先生のブログ

礼儀と恥

 「礼儀正しくあれ」。これは人として当たり前のことである。礼儀はその人の人格に対する尊敬の念から生まれるものだから、外見のみのものは、実質が伴わない虚礼であって、先方をあなどるようなものである。また、自分の利益のために尽くす礼はへつらいであり、財産の前にひざまずくようなものである。

 「恥を知れ」という叱責の常套句がある。江戸時代後期の大名、津軽信明がこんなことを言っている。「人は誰も恥を知らなければならない。恥を知らなければ忠義も孝行もないであろう。行動の基準はこの恥を知ることから始まる。そうであるなら恥じるべきもののひとつは、それぞれがその家に伝わる家業を忘れることだ。これは大きな恥である。例えば、出家しても仏の道を知らず、医者が薬を知らないのも恥のひとつである。自分が為すことがあるのに、しないでいるのはなおさら恥である」。今は恥よりも損得、金儲けか。しかし、古くさいかもしれないが、これは真理だと思う。(政)

カテゴリー

アーカイブ

ページトップへ戻る
仁川学院 〒662-0812 兵庫県西宮市甲東園2丁目13番9号
Copyright © 2013 NIGAWA GAKUIN All Rights Reserved.

サイトマップ | 個人情報保護方針