先生のブログ

2016年

春遠からじ

先日とある部活動を終えた生徒達数名が、私を呼び、こう言った―。

「先生の机の上にあるものを見てください」

恥ずかしながら、机上整理が苦手な私。かつては生徒の連名で「机をきれいに」ととがめられたことすらある。今回も似たようなことかと申し訳ない気持ちで職員室に…。

案の定、一番目立つように一枚の紙がおかれているではないか。

 

“Happy Birthday!”

 

数名の名前と、メッセージが添えられていた。ウラ紙一面に書かれたこのサプライズ。純朴な中学生達の姿に心が動かされた。

 

その日の夕方。

人気が無くなった職員室に、模試を終えた高3生が訪ねてきた―。

 

「先生、今日誕生日やったでしょ」

 

疲れた表情の彼女は、帰宅前にわざわざ友人と中学に立ち寄ってくれたようだった。中1で担任を持ってから、もう5年が過ぎた。年が明ければいよいよ彼女たちは戦いの舞台に進む。

 

「どうや?」とありきたりな質問をしてしまう私に、数秒彼女は無言。

 

If winter comes, can spring be far behind?

冬来たりなば春遠からじ。

 

大丈夫。自分を信じてがんばれよ!

2016年の「先生のブログ」は今日が最後です。

来たる2017年がみなさまにとってすてきな1年になりますように…。

では、良いお年を!!

(幸)

年の瀬にて

2016年もいよいよあとわずかとなりました。

明日で仕事納め…なのでしょうが

実際のところはそうもいかないのが現実でして…

 

家に帰れば大掃除が待っていて

あわただしく帰省の準備に追われ

帰省すれば家族や親戚付き合いに時間を費やし

財布の中身は何かと減る一方で

食べれば無駄なものだけがやたらと身につき

正月が終わる頃には何とも言えない後悔だけが残り

そして新しい年の仕事始めを迎える…

 

わかっていながら毎年同じことを繰り返す、未熟者の私です。

 

とはいえ、私に限らずこのような年末年始をお過ごしになる方は

少なくないのではないでしょうか。

 

どうやら『年の瀬』の『瀬』というのは

元々は資金繰りが苦しいという苦境を表した言葉で

江戸時代の庶民のくらしの中から生まれたものだそうです。

今は昔と違えど、年末の忙しなさには何かしら

相通ずるものがあるのでしょうね。

 

そういう意味では、このような『年の瀬』の過ごし方は

悪くないのかもしれません。

むしろ、問題なのは年始の方…

来年の正月はどこまで改善できるか…

とりあえず、これ以上無駄なものを身につけないように

努力してみます。   (亀)

一年の締めくくり

学院創立60周年を迎えた平成28年が、あと5日ほどで終わろうとしています。

この一年間、日々の授業やテスト、そして行事など様々な形で教育活動が行われました。生徒の皆さんが互いに協力し一生懸命取り組んで、一定の成果が得られたと思います。しかし、非常に努力をして頑張った生徒がいる反面、ただなんとなく時間を過ごしてしまい結果が出せなかったという生徒もいるように思います。一年を締めくくるに当たって、この一年を反省し、冬休み中に新しい年の目標をしっかり定めて欲しいと願っています。自分の可能性を信じ、積極的に次の一歩を踏み出してください。

平成29年がすばらしい年になりますように! (正)

受験本番へ向けて

20・21日の2日間、センター試験本番を想定して校内最後の模試を実施しました。
今はサッカーの試合で言えば残り後1分、あるいはロスタイムに当たるのかもしれません。怒涛の攻めと必死の守り。リードしている側、されている側、どちらにしても、体力的にも精神的にも厳しいまさに極限状態です。この状態で最後に勝つのは…。
センター試験を皮切りに始まる一般入試も、試験終了まで勝負の行方は全くわかりません。高校3年生のみなさんは、志望校へ向けて今までも一生懸命に頑張ってきたことでしょう。しかしながら、それは周囲のライバルたちも同じ。本当の勝負はここからです。冬休みの約20日間、ラストスパートをかけて最後の最後までこれまで以上に頑張った人が、最後には合格通知を手にすることができます。
例年、センター試験の日はとても寒くなります。残り23日…。体調には十分に留意して、くれぐれも風邪などひかないように。そして当日、今までの努力が最高の形で報われますように。我々教員も、最後の最後までみなさんのサポートに全力を尽くします。

研修旅行後記

先週研修旅行が無事に終了し、生徒たちが書いた振り返りを時間をかけて読んでいます。顔文字を使ったり喜怒哀楽を表現したりと、とても気持ちのこもった文章ばかりで、ついつい時間を忘れて読んでしまいます。彼ら自身もこの研修旅行を通してたくさんの学びを実感していると思いますが、私自身が一番感じたことは、彼らの自発性を育む好機になったということでした。

飛行機やホテル、班別研修と常に集団で行動する中で、自ら考えて動かないといけない場面が多々ありました。それを実践できた生徒達は、日々の振り返りの中で互いの仲が深まっていくのを実感できたのではないかと思います。私が彼らを見ていてそう感じたのが、4日目のクラス写真撮影時でした。1日目は男女で分かれていたり集まるのに時間がかかったりと、どこかにひっかかりがみえていましたが、4日目は自然と集まって自然と笑顔になっていました。意識という『目に見えない問題』でしたが、結果として『目に見える成長』がたしかにそこにはあり、それを感じたときは本当に嬉しくなりました。

しおりを読んでいる中で、「一生の思い出」「最高」「一番楽しかった」などの表現が多用されていることにも嬉しくなります。研修も含め学びも大変多くありました。そういったことも含め、彼らの中でこの旅行が大切なものとして記憶に残ってくれることこそが本当の成功と言えると思います。

(朋)

 

芸術散歩

紅葉の季節も終わりに近づき、だんだんと冬が深まってきた今日この頃。みなさんは伊藤若冲という画家をご存じでしょうか。この秋、京都にある京都市美術館にて「若冲の京都 KYOTOの若冲」展が開催され、大盛況の内に、この12月4日をもって終了しました。

伊藤若冲は、18世紀の京都で活躍した、花鳥画を多く描いた画家です。精細な描写から力強く大胆な筆墨まで、様々な表現の作品を多く残し、彼の写生力、装飾的な表現、斬新なタッチの水墨画に多くの人々が魅了されています。生誕300年を記念したこの展覧会は、入場制限がかかるほどの混雑で、入館でに1時間以上並ぶことも。独自の世界観で作り上げられた作品は、綿密な計算と粘り強い制作姿勢に支えられています。赤は赤でも、少しずつ微妙に違った色彩のその美しさが彼の絵画への真摯な姿勢を物語っています。

多くの人々の心を震わせることの出来る画家、若冲。次は、12月13日から来年の1月15日まで、京都国立博物館で「特集陳列 生誕300年 伊藤若冲」展が開催されます。京都市美術館で見逃した人は、年末年始の時間を使って是非、京都へ足を運んでみてはいかがでしょうか。

あっという間

今日、高校3年生は高校生活最後の定期考査を終えました。3年間担任をしてきましたが、本当に「あっという間」だったなと感じます。振り返ればたくさんのことがありました。楽しいことも、つらいことも、互いに協力しあって乗り越えていく中で、生徒たちの成長を感じました。もうすぐ彼らの勝負の大学一般入試が始まります。これまでの勉強に自信を持ち、そして仲間がいることを忘れずに、全力で戦ってほしいと思います。信じられないほどの力をこれまで何度も見せてくれたので、私は生徒たちの底力を信じています。この「あっという間」の時間にはたくさん、たくさん、いろいろなものが詰まっています。教師としてその瞬間に立ち会えたことが何よりも幸せです。全員笑顔での卒業を目指して、ラスト2か月ともに頑張りたいと思います。(恵)

ピークエンドの法則

「ピークエンドの法則」をご存知でしょうか?

「人の記憶・印象というのは、ピーク時の印象と最後の印象が全体の印象となって残る」というものです。だから、何事も最後に『よかった!』と思える教育が大切なのだと思います。

高校生活において、ピークとあとで感じる行事はなんでしょうか?クラブ活動の人もいれば、学院祭の人もいると思いますが、修学旅行を最高の思い出と感じる人も多いと思います。

明後日の日曜日から、本校初の「沖縄研修旅行」が始まります。「自然学習と平和学習を体験したい」と、生徒自らが作り上げてきた研修旅行です。カヌー体験やサイクリングに加えて、防空壕に実際に足を踏み入れて感じるものは、大きくて重厚な思い出となることでしょう。

高校生活だけでなく、人生のピークともいえる青春期を過ごす高校二年生と共に、この日本のために命を捧げた「ひめゆり」の息遣いを聞くことで、心から「よかった」と思える研修旅行にしたいと思います。

防空壕   竹

 

A Lesson from Gorillas

ゴリラは、お互いに喧嘩が起きたときに、雌や年少の小さいゴリラがその仲裁に入るそうです。止める時は力を使いません。

ゴリラは体も大きく、力も強いので、力尽くで争いを止めることもできるはずです。なぜ力を使わないのでしょうか。

 

現在授業で使用している高校1年生の教科書『LANDMARK  English Communication I』(啓林館)の一節には、このように書いてあります。

If other gorillas use force to stop a fight, frustration remains and another fight may happen.

 

では私たち人間は、争いに対してどのように反応しているでしょうか。

We humans often use force to control others.   Some countries use great military and economic force to stop fights between countries.  This method doesn’t solve any problems.

 

「和」を保つゴリラたちの姿から、私たち人間が学べることは多いと実感しました。(啓)

 

普段の学び

 生徒のみなさんは,普段の学びをどの程度日常生活の中で意識していますか。普段習っていることが,日常生活の中でつながったとき,意外に新鮮な気持ちになりますよ。

 例えば,中学校の理科では,気象の単元で日本付近の天気について学習します。その中で,「西高東低」という言葉が出てきます。この言葉は冬の気候を表すもので,日本から見て西の大陸側に高気圧が,東の太平洋上に高気圧が位置しているということを表します。「気圧」とは,空気の圧力(空気の押す力)で,空気は圧力の大きい「高気圧」の側から圧力の小さい「低気圧」の側に動きます。つまり,「西高東低」のもとでは,風は寒い西の大陸側から東の日本側へ向けて吹きます。シベリアなどの大陸側から風が吹いてくるからとても寒いのです。

 これから寒くなります。天気予報などで「西高東低」と聞けば,普段の学習を思い出してください。そうすれば,ただ「寒い!」だけではなく,少しは「面白い!」と感じることも出来るかもしれません。(豊)

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