思うだけではなく、今後の生活にどう活かすかを自分なりに考えて、これからの生活を送っていきたいと思いました。
★1週間イタリアに滞在しましたが、日本との文化の違いに驚かされました。しかし、現地の人と片言でもイタリア語で話すことにより、現地の人は親切に接してくれました。ここで私はわずかながら異文化間での接点を見いだせたような気がしました。私たちはこのように異文化間であっても人と人とのつながりを大切に、心の開かれた「“新”の国際人」を目指します。私たち52期生のイタリア研修旅行は本当に素晴らしいものとなりました。

★今回の研修旅行ではいろいろなことを経験し学ぶことが出来ました。数多くの美術品や建造物は当時の風貌を残しており、それらは私たちの心に大きな印象を残してくれました。また今回の最大の目的であるアッシジの研修では、聖フランチェスコの心をさらに強く感じることが出来ました。サン・フランチェスコ大聖堂でのベネディクションは今までの自分を見つめなおし、夢や目標を再確認できた良い経験になりました。そして、研修旅行で得たことをこれからの人生の糧とし支えとして生きていきます。Grazie!
★とても早い1週間だったように思えます。私たち仁川学院はサン・フランチェスコ大聖堂でベネディクションが行うことのできる世界でたった一つだけの学校です。そのことをしっかりと自覚することの出来る学習を私たちはできたと思います。この感受性豊かな今の時期に研修旅行をしたからこそ、一瞬一瞬の感動を大切にできたのだと思いました。今52期生の私たちには自立が求められています。イタリア研修旅行を通してこれからの将来の中で私たちが同自立していくか、を考えるとてもいい機会になりました。そしてベネディクションでシモーネ神父様が問いかけてくださった、神から与えられた美しさは何か、自分が思う美しい人とはだれかを日々の生活の中で探していきたいです。この研修旅行を支えてくださった周りの皆さんには感謝の気持ちでいっぱいです。本当にありがとうございました。Grazie!!

A班のイタリア研修旅行もこれで全行程が終わりました。この研修旅行を様々な面で支えてくださった多くの方々への感謝の心を。彼らが自分たちだけでできたという「達成感」を忘れずに。聖フランシスコとアッシジについて直接肌で学んだ仁川学院生としての誇りを大事に。この3点をもって3年生0学期に臨んでほしいと思います。

最後になりましたが、近畿日本ツーリストの皆様、現地のガイド・運転手・ホテルスタッフの方々など、研修旅行の成功のために関わってくださった全ての皆様に、教員一同心よりお礼申し上げます。そしてこの研修旅行を支えてくださった保護者の皆様、本当にありがとうございました。

この一週間の旅で、本物の美術作品や建築物にふれたことは彼らの一生の宝物になると思います。これだけ多くの本物に出会えたことは自分の指標であったり、価値観であったり、感覚を研ぎ澄ませることにも役立つでしょう。研修旅行を経て一回りも二回りも成長したA班の生徒達。顔つきも1週間前とは大きく変わったと感じます。残りの仁川学院での生活、また、これからの人生の道のりの中で、この旅で感じたこと、学んだこと、達成できたことが生徒達の支えとなり今後の活かされることを心より願っています。