校長先生のブログ

(聖書)心の向かい方

『今わたしは人に取り入ろうとしているのでしょうか。それとも、神に取り入ろうとしているのでしょうか。』(ガラテアの信徒への手紙1章10節)

使徒パウロが書いたこの文書は、イエス・キリストの死後そう遠くない時期に書かれていますが、そんな頃からイエス・キリストの福音(教え)は危機に晒されていたことも感じさせます。

絆

10節の前後(6~8・10節)には、こう書かれています。

「キリストの恵みへ招いてくださった方から、あなたがたがこんなにも早く離れて、ほかの福音に乗り換えようとしていることに、わたしはあきれ果てています。
ほかの福音といっても、もう一つ別の福音があるわけではなく、ある人々があなたがたを惑わし、キリストの福音を覆そうとしているにすぎないのです。
しかし、たとえわたしたち自身であれ、天使であれ、わたしたちがあなたがたに告げ知らせたものに反する福音を告げ知らせようとするならば、呪われるがよい。
こんなことを言って、今わたしは人に取り入ろうとしているのでしょうか。それとも、神に取り入ろうとしているのでしょうか。あるいは、何とかして人の気に入ろうとあくせくしているのでしょうか。もし、今なお人の気に入ろうとしているなら、わたしはキリストの僕ではありません。」

 

パウロの周囲には個人的な思惑で、またキリストの福音をよく理解しないで、自分勝手に自分の都合で解釈する人々もいました。キリストの教えの真理を深く考察していたパウロからすれば、それは到底譲れない問題であり、同時にキリスト教神学の危機でもあったのです。しかし、伝える相手は「人」ですから、道から逸れていく人を正しい方向へ導くのはパウロからしてもどれ程大変だったことでしょう。
人間関係の難しさで、言うべきことがあるのに言えなかった経験が皆さんにもあることでしょう。その時、「自分は誰によく見られたいのか!?」という問いに向き合い、自分なりの答えが出せたならば、それが正解ではなくても、そのプロセスは大切なのではないでしょうか。

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