先生のブログ

1度きりの人生、「生きる」とは…?

先日、部屋の片付けをしていると古いアルバムが目に留まり、思わず手に取りページを開いてみると、なんとそこには10代20代の頃の懐かしい写真がありました。自分が生まれて半世紀以上経ったことを改めて実感。平均寿命が延び、人生85年時代を迎えようとしている今、折り返し地点を既に過ぎているのです。そう思ったとき、「生きる」ということについて、私なりに少し考えてみました。

日常生活において、たいていの人は「変化」を嫌い、「安定=幸福」と考えがちだと思います。そう言う私自身も、これまで安定志向型で生きてきた人のひとりです。しかし、「生きる」ということは、そもそも不安定なものであり、いかに連続する変化に適応していけるかということだと感じるようになりました。変化といっても良いことばかりではありません。今まで順調にいっていたことが上手くいかなくなる。人間関係や身体の異変。世の中には自分の力ではどうすることもできないことが沢山あります。それならば、たとえ平凡な日常であったとしても何事にも心から感謝し、喜び、変化を楽しむことが大切であると思えるようになりました。自分の心の持ちようで、精神的に楽になり、価値観も変わるものだと気づきました。究極、「生きる」ではなく、「生かされている」ということなのかもしれません。

「生きる」ということは、時として悩み、苦しみ、傷つくことでもあるけれど、それは、決して無駄なことではなく、人間としての魅力をそなえ、その後の成長へと導くものだと信じたいと思います。私は自分が悩んだり、心が折れそうになった時、以前に読んだ「ある本」を思い出します。そこには、おおよそ次のようなことが書かれていました。「真珠貝はそのままでは真珠という実を結べない。外部から異物をもって貝の膜に傷をつける。傷ついた貝は、自らその傷を癒すために特殊な粘液を出す。その癒しの業が美しく輝く真珠となる。」というような内容でした。これまでの人生を振り返ったとき、一つひとつのできごとが多くの意味をもつものであり、痛みを痛みとしながらも、これからは小さくてもいいから、自分の心の中に美しい真珠をつくって生きていきたいと思います。                  (起)

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